いざ地球の裏側へ!ブラジル観光スポット10選

更新日:2023年03月17日

イグアスの滝(イメージ)

イグアスの滝(イメージ)

国土は広大ですが、サンパウロやリオデジャネイロといった大都市近辺であれば、名勝や史跡がコンパクトにまとまっているのがブラジル。まずは目当てのエリアを決めてから、その周辺を順に回るようなプランがおすすめです。

この記事は2019年8月に書かれたものです。
2023年3月現在、ブラジルへの入国、現地情報については、クラブツーリズムのブラジル特集内で随時更新しております。

\今年は海外旅行へ!現地の気候や治安情報も掲載中/

No.01 イグアスの滝

(イメージ)

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イグアスの滝は、ブラジル南部のパラナ州、イグアス川の下流にある世界最大の滝です。「悪魔の喉笛」と呼ばれる落差82mもの大瀑布を中心に、大小275もの滝が、幅4000mの間に連続して位置しています。国際空港もある最寄りの観光都市、フォス・ド・イグアスから路線バスとシャトルバスを乗り継ぎ、滝の最寄りであるホテルで下車、そこから遊歩道で滝まで歩いていくというのが、一般的なアプローチとなります。

スタッフのおすすめPoint!

275の滝の最奥に位置する「悪魔の喉笛」はイグアスの滝最大の見どころ。大量の水が最大落差82mを流れ落ち、重低音が響き渡ります。まさに悪魔のうねり声のような迫力です。11月から3月にかけての雨季がおすすめといわれますが、上流で水量調節を行っているため、一年中観光を楽しめます。イグアスの滝ではボートツアーが特に人気。ゴムボートに乗って、ずぶ濡れになりながら間近に滝を見るスリル満点のアクティビティです。

No.02 リオデジャネイロ

リオデジャネイロ(イメージ)

リオデジャネイロ(イメージ)

ブラジル南東部に位置するリオデジャネイロ州の州都にして、世界有数の大都市、それがリオデジャネイロです。毎年2月頃に開催される地上最大のショー・リオのカーニバル、世界遺産にも指定されたコルコバードの丘やコパカバーナ海岸などの景観など、ブラジルのみならず世界でも有数の観光地が数多く揃っています。また、ボサノヴァやショーロといったポピュラー音楽の発祥地でもあります。

スタッフのおすすめPoint!

リオデジャネイロのシンボルとして世界的に知られる、白く巨大なキリスト像は、1931年にブラジルの独立100周年を記念して建てられました。麓から登山電車で約20分、標高700mほどの丘の頂上へ。手を広げて立つキリスト像の足元から、リオの町並みや美しい海岸、内陸の山々など360度パノラマの絶景が楽しめます。コルコバードや市街の観光を楽しんだあとは、手軽なローカルフードとして人気のリオ名物「ガレット」(若鶏の炭火焼き)をぜひ。

No.03 サンパウロ

サンパウロ(イメージ)

サンパウロ(イメージ)

港町であるリオデジャネイロとは対照的に、標高800mの高原に広がるのが、リオデジャネイロを上回るブラジル最大の都市・サンパウロ。19世紀半ばよりコーヒーの産地として徐々に発展を始め、1867年に60km離れた外港・サントスと鉄道で結ばれてからは、世界各地からやってきた移民によって、多彩な文化を内包する国際都市となりました。20世紀初頭には日本からの移民も加わり、リベルダージと呼ばれる日本人街を形成しています。

スタッフのおすすめPoint!

