コアラ(イメージ)
日本の約22倍の広さを持つオーストラリア。世界遺産は20件(2025年6月現在)あり、アボリジナルピープルの文化と豊かな自然環境が魅力の国です。世界最大級の美しいサンゴ礁が続く「グレートバリアリーフ」や、壮大な「エアーズロック」、太古の息吹を感じる「タスマニア原生林」など、訪れるだけで「地球に生かされている」と感じるような魅力たっぷりのオーストラリアの観光スポットをご紹介します。
目次
- エアーズロック/ウルル(エアーズロック)
- カタ・ジュタ国立公園(エアーズロック)
- オペラハウス(シドニー)
- ブルーマウンテンズ国立公園(シドニー)
- グレートバリアリーフ(ケアンズ)
- キュランダ(ケアンズ)
- キュランダ観光鉄道(ケアンズ)
- バロン渓谷国立公園(ケアンズ)
- ケアンズナイトマーケット(ケアンズ)
- スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ(ケアンズ)
- レインフォレステーション(ケアンズ)
- ピナクルズ(パース)
- ロットネスト島(パース)
- ウェーブロック(パース)
- シャーク湾/モンキーマイア(パース)
- ランセリン砂丘(パース)
- キングスパーク(パース)
- マーガレットリバー(パース)
- サーファーズ・パラダイス(ゴールドコースト)
- カランビン自然動物公園(ゴールドコースト)
- スプリングブルック国立公園(ゴールドコースト)
- メルボルン市内のトラム(メルボルン)
- グレートオーシャンロード(メルボルン)
- フィリップ島(メルボルン)
- ガリ/旧フレーザー島(ブリスベン)
- カカドゥ国立公園(ダーウィン)
- タスマニア原生地域(タスマニア)
- サラマンカ・マーケット(タスマニア)
- ワイングラス・ベイ(タスマニア)
- オーストラリアの囚人遺跡群
No.01 エアーズロック/ウルル(エアーズロック)
エアーズロック/ウルル(イメージ)
エアーズロックはオーストラリアの中央部、ノーザンテリトリーに位置する巨大な一枚岩で、世界中から観光客を惹きつける神秘的な存在です。アボリジナルピープルの言葉で「ウルル」と呼ばれる巨大な赤い岩は、聖なる場所であり、多くの伝説や神話に登場します。岩の割れ目や模様一つ一つに物語や教訓が込められており、現地ツアーではその意味を知ることができます。日の出や日没の時間帯に、真っ赤に染まるエアーズロックの姿は神々しく、大きな感動を与えます。麓を歩きながら岩肌を間近に観察できる「クニヤウォーク」などのアクティビティも人気です。
赤い大地にそびえる地球の歴史を刻む巨岩
オーストラリア大陸中央部に広がる壮大な大地にそびえたつのが、ウルル=カタ・ジュタ国立公園の中にあるエアーズロック。高さは約348m、外周は約9.4kmにも及びます。エアーズロックの西に約40kmには36個に及ぶ岩の群れ「マウントオルガ」があり、たくさんの岩の頭が砂漠の中から突き出しているように見えます。エアーズロックもマウントオルガも、古くからアボリジナルピープルの聖地として崇められてきました。
No.02 カタ・ジュタ国立公園(エアーズロック)
カタ・ジュタ国立公園(イメージ)
カタジュタ(オルガ岩群)を含む「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」は、ウルル(エアーズロック)の西約40 kmに位置し、1987年に自然遺産として、1994年に文化遺産として世界遺産に登録された場所としても知られています。「カタ・ジュタ」は先住民の言葉で「many heads(多くの頭)」を意味し、36の巨大な岩のドーム群から成り、最も高いマウント・オルガは546 mの高さを誇ります。数億年という歳月が造り出した異星のような地形で、赤土と青空のコントラストが極めて美しく、朝焼けと夕焼け時の岩肌の変化が幻想的なスポットです。
No.03 オペラハウス(シドニー)
オペラハウス(イメージ)
オーストラリアの象徴的な建築物「オペラハウス」は、1959年に着工し完成までに14年を要した壮大な建造物で、2007年に世界遺産に登録されました。デンマーク出身の建築家ヨーン・ウツソンによって設計された、帆船や貝殻を連想させる流線型の屋根は、プレキャスト・コンクリートパネルで構成され、光の加減で美しく変化します。オペラ・オーストラリアやシドニー交響楽団の本拠地としても知られ、コンサートホール、オペラ劇場、ドラマシアターなど複数の会場があり、木材と音響設計が融合した空間となっています。
オペラハウスの内観(イメージ)
スタッフのおすすめPoint!
