ラテン文化を満喫!キューバ観光スポット10選

更新日:2019年08月26日

ハバナ旧市街(イメージ)

ハバナ旧市街(イメージ)

カリブ海最大の島・キューバ島と、その周辺の島々からなるキューバ。ラテン文化とヨーロッパ文化が融合したこの国は、文豪ヘミングウェイが愛した場所としても知られています。

No.01 ハバナ旧市街

ハバナ旧市街(イメージ)

ハバナ旧市街(イメージ)

「オールド・ハバナ」とも呼ばれる、キューバの首都ハバナの旧市街。もともとスペイン人によって建設が始まったという歴史があり、その街並はヨーロッパとラテン文化が融合したグルービーなものとなっています。レトロな建造物だけでなく、街中を走るクラシックカーも見所のひとつ。1982年には「ハバナ旧市街とその要塞群」の名でユネスコ世界遺産に登録されました。

スタッフのおすすめPoint!

オールド・ハバナは新世界から旧世界へ財宝などを運び出す重要な港であり、造船の中心でもありました。そのため何度も海賊の標的となり、いくつもの要塞が建設されました。今も残るフエルサ要塞、モロ要塞、プンタ要塞、カバーニャ要塞はその歴史を物語っています。また、ハバナを代表するバロック建築であるハバナ大聖堂やスペイン・コロニアル建築の革命博物館などの文化遺産も点在しています。

No.02 バラデロビーチ

バラデロビーチ(イメージ)

バラデロビーチ(イメージ)

キューバきっての観光地であるバラデロビーチ。世界的に有名なこのビーチを訪れる観光客は年間100万人以上にもおよび、ビーチ周辺にはたくさんのホテルや土産物屋が立ち並ぶリゾートタウンが形成されています。抜けるような青空、真っ白でサラサラな砂浜、カリビアンブルーの海。ここで見た光景は、一生忘れられないものになることでしょう。

スタッフのおすすめPoint!

ビーチはもちろん、抜けるような青空の下でリゾートゴルフはいかが。クラブも昼間から開いているので、アルコールや音楽がいつでも楽しめます。おすすめグルメはシーフード。ビュッフェでは新鮮な魚介類を好きなだけ味わえます。カリブの多くのリゾートホテルで採用されているオールインクルーシブを利用すれば、食事やアクティビティはもちろん、アルコールやルームサービスなどすべての料金が含まれているので、いちいち支払いを気にせずに自由に楽しめます。

No.03 革命広場

革命広場(イメージ)

革命広場(イメージ)

革命広場は、ハバナ新市街の中心部にある大きな広場です。広場は国の重要な建物に囲まれ、内務省の壁には英雄チェ・ゲバラの顔が、情報通信省の壁にはゲバラとともにキューバ革命を指導したカミロ・シエンフェゴスの顔が描かれています。広場の北側には、キューバでは知らぬ人のいない革命家ホセ・マルティスの記念碑が建てられており、このエリアのランドマークとなっています。

スタッフのおすすめPoint!

星型の形をした塔が目を引くホセ・マルティ記念碑。最上階の展望台はハバナ市内で最も高く、エレベーターで昇れば市内全方位が見渡せます。革命広場自体は旧市街から離れており、長く観光する場所ではありませんが、ゲバラの肖像画など「これぞキューバ」という写真が撮影できるスポットです。夜になると肖像画がライトアップされ、昼間とは違った顔が見られます。

No.04 トリニダー

トリニダーの街並み(イメージ)

トリニダーの街並み(イメージ)

首都ハバナから車で約6時間の位置にある、世界遺産トリニダー。かつて砂糖取引で栄えたこの小さな街には、植民地時代を偲ばせるコロニアル様式のカラフルな建築物が数多く残り、「街そのものが博物館のよう」と称されています。大広場、歴史博物館、考古博物館、ロマン主義博物館、サンティシマ・トリニダー大聖堂などが街の名所となっています。

スタッフのおすすめPoint!

世界遺産に登録された、16世紀の往時の姿を残す旧市街と9世紀に砂糖生産の中心だったロス・インヘニオス渓谷が最大の見どころです。ラム酒にはちみつとレモンジュースを入れたトリニダー名物のカクテル「カンチャンチャラ」がオススメ。レース編みのリネンや手編みのかごなど、マーケットを散策すれば気に入ったものが見つかるかも。旧市街の主な名所はすべて歩いて回れるので、古き良き街並みや素朴なマーケットをのんびりめぐりたい人はぜひ。

No.05 ハバナ国立美術館

植民地時代から現代までのキューバ美術コレクションを所蔵するファインアート館。古代美術や世界各国の美術品を扱うアストゥリアス中央館。ハバナ国立美術館は、これらふたつの建造物によって構成される美術館です。後の初代館長となる建築家エミリオ・エレディアの尽力によって1913年に設立。その後幾度かの移転を経て、現在の場所に施設されました。

スタッフのおすすめPoint!