サンパウロ旧市街(セントロ地区)の中心地・セー広場。その一角にあるセー大聖堂(メトロポリターナ大聖堂)は巨大なドームに高さ約97mというゴシック様式の2本の尖塔がそびえ、約8000人を収容する南米最大級の教会です。聖堂へと連なる椰子の並木、ブラジルの宗教史を描いたステンドグラスやモザイク画がブラジルらしい独特の雰囲気を醸し出しています。旧市街の散策後は豆と豚肉や牛肉を煮込んだ名物料理「フェイジョアーダ」をどうぞ。

No.04 レンソイス・マラニャンセス国立公園

レンソイス・マラニャンセス国立公園(イメージ)

レンソイス・マラニャンセス国立公園(イメージ)

ブラジル北東部・マラニャン州の大西洋に面した最北部に位置するのが、レンソイス・マラニャンセス国立公園。宇宙からも見えるほどの大規模な白砂の砂丘には、青く輝く無数の湖が点在します。レンソイスとは、ポルトガル語で「シーツ」の意味。シーツのような真っ白な砂丘は、水晶の成分である石英が、太陽光に反射して白く見えるようになったものです。260km離れたマラニャン州の州都・サンルイスからのツアーが一般的です。

スタッフのおすすめPoint!

およそ15万haもの広大な砂丘が広がるレンソイス・マラニャンセス国立公園。その特徴は、白く輝く美しい砂の色です。真っ白な姿から「白砂漠」ともいわれています。一面に広がる白砂漠も絶景ですが、ぜひ訪れてほしいのは雨季の終わる6~9月。地下水の水位が増し、純白の砂丘にエメラルドグリーンの湖が無数に現れます。湖と白砂漠が幾重にも重なる光景は圧巻。絶景を上空から眺める遊覧飛行や、湖で泳ぐアクティビティが人気です。

No.05 サルバドール旧市街

サルバドール旧市街ペロウリーニョ通り(イメージ)

サルバドール旧市街ペロウリーニョ通り(イメージ)

ブラジル北東部、バイーア州の州都にして、ブラジル最初の首都でもあるサルバドール。またの名を「バイーア」とも呼ばれるこの都市は、崖の上に広がる歴史的な建物が多い旧市街と、20世紀以降に開拓された平地の新市街に大きく分けられます。世界文化遺産にも登録された歴史地区・ペロウリーニョを中心に、16世紀に建てられた数多くの家屋や教会、モニュメントを巡るツアーが人気です。

スタッフのおすすめPoint!

旧市街のうち、ヨーロッパ植民地時代の雰囲気が強い上町(シダーデ・アルタ)は、リオ・ブランコ宮殿やサンフランシスコ教会など見どころがたくさん。約80mの崖の下に広がる下町(シダーデ・バイシャ)や湾の眺望もきれいです。崖に設置された大型エレベーターで上町と下町をめぐるのはここならではのユニークな体験。ココナッツミルクの魚介シチュー「ムケカ」など、アフリカ系移民の影響を受けたバイーア料理もおすすめです。

No.06 アマゾン

アマゾン(イメージ)

アマゾン(イメージ)

言わずとしれた、世界最大の流域面積をほこる大河川、アマゾン川。その流れと、周囲に広がる密林、そして大湿原は、都会では絶対に味わえない大自然で一杯です。都市部の観光もついでに楽しむなら、沿岸部河口近辺のベレン。壮大な風景を手軽に楽しむなら、中流域最大の都市・マナウス。マナウスまでは大型船も航行できる開けた風景が広がりますが、そこから先には「緑の魔界」とも呼ばれるジャングルが広がっています。

スタッフのおすすめPoint!

アマゾン川では一年を通して豊かな自然を楽しめますが、おすすめは水位が上がる6月です。乾季に陸地だった場所が水面下15mほどに沈んでしまうこともあり、ボートに乗ってアマゾン川を進めば、水面から樹木が生えているような神秘的な光景に出くわすことも。樹木の上部で過ごす野生のサルと同じ目線で眺めることもできます。自然豊かなアマゾンですが、都市部には歴史的建造物など、歴史・文化に密接に関わる観光スポットもあります。

No.07 イビラプエラ公園

イビラプエラ公園(イメージ)

イビラプエラ公園(イメージ)

1954年、サン・パウロ市政400週年を記念して作られた市営公園。約120ヘクタールの敷地内には、広大な芝生に大小の池、見本市会場や体育館、博物館などの様々な施設が点在しています。世界最大規模の美術博覧会、サンパウロ・ヴィエンナーレのメイン会場としても知られるほか、日系人にもゆかりのあるサンパウロの公園だけあり、園内には桜並木や日本庭園も設けられています。

スタッフのおすすめPoint!