最大の魅力は何と言ってもその外観。当時まだ無名だったデンマークの建築家ヨーン・ウツソンが設計した独創的な形状と構造設計の困難さなどにより工事は大幅に遅れ、実に14年もの歳月をかけてようやく完成しました。オペラやコンサート鑑賞だけでなく、歴史や建築秘話が聞けるオペラハウスツアーも開催されているので、建築に興味のある方は是非足を運んでみて下さい。また独特なデザインの建物の外観もさることながら、ハーバーブリッジを主とした周りの景色も見どころです。
No.04 ブルーマウンテンズ国立公園(シドニー)
ブルーマウンテンズ国立公園(イメージ)
ブルーマウンテンズ国立公園は、シドニーから車で約1~2時間の距離にありながら、壮大な自然と深い原生林に包まれた世界遺産の大自然エリアです。ブルーマウンテンズの象徴とも言える奇岩群「スリーシスターズ」は、アボリジナルピープルの伝説にまつわる神聖な場所で、展望台「エコーポイント」からは写真映えする壮大な景色が一望できます。ブルーマウンテンズの名前の由来はユーカリの葉から発散される油分が太陽光に反射して山が青く見える現象から。澄んだ空気と青みがかった風景が、訪れる人に癒しと神秘を与えます。
スタッフのおすすめPoint!
100万ヘクタールにもおよぶ森林や砂岩の絶壁、滝、洞窟などの手付かずの大自然が魅力。自然が創り出した絶景スポットが満載です。パワースポットとしても有名なので、大自然の中でエネルギーチャージしたい方にもオススメ。エコーポイントから望む「スリーシスターズ」、シーニックワールドとジャスミン渓谷の谷底を結ぶ大型ロープウェイ「シーニック・ケーブルウェイ」、最大傾斜52度の急勾配が人気のトロッコ列車「シーニック・レイルウェイ」、足元がガラス張りになっている大型ゴンドラ「シーニック・スカイウェイ」などが見所となっています。
No.05 グレートバリアリーフ(ケアンズ)
グレートバリアリーフ(イメージ)
世界遺産「グレートバリアリーフ」は、オーストラリア北東岸に広がる世界最大級のサンゴ礁群であり、世界中のダイバーが憧れる奇跡の楽園です。その広さは総延長約2300kmと日本列島がすっぽり収まる規模で、大小900以上の島々と美しいサンゴ礁から構成されています。生態系も多様で、約1500種の魚、400種以上のサンゴ、ウミガメ、マンタ、イルカなどが生息。サンゴ礁が堆積してできた「グリーン島」の周囲は、白砂のビーチが広がり、シュノーケリングやダイビング、グラス底ボートなどで間近に観察できます。ケアンズからも近く日帰りで訪れることができます。
グレートバリアリーフと亜熱帯雨林の玄関口
年間を通して暖かい南国のケアンズは、観光に抜群に適したリゾート地。街はとても治安がよいので安心。海沿いを散歩してみたり、ナイトマーケットやショッピングアーケードなどを巡るのも楽しみ。ケアンズからは世界遺産グレートバリアリーフやキュランダなどを観光できます。
No.06 キュランダ(ケアンズ)
キュランダ(イメージ)
キュランダはケアンズの北西に位置する小さな山岳の村です。世界遺産の熱帯雨林の中にあり、自然や文化、動物ふれあい体験などが凝縮された場所として多くの旅行者を魅了しています。ケアンズとキュランダを結ぶ「キュランダ観光鉄道」では、熱帯雨林や滝、渓谷の雄大な眺望を眺めながら、約2時間の絶景旅を。「スカイレール」では、バロン滝や広大なジャングルを真上から眺めながらゴンドラで空中散歩が楽しめます。南半球最大級の蝶の保護区「キュランダ・バタフライ・サンクチュアリ」や、オーストラリアならではの動物と触れ合えるパークなども充実しています。
スタッフのおすすめPoint!
