【ポーランド】歴史と暮らしから学ぶ ポーランドの豊かな生活とたくましさ

更新日:2023年01月31日

ワルシャワ旧市街(イメージ)

ワルシャワ旧市街(イメージ)

再びおうち時間が増えている今、いかがお過ごしでしょうか。今回は、ヨーロッパにあり、独自の歴史と文化をはぐくんできたポーランドについてご紹介します!一度は歴史から国名を消したポーランド。日本からは遠い国だと思われるかもしれませんが、意外な日本とのつながりもあります。ポーランド人の不屈の精神と、豊かに生活する知恵にせまってみましょう。

この記事は2020年12月に書かれたものです。
2023年1月現在のポーランドへの入国、現地情報については、クラブツーリズムのポーランド特集内でお知らせしています。

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No.01 ポーランドが歩んできた道

歴史の授業で習った方も多いと思いますが、まずは簡単にポーランドの歴史を振り返ってみましょう。

ポーランドが最も栄えていたのは14~15世紀頃と言われています。今も残る古城がその栄華を、現代にまで語り伝えています。
しかしながら、西のドイツ、東のロシア、南のオーストリアに挟まれ、幾度とない戦争の末、その領土は奪われていきます。18世紀には、周辺強国により国土を分割(ポーランド分割)され、120年もの間、ポーランドという国自体が地図上から消えてしまったのです。
第一次世界大戦では、列強に沿う形で復活したものの、第二次世界大戦では、あっけなくドイツに侵略され、ロシアからも攻め込まれ、美しい街並みは、見るも無残な姿と化してしまいました。
国内外に住んでいたユダヤ人達が、ポーランドにあるアウシュビッツ強制収容所に収容され、虐殺が行われた悲惨な歴史についてはご存知の方も多いでしょう。

アウシュビッツ強制収容所(イメージ)

アウシュビッツ強制収容所(イメージ)

しかし、ここからがポーランド人のたくましさ!
苦難の時代を生きながら、民主化運動を起こし、自身の信仰を守り抜き、1989年にはポーランド共和国となり、再興することができました。
皆さんが訪れた際、注目してほしい場所、ポーランドの首都・ワルシャワ。
第二次世界大戦時、ナチスドイツにより徹底的に破壊された街ですが、今は「壁のひび一本まで忠実に」戦前の姿に復元されています。

ワルシャワ旧市街(イメージ)

ワルシャワ旧市街(イメージ)

全く状況は異なりますが、コロナ禍の今、ポーランド人の不屈の精神に心をはせ、私たちも頑張ろう!と思えます。

No.02 現代のポーランド人の暮らし

~食事~

ポーランドでは伝統的に一日4食という食事のリズム。「あれ?1回多いんじゃない?」と思う方が多いのでは?
朝食は自宅で、職場で午前中にもう一度サンドウィッチなどを食べ、夕方自宅に戻り、家族と夕食を食べます。そして就寝前に簡単にスープなどの夜食を食べ、一日が終わるというサイクルとなっています。
現代においては、資本主義的な働き方に基づき、一日3食とする方も増えてきているそう。

筆者がヨーロッパの中で一番口に合う!と思ったのがポーランド料理。
日本のお味噌汁のような「ジューレック」と呼ばれるライ麦を発行させてつくるスープや、日本の水餃子のような「ピエロギ」、お肉が食べたいときは「ビゴス」「ポーランド風カツレツ」など、何を食べても野菜も豊富で美味しい♪
特別な材料は不要で、ご自宅で作れるメニューも豊富です。レシピサイトなどで検索いただき、一度ご家庭でも挑戦してみてください。

ジューレックスープ(C)G2トラベル

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~色彩豊かなハンドクラフト~

冬が長いポーランド。特に農村部では、冬の日中手工芸品をたくさん作ってきました。
一番有名なのは、ボレスワヴィエツ陶器でしょうか。温かみのあるデザインが素敵です。
また、クラクフからほど近いザリピエ村は、絵本の中に迷い込んだかのようなお花のアートが広がります。

ザリピエ(イメージ)

ザリピエ(イメージ)

~毛織物や刺繍製品~

毛織物や刺繍製品も、とても素敵で思わず買い求めたくなってしまいます。
ポーランド第二の都市・クラクフの中心地にある織物会館で、可愛らしいポーランド雑貨を購入することが可能です。

織物会館(イメージ)

織物会館(イメージ)

No.03 日本とのつながり

ポーランドは非常に親日的な国。ヨーロッパ屈指と言えると思います。
私たちはポーランドのことをどれくらい知っているでしょうか。ピアノの詩人・ショパンや、キュリー夫人がポーランド出身であることを知っている方は多いかもしれません。

ワジェンキ公園(イメージ)

ワジェンキ公園(イメージ)

ポーランドが親日国となるきっかけとなったのは、日露戦争時。ポーランドはロシアの強大な支配に怯えている中、東アジアの小国である日本がロシアに挑み勝利したという事実は、ポーランド人にとって相当な驚きであったそうです。
その後、第二次世界大戦時にはシベリア孤児となったポーランド人を日本人が支援したり、ポーランドの隣国・リトアニアで日本領事館代理を務めていた杉原千畝が多くのユダヤ人を救ったことは、今もポーランド人の心に刻まれているそうです。
実際に1995年の阪神・淡路大震災の際には、20人あまりの震災孤児をポーランドに招待し、温かく迎えてくれたというエピソードもあります。とても義理人情に厚い国民性であることがわかりますね。
今、ポーランドで人気なのは、日本のアニメや漫画。アニメ祭りなども行われています。

No.04 まとめ

いかがでしたでしょうか。筆者の大好きな国ポーランド。次回皆様が海外旅行の計画を立てるときに、候補のひとつに入れていただけると嬉しく思います。
ポーランド1か国単独で充実旅も良し。周辺諸国であるバルト3国と一緒にたっぷり周遊するも良し。ひとりでも多くのお客様にポーランドの魅力が伝わることを心から祈っております。

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『どこでも旅気分/バルト3国&ポーランド編』も是非チェックしてみてください。

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