映画『怒りのキューバ』のポスターで知られるレネ・ポルトカレーロとピカソの影響を受けシュールレアリスム後期を代表する作家の1人とされるウィフレド・ラムは、キューバ代表する世界的に有名な芸術家です。また、キューバの魂を描くとも評される現代作家ネルソン・ドミンゲスの作品も必見といえます。著名なキューバのアーティストであるリタ・ロンハの近代彫刻は、正面玄関の外で見ることができます。

No.06 マレコン通り

マレコン通り(イメージ)

マレコン通り(イメージ)

マレコン通りは、ハバナの新市街と旧市街を結ぶ海岸沿いの道。カリブ海、クラシックカー、植民地時代の建造物など、いかにもキューバらしい光景が広がります。また道中には、日本人である支倉常長の像も。遣欧使節としてローマに向かった支倉常長は、その道中でハバナにも立ち寄ったと言われ、初めてキューバの地を踏んだ日本人として知られるようになりました。

スタッフのおすすめPoint!

「マレコン」とはスペイン語で防波堤のこと。明媚な遊歩道沿いに続く突堤は「ロングチェアー」とも呼ばれており、天気がよく波が穏やかな日には、市民や観光客がここに腰かけて思い思いの時間を過ごします。カリブの美しい海、歴史を感じさせる植民地時代の建造物群、そして海沿いにそよぐ「ブエン・アイレ(よい空気)」。マレコン通りでは、キューバならではの格別の時間を過ごすことができるでしょう。

No.07 ヴィニャーレス渓谷

ヴィニャーレス渓谷(イメージ)

ヴィニャーレス渓谷(イメージ)

ハバナから日帰りOKの距離にありながら、目を見張るほどの絶景が広がるビニャーレス渓谷。多くの固有種を含む植物たち、昔ながらのタバコ農園、無数の洞窟群、先住民が描いた巨大壁画……自然美と土着文化が融合した独特の景観は、1999年にユネスコ世界遺産にも登録されました。乗馬やロッククライミングなど、アクティビティ体験を楽しむこともできます。

スタッフのおすすめPoint!

眺望の美しさを堪能するなら、渓谷を一望するビュースポット、ロス・ハスミネス展望台がおすすめです。渓谷美はもちろん、伝統農法により栽培されているタバコ農園などが広がる文化的景観を楽しむことができる人気のスポットです。また、かつては先住民が暮らし、独立戦争時には革命家たちの隠れ家ともなった「インディヘナの洞窟」も見逃せない観光スポットのひとつ。効率的に観光するなら、ツアーで訪れるのがおすすめですよ。

No.08 プラヤパライソ

キューバのビーチと言えばバラデロが有名ですが、美しさではプラヤパライソのビーチも負けてはいません。プラヤパライソは一大リゾート地であるバラデロに比べ建物も人も少なく、開放感抜群。スペイン語で「天国」を意味するパライソの名の通り、この世のものとは思えないほどの絶景が広がります。ハバナからは、国内線で30分~1時間ほどで到着することができます。

スタッフのおすすめPoint!

プラヤパライソは、首都ハバナから南に約100キロのカヨラルゴという島にある、絶景で知られる秘境ビーチ。透明度抜群のコバルトブルーの海と白い砂浜が織りなす、夢のような風景が広がります。2015年には米国のテレビ局CNNが発表した「世界のビーチ25選」でも4位にランクインした「キューバで最も美しい」と言われるプラヤパライソ。キューバを旅するなら、ぜひ訪れたいスポットのひとつです。

No.09 シエンフーゴス

世界遺産「シエンフーゴスの都市歴史地区」旧行政府の宮殿(イメージ)

世界遺産「シエンフーゴスの都市歴史地区」旧行政府の宮殿(イメージ)

「南の真珠」とも呼ばれるシエンフーゴスが、キューバ中央部南岸に築かれたのは1819年のこと。当時スペインの植民地であったキューバにはフランス系の移民も多く、シエンフーゴスにもフランスで興った新古典主義様式による建築物が現存しています。キューバ革命時に爆撃されるも歴史ある街並は残り、2005年には世界文化遺産に登録されました。

スタッフのおすすめPoint!

歴史地区にある代表的な建造物のひとつがフェレル宮殿です。一見シンプルに見えるネオゴシック様式の建物の随所に繊細な装飾が施されています。内部は一般公開されており、豪華な調度品や食器など、往時を偲ばせる展示品を見学することも。また、地区内で一際異彩を放つ印象的な外観の建物が、現在はレストランとして営業しているパラシオ・デ・バジェです。贅を尽くした内装を食事とともに楽しむことができます。

No.10 サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(イメージ)

サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城(イメージ)

かつてキューバの首都であったサンティアーゴ・デ・クーバ。カリブ海に面するこの湾岸都市は当時、海賊の襲来に強い危機感を抱いていました。そこで城塞として建設されたのが、サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城。建築には堅固さと機能美を兼ね揃えたルネサンス様式が用いられ、その優雅な佇まいは今もなお失われていません。1997年に世界文化遺産に登録されました。

スタッフのおすすめPoint!

スペイン領時代の軍事建築物で、この城ほど良好な状態で保存されているものは希少なことからサンティアーゴ・デ・クーバの主要観光スポットのひとつになっています。城塞に複雑に配備された弾薬庫や砲台、城内に展示されている当時の武器などは城塞から望む美しいカリブ海とともに必見です。市内でキューバ産のおいしいコーヒーを楽しむなら、カフェが点在するマルテ広場やドローレス広場もおすすめ。ぜひ立ち寄ってみてください。


カリビアンブルーの海に浮かぶ楽園キューバは、コロニアル調の街並みに音楽が溢れ、カラフルなクラシックカーが走る魅力的な国です。観光基本情報やキューバの楽しみ方などもぜひチェックしてみてください。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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