世界遺産の熱帯雨林キュランダは、小さいながらも見所満載。コアラやカンガルーといったオーストラリアならではの動物との触れ合いも楽しむことができます。キュランダコアラガーデンズでは、コアラやカンガルー、ワラビーが放し飼いにされていて、餌やりが可能。コアラを抱っこしての2ショットを撮ることもできます。
No.07 キュランダ観光鉄道(ケアンズ)
キュランダ観光鉄道(イメージ)
キュランダ観光鉄道は、ケアンズとキュランダ村を結ぶレトロな観光列車です。1891年開通した歴史ある鉄道で、約2時間かけて世界遺産の熱帯雨林「バロン渓谷国立公園」内を駆け抜け、車窓からは多くの絶景を楽しめます。列車の間近を流れるストーニークリーク滝は圧巻。バロンフォールズ駅では展望台に一時停止し、高さ約250mの壮大なバロン滝を観賞できます。車窓からの渓谷、滝、ジャングルはどこを切り取ってもフォトジェニック。ガラス越しでは味わえない、森の匂いと音を肌で感じられます。
No.08 バロン渓谷国立公園(ケアンズ)
バロン渓谷国立公園(イメージ)
バロン渓谷国立公園は、クイーンズランド州の熱帯雨林地帯に位置し、世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の一部として登録されています。バロン渓谷国立公園の象徴的存在と言える「バロン滝」は高さ約250mを流れ落ちる大瀑布で、特に雨季(12~4月)は水量が増し、轟音とともに流れる圧倒的な迫力を体感できます。キュランダ鉄道やスカイレールからも眺望可能で、展望台からの眺めは息をのむ美しさです。公園内には約1億年以上前から存在するとされる熱帯雨林が広がり、ユーカリやシダの原生林などを眺めながらトレッキング体験ができます。
No.09 ケアンズナイトマーケット(ケアンズ)
ケアンズナイトマーケット(イメージ)
ケアンズナイトマーケットは、ケアンズ中心部のエスプラネード沿いにある、地元の食と買い物が一度に楽しめるスポットで、夕食後に気軽に立ち寄ってショッピングをしたり、食べ歩きをするのにおすすめです。約70のショップが並び、アボリジナルアート、ハンドメイド雑貨、Tシャツ、コスメ、ジュエリーなど種類も豊富。オーストラリア産のナチュラルスキンケアやティーツリーオイル、マカダミア製品など、ローカル感たっぷりのお土産探しに最適です。アジア系屋台グルメも充実しており、多国籍な食事が気軽に楽しめます。
No.10 スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ(ケアンズ)
スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ(イメージ)
スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイは、ケアンズ郊外のスミスフィールドとキュランダ村を結ぶ、全長約7.5kmのロープウェイです。世界遺産に登録されている世界最古級の熱帯雨林の真上を滑空し、360度の大パノラマで、原始のジャングルや雲海、遠くの山々まで一望できます。中間地点で途中下車することもでき、レッドピーク駅では遊歩道を歩きながら熱帯雨林を散策。バロン滝駅では展望台から壮大なバロン滝の景色を楽しめます。
No.11 レインフォレステーション(ケアンズ)
レインフォレステーション(イメージ)
ケアンズ近郊にある「レインフォレステーション」は、ケアンズの熱帯雨林の魅力を体感できるスポットです。約40万㎡の広大な敷地内では、「アーミーダックツアー」が楽しめ、第二次世界大戦で使用された水陸両用車両に乗って、ジャングルを探検し、地上と水上の両方から熱帯雨林の植物や野生動物を観察できます。コアラやカンガルー、ワラビー、クロコダイルなど、オーストラリア固有の動物たちに出会える「コアラ&ワイルドライフパーク(動物園)」や、アボリジニ文化体験などもでき、オーストラリアの文化と自然を一日で体験したい方におすすめです。