スポーツフィールドや近代美術館、ジョギングコースなどもあり、週末は家族連れでにぎわいます。クリスマスシーズンの夜に行われる美しい噴水ショーもおすすめです。公園内のパヴィリオン・ダ・ビエンナールはイベント会場として知られるモダニズム建築の建造物。巨大な窓や高い天井、各フロアで曲線を描くスロープなどが特徴です。桂離宮をモデルに造られた見事な書院造の「日本館」も有名で、はるか地球の反対側で伝統的な日本建築に出会える喜びを体験できます。

No.08 サンパウロ美術館

サンパウロ美術館(イメージ)

サンパウロ美術館(イメージ)

サンパウロの中心に位置する、中世から現代に至る各時代の西洋美術の名品を数多く収蔵した美術館。1969年に完成した現在の建物は、4本の巨大な赤い柱、そこから伸びる梁から直方体の建物がぶら下がるような外観の、高床式建築で作られています。この建物の内部は、柱や仕切壁のない広大な空間。絵画は壁に掛けるのではなく、強化ガラスに入れられて展示されているため、額縁の裏側まで間近で目にすることができます。

スタッフのおすすめPoint!

西洋美術のコレクションの充実ぶりから「奇跡の美術館」と称される南米で最高レベルの美術館です。新約聖書のシーンを描いたエル・グレコの「受胎告知」や、十字架に向かうキリストの姿を劇的に描写したティントレットの「見よ、この人を」、色彩鮮やかなルノワールの傑作のひとつ「麦束を持つ少女」をはじめ、マネ、モネ、ピカソ、ゴッホらの名作を数多く収蔵しています。毎週日曜に美術館近くの広場で開催される骨董市も人気です。

No.09 コパカバーナビーチ

コパカバーナビーチ(イメージ)

コパカバーナビーチ(イメージ)

リオデジャネイロ南東部、大西洋に面したリゾート地。全長4kmにもわたる白い砂のビーチとして、世界的に知られています。海岸沿いには、路面にモザイク模様が敷き詰められた遊歩道が伸び、そのさらに隣にはリオデジャネイロでも屈指の目抜き通り・アトランティカ大通りが走ります。2012年には、隣接するコルコバードの丘などの景観地と合わせ、「山と海との間のカリオカの景観群」として世界遺産に登録されました。

スタッフのおすすめPoint!

コパカバーナビーチの一番の魅力は、全長約4kmの真っ白な砂浜です。曲線を描く海岸線と白い砂浜の美しさから「海の皇女」ともいわれています。人気写真スポットは海岸沿いの路面にある、波模様に石畳が敷き詰められた遊歩道です。この波の模様はコパカバーナのシンボルになっており、長く続く白い砂浜と合わせて写真を撮るのがおすすめ。現地の人には海水浴としてだけでなく、海を眺めながらゆっくりと食事をする場所としても親しまれています。

No.10 ポン・デ・アスーカル

ポン・デ・アスーカル(イメージ)

ポン・デ・アスーカル(イメージ)

リオデジャネイロ南部、大西洋につながるグアナバラ湾に突き出す半島の上にある、標高396mの奇岩。「砂糖パン」という意味のポルトガル語が名前の由来です。奇岩の岸壁のうち東側は、市街地でありながら本格的なロッククライミングが楽しめる名所として知られていますが、普通に登頂するのであれば、標高220mまでの第一ロープウェイ、頂上までの第二ロープウェイと、2つのロープウェイを乗り継いて利用することになります。

スタッフのおすすめPoint!

最大の見どころは頂上から眺める絶景です。弓なりの砂浜が広がるコパカバーナやイパネマ海岸、青い海にヨットが浮かぶ爽やかな風景を、標高約400mの地から眼下に望むことができます。おすすめの時間帯は夕方。少し早めに頂上について、夕焼けに染まっていくリオの町並みを眺めてみてはいかがでしょう。ビールやブラジル定番のカクテル「カイピリーニャ」を片手に贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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