No.12 ピナクルズ(パース)
ピナクルズ(イメージ)
パースから北へ約250 km、ナンバン国立公園にある「ピナクルズ」は、自然が創り出した神秘的な風景が広がる人気の観光スポットです。砂漠地帯に無数に林立する石灰岩の塔群は、高いもので約4m近くになり、昼間は白い砂と青空のコントラスト、夕暮れには黄金色に染まる幻想的な光景が楽しめます 。ピナクルズは、太古の海で蓄積された貝殻由来の石灰岩が長い年月をかけて砂や風に侵食され、柱状に残ったもの。その形成過程には複数の説があり、地形学的にとても興味深い場所です 。遊歩道散策やガイドツアー参加、4WDドライブといったアクティビティも人気です。
スタッフのおすすめPoint!
“荒野の墓標”ピナクルズは柱状の奇岩が辺り一面に広がっており、まるで異世界に迷い込んだような感覚を覚えます。夕暮れになると、刻一刻と長くなる奇岩の影と徐々に暗みを帯びていく砂漠地帯、そしてインド洋に沈んでいく夕陽の光景が非常に幻想的で、一瞬たりとて目が離せない絶景を目の当たりにします。
No.13 ロットネスト島(パース)
ロットネスト島(イメージ)
ロットネスト島は、西オーストラリア州の州都パースの沖合に浮かぶリゾートアイランドです。いつも笑っているように見える表情が人気の「クォッカ」という小型有袋類の野生個体が多数生息する場所としても知られ、島のあちこちに出没します。島全体が自然保護区域に指定されており、手付かずの自然が満喫できます。島には約63のビーチと20の湾があり、リトルサーモンベイ、ザ・ベイスン、ピンキービーチなどが特に人気。紺碧の海が美しい、シュノーケリングやダイビングにも最適のスポットです。
No.14 ウェーブロック(パース)
ウェーブロック(イメージ)
ウェーブロックは西オーストラリア州の内陸部にある、まるで波が岩になったような巨大な一枚岩です。高さ約15m、長さ約110mの花崗岩でできており、約27億年もの長い時間をかけた風雨の侵食によって作られました。岩の下に立つだけで、サーフィンしているようなユニークな構図になり、360度どこから見ても映えるフォトジェニックな地形です。アボリジナルピープルの伝説と壁画が残る「マルカズ洞窟」や、カバがあくびをしているように見える「ヒッポーズヨーン」などの見どころがあります。
No.15 シャーク湾/モンキーマイア(パース)
シャーク湾/モンキーマイア(イメージ)
西オーストラリア州の最西端、パースの北約800kmに位置するシャーク湾は、1991年に世界遺産に登録された世界でも有数の豊かな海草帯を持つ、生態系の多様性が非常に高いエリアで、1万頭近くのジュゴンが生息します。中でも「モンキー・マイア」は野生のイルカとのふれあいスポットとして有名で、毎朝イルカが岸辺に来る習性を活かした、レインジャーによる餌付けをご覧いただくことができます。白い小さな貝殻がびっしりと積もった世界でも珍しい「シェルビーチ」や、35億年前の地層中から産出した世界で最も古いの化石記録の一つとも称される「ストロマトライト」がある「ハメリンプール海洋保護区」などのスポットも人気です。
No.16 ランセリン砂丘(パース)
ランセリン砂丘(イメージ)
ランセリン砂丘は、パースの北に位置する真っ白でなめらかな砂の丘が広がる人気アクティビティスポットです。砂丘をスノーボードのような板で滑り降りる「サンドボーディング」は、ランセリンの定番アクティビティ。 4WDやバギーで走る砂丘ドライブ体験では、ジャンプしたり急斜面を登ったりと、スリル満点!ガイド付きツアーで安心して体験できます。海に隣接したこの砂丘は、砂の白と海の青、空のコントラストが美しく、写真映えも抜群です。
白い砂漠(イメージ)
スタッフのおすすめPoint!
ピナクルズへの道中に突如現れるランセリン砂丘は見逃せない観光地のひとつ。「オーストラリアの雪」とも呼ばれおり、さらさらとした真っ白な砂がー面に広がる様は、まるで白い砂漠にも見えます。真っ青な空とインド洋とのコントラストが写真映えする美しい観光地です。
No.17 キングスパーク(パース)
キングスパーク(イメージ)
キングスパークは、パースの中心部に隣接する広大な市民公園です。総面積約400haと広大で、エリアの約3分の2は自然の原生林が残されています。展望エリアからは、スワン川やパース市街のパノラマビューが楽しめ、写真スポットとしても大人気です。8月~11月頃にはキングスパーク内のボタニックガーデンには、広大な西オーストラリア全土から集められた約3000種類のワイルドフラワーが咲き誇り、例年9月に開催されるワイルドフラワーフェスティバルには、国内外から多くの観光客が訪れます。
ワイルドフラワー(イメージ)
大地を彩るワイルドフラワー
オーストラリア国土のおよそ3分の1という広さを誇る西オーストラリア。世界のワイルドフラワーのうち約7割が咲くことでも知られ、約1万2000種以上のワイルドフラワーが咲き誇ります。パースからジェラルトンへ向かう約350kmは「ワイルドフラワー街道」と呼ばれ、8月下旬~10月には一面が色とりどりの野の花で埋まります。
No.18 マーガレットリバー(パース)
マーガレットリバー(イメージ)
マーガレットリバーは、西オーストラリア州の南西部に位置する、美しい自然と豊かなワイン文化で知られる地域です。インド洋に面した海岸線は壮大で、白い砂浜と透明度の高い海が人気のスポットです。サーフィンの聖地としても知られており、国際大会が開催されることもあります。マーガレットリバーはオーストラリアを代表するワイン産地のひとつで、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなど、プレミアムワインの産地として世界的に評価されています。100軒以上のワイナリーが点在し、ワインテイスティングも楽しめます。
No.19 サーファーズ・パラダイス(ゴールドコースト)
サーファーズ・パラダイス(イメージ)
サーファーズ・パラダイスは、クイーンズランド州のゴールドコーストにある国内外から人気の高いビーチリゾート地で、1km以上にわたる白砂のビーチ沿いに洗練された高層ビルが立ち並びます。カビル・アベニュー周辺には、カフェ、レストラン、バー、ショッピングモールが集結。街のシンボルのQ1タワー(クイーンズランドNo.1タワー)の77階にある、展望台「スカイポイントデッキ」からは、360度の大パノラマビューが楽しめます。
No.20 カランビン自然動物公園(ゴールドコースト)
カランビン自然動物公園(イメージ)
ゴールドコーストの「カランビン自然動物公園」は、1947年に開園した歴史ある保護施設で、27haの園内に100種類以上の動物が生息しています。園内にはミニ列車が走り、コアラ抱っこ体験やカンガルー餌付けのほか、毎朝夕のロリキート(野鳥)の餌付けショーが人気です 。2018年には「ロストバレー」エリアが追加され、オーストラリア固有の動物のほかに、東南アジア・南米の生き物も登場。傷ついた動物の治療やリハビリを行う動物病院の見学などもでき、保護活動と教育にも力を入れています。
No.21 スプリングブルック国立公園(ゴールドコースト)
スプリングブルック国立公園(イメージ)
スプリングブルック国立公園はゴールドコースト西部に位置し、1994年に世界遺産に登録された「ゴンドワナ多雨林群」の一部です 。ブナの森やカルデラ地形を一望できるベストオブオール展望台や、断崖絶壁を流れ落ちるパーリングブルック滝など迫力のある大自然が広がります。園内にあるナチュラルブリッジエリアでは洞窟の天井から流れ落ちる滝と、夜にはオーストラリアとニュージーランドに生息する土ホタル(グローワーム)を観賞できます。暗闇に浮かび上がる神秘的な光はまるで星空のよう。野鳥やポッサムなど多様な野生動物との出会いもあり、大自然を満喫できるスポットです。
No.22 メルボルン市内のトラム(メルボルン)
メルボルン市内のトラム(イメージ)
メルボルンのトラム(路面電車)は世界最大級の路面電車ネットワークを誇り、路線総延長は約250km、観光にも通勤にも便利な交通手段です。市内中心部のフリートラムゾーン(無料区間)は誰でも無料で乗車可能で、レトロな茶色い車体が特徴の「シティサークルトラム(35番)」に乗ってメルボルン中心部を一周できます。乗車にはmykiカードが必要(無料区間を除く)で、駅やコンビニで購入・チャージ可能。環境にやさしく、メルボルンらしい体験としても人気です。
歴史ある美しい街 メルボルン
別名「ガーデンシティ」と呼ばれる緑豊かなメルボルン。花が咲き乱れる公園が数多くあり、優雅な雰囲気を醸し出しています。メルボルン市内にはオーストラリア初の世界文化遺産に登録された王立博覧会ビルや、おしゃれなカフェがひしめく路地などたくさんの魅力が詰まっています。郊外に少し足を伸ばせば、美しいブドウ畑が広がる「ヤラバレー」や、野生のペンギンに出会える「フィリップ島」など、オーストラリアならではの自然豊かな絶景に触れることもできます。
No.23 グレートオーシャンロード(メルボルン)
グレートオーシャンロード(イメージ)
グレートオーシャンロードは、メルボルンの南西に位置するトーキーからワーナンブールまでの、全長約250kmの風光明媚な海岸線です。海沿いを走る道中には、断崖絶壁やサーフビーチなど多彩な景観が広がります。特に有名なのが「12使徒」と呼ばれる石灰岩の奇岩群で、夕日に染まる姿は絶景。19世紀に英国船が難破した場所として知られる「ロック・アード渓谷」や、野生のコアラが生息するケネットリバーなど名所も多く、メルボルン観光のハイライトとして人気です。
No.24 フィリップ島(メルボルン)
フィリップ島(イメージ)
フィリップ島はメルボルンの南東、約140kmに位置する人気の自然観光スポットです。最大の見どころは、世界最小といわれる体長30cmほどのフェアリーペンギン(リトルペンギン)の「ペンギン・パレード」で、野生のペンギンが夕暮れに海から巣へ帰る愛らしい姿を間近で観察できます。他にもコアラ保護センターや、野生のオットセイが生息する「シールロックス」など見どころも多数。家族連れにもおすすめの癒しと感動の島です。
No.25 ガリ/旧フレーザー島(ブリスベン)
ガリ/旧フレーザー島(イメージ)
ブリスベンの北に位置する「ガリ」は南北約120kmほどの世界最大級の砂島で、世界遺産にも登録されています。砂丘の上に広がる亜熱帯雨林など世界でも珍しい景色が楽しめ、島内ではエコツーリズム体験ができます。高い透明度と白い砂浜が美しい淡水湖「マッケンジー湖」など、島内には40以上の淡水湖が点在し、島の東側にある「75マイルビーチ」には、真っ白なビーチに打ち上げられた難破船マヘノ号が佇みます。島にはいくつもの遊歩道が設置され、多様な動植物に出会えます
No.26 カカドゥ国立公園(ダーウィン)
カカドゥ国立公園(イメージ)
カカドゥ国立公園は、ノーザンテリトリー準州に位置するオーストラリア最大の国立公園で、世界自然遺産と文化遺産の両方に登録されています。約2万㎢もの広大な園内には、湿地や断崖、渓谷が広がり、豊かな生態系とアボリジナルピープルの文化が共存しています。ウビアやノーランジーでは、狩猟や精霊、動植物が描かれた、「X線画法」と呼ばれる独特の岩壁画を見ることができます。多くの種類の野鳥が生息し、イエローウォーターリバーではワニに遭遇することができます。
No.27 タスマニア原生地域(タスマニア)
タスマニア原生地域(イメージ)
タスマニア原生地域は、オーストラリア南東のタスマニア島に広がる世界遺産で、5つの国立公園が含まれています。約1万2000年前にオーストラリアから分離したことで、太古の植物や動物が独自の進化を遂げ、絶滅危惧種のタスマニアンデビルや希少なカモノハシなどの野生動物が生息しています。タスマニア原生林の中でも人気の高い「セントクレア湖国立公園」のクレイドルマウンテンは、氷河が造り出した雄大な山岳風景が魅力。クレイドルマウンテンを仰ぎ見ながら歩くダヴ湖一周ハイキングも人気のアクティビティです。「マウントフィールド国立公園」には冷温帯雨林から高山植物地帯まで多様な自然が残ります。
No.28 サラマンカ・マーケット(タスマニア)
サラマンカ・マーケット(イメージ)
サラマンカ・マーケットは、タスマニア州ホバートのサラマンカプレイスで毎週土曜日に開かれる屋外マーケットで、地元住民や観光客に人気のイベントです。約300以上の露店が並び、地元産の野菜や果物、タスマニアに生息している動物がプリントされた衣類や手工芸品、ナチュラルグッズ、ストリートフードなど多彩な商品がそろいます。1830~40年頃に建てられた石造りの倉庫群を背景に、音楽パフォーマンスやカフェも楽しめ、タスマニアの文化と人々の温かさを体感できるスポットです。
No.29 ワイングラス・ベイ(タスマニア)
ワイングラス・ベイ(イメージ)
ワイングラス・ベイは、タスマニア東海岸のフレシネ国立公園にある、世界的に有名な三日月形の白砂ビーチです。澄んだ青い海とピンク花崗岩のハザード山脈を背景に、ワイングラスのような形の入江が広がり、その自然美は息を呑む絶景。ウォーキングトラック駐車場から展望台までの往復トレイルも1時間30分ほどで楽しめます。フレシネ国立公園内には、野生のワラビーやポッサム、ハリモグラなどタスマニアならではの動物が生息し、トレッキング中に出会うことも楽しみの一つです。
No.30 オーストラリアの囚人遺跡群
オーストラリアの囚人遺跡群(イメージ)
「オーストラリアの囚人史跡群」は、18~19世紀にイギリスから流刑された囚人たちの生活と労働の歴史を伝える遺構で、世界遺産に登録されています。登録遺跡はタスマニア州、ニューサウスウェールズ州、西オーストラリア州、ノーフォーク島内に点在し、タスマニアの「ポート・アーサー流刑場跡」や「カスケーズ女子工場」、シドニーの「ハイドパーク・バラックス」、パースの「フリーマントル刑務所」などが有名です。監獄や官舎など歴史的建造物が今も残り、建物や施設跡を通して当時の厳しい環境を知ることができます。
「大地の息吹を感じる旅へ!オーストラリアおすすめ観光スポット30選」はいかがでしたでしょうか。画面越しでは伝えきれない、壮大な自然と癒しが、あなたを待っています。ぜひ一度訪れてみてくださいね。
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