ロマン溢れる街!フィレンツェ観光地15選

更新日:2023年03月17日

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ルネサンス文化が結晶した街並みは芸術品のようで、街全体が世界遺産に登録されているフィレンツェ。歴史的建築物の大聖堂や礼拝堂、世界的にも有名な作品を展示している美術館など、魅力溢れる都市です!

この記事は2020年7月に書かれたものです。
2023年3月現在、イタリアへの入国、現地情報については、クラブツーリズムのイタリア特集内で随時更新しております。

\今年は海外旅行へ!現地の気候や治安情報も掲載中/

No.01 ドゥオーモ

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ドゥオーモとは、街を代表する教会のこと。フィレンツェでは「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のことを指します。100年以上の歳月をかけて1436年に完成した歴史ある教会で、初期ルネサンスのゴシック建築物として有名な巨大なドーム「クーポラ(円蓋)」が特徴。見どころは、クーポラ内部(ドーム型の天井)にあるフレスコ画「最後の審判」です。事前に予約すれば屋上の見晴らし台に階段で上がることができ、間近で豪華なフレスコ画を見られます。ドゥオーモの内部は入場無料ですが、クーポラの屋上へ上がるには「共通チケットの購入」と、公式サイトでの「事前予約」が必要です。

No.02 ジョットの鐘楼

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ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の南隣に建つ塔。フィレンツェの画家・建築家のジョット・ディ・ボンドーネの設計により、1334年に建築されました。美しいゴシック様式の建築で、大聖堂とサン・ジョヴァンニ洗礼堂とともに「フィレンツェ歴史地区」の一部として、世界遺産に指定されています。見どころは、塔の東側にある屋上。414段の階段を上れば、美しいフィレンツェの街並みを一望できます。入場には、サン・ジョヴァンニ洗礼堂やドゥオーモ付属美術館など、5つの施設に入場できる「共通チケット」の購入が必須。料金は現地購入の場合、大人1名18ユーロです。

No.03 サンジョバンニ洗礼堂

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ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の正面に建つ礼拝堂。最も古いロマネスク様式の建築物と言われ、起源は4~5世紀までさかのぼります。地元の大理石を使った美しい正八角形の形が特徴で、内部の天井一面には黄金に輝く美しいモザイク画が描かれています。1270年~1300年頃に複数の作者により描かれた作品で、その豪華さは圧巻です。そのほか、美しいレリーフが施された3つのブロンズ製の扉も見どころ。東側に設置されている「天国の門」は、ミケランジェロが絶賛したことで知られています。入場には「ジョットの鐘楼」と同様に「共通チケット」の購入が必須です。

No.04 ヴェッキオ橋

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フィレンツェを横断するように流れるアルノ川に架かる橋。ローマ時代からこの場所にあったと言われ、フィレンツェにある橋の中で一番古い橋です。一般的な橋とは違い、橋の両脇に貴金属店やアクセサリー店が並んでいるのが特徴。見どころは、当時の支配者であったメディチ家の専用通路として作られた「ヴァザーリの回廊」。橋の上部に約1kmにわたる通路があり、ヴェッキオ宮殿からピッティ宮殿へとつながっています。現在は美術館になっており、入場料は、3月~10月の観光ハイシーズンは大人1名45ユーロ、11月~2月の観光ローシーズンは大人1名20ユーロです。

No.05 ミケランジェロ広場

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フィレンツェ中心部から少し南東に離れた小高い丘の上にある広場。建築家ジュゼッペ・ポッジによって設計され、1875年に完成しました。「ミケランジェロ」の名前が付いていますが、特に設計に関わっていません。また、広場の中央にはミケランジェロのダビデ像が立っていますが、銅製のレプリカ(複製)です。見どころは、広場から眺める景色。美しいフィレンツェの街並みを一望できます。どの時間帯も魅力的ですが、特に夕日が沈む時間帯は必見。広場にある売店でワインやビールを購入して、お酒を片手に刻々と変わる空の色と街の風景を堪能するのも良いでしょう。広場への入場は無料です。

No.06 ヴェッキオ宮殿

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ドゥオーモから徒歩約10分弱の場所にある宮殿。フィレンツェ共和国時代に政庁舎として使われた後、一時メディチ家が住居に使用されるなど、フィレンツェの歴史に欠かせない建築物の一つです。現在も市庁舎として使われており、一部を見学エリアとして公開しています。見学エリアは、博物館(美術館)・アルフォルノの塔・遺跡・城壁最上部の通路の4つに分類されています。最大の見どころは、博物館(美術館)にある「五百人広間」。天井から壁まで部屋中を埋め尽くすように描かれたフレスコ画は圧巻です。入場料金は、見学エリアの範囲によって異なり、博物館(美術館)のみの場合は、大人1名12.5ユーロです。

No.07 ウフィツィ美術館

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ドゥオーモから東に徒歩約5分の場所にある美術館。レオナルド・ダビンチやミケランジェロなど、イタリア芸術の巨匠たちの作品が約2,500点展示されています。中でも、ポッティチェリの「ヴィーナスの誕生」と、美術館の中でも特に美しい部屋と言われる「トリブーナ」は必見。見学の所要時間は、3時間程度が目安。じっくり鑑賞するなら4~5時間以上は必要です。入場料(現地購入・一般チケットの場合)は、3月~10月の観光ハイシーズンは大人1名20ユーロ、11月~2月の観光ローシーズンは大人1名12ユーロです。人気の観光スポットのため、事前に公式サイトから予約して行くのがおすすめです。

No.08 サンマルコ修道院

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フィレンツェ中心部のサン・マルコ広場にある修道院。現在は一部を美術館として公開し、修道院にゆかりの深い美術品を展示しています。入場料は4ユーロ。ルネサンス初期の建築家・ミケロッツォが手掛けた建物はシックな雰囲気で、落ち着いて美術鑑賞ができます。見どころはフラ・アンジェリコが残したフレスコ画。有名な「受胎告知」も、現物を間近で見ると、淡く繊細なタッチに驚かされることでしょう。「最後の晩餐」は同じタイトルの作品が3点存在しますが、ここではギルランダイオの手による、暖かな色調の「最後の晩餐」が見られます。

No.09 サンタ・クローチェ教会

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フィレンツェ西部のサンタ・クローチェ広場に面する教会。世界最大のフランシスコ派の教会で、16の礼拝堂があります。ジョットとその弟子たちによって装飾された建物は、「フィレンツェ・ルネッサンスの凝縮」と称されるほどの美しさ。5ユーロで教会と併設する美術館に入ることができます。フィレンツェにまつわる有名人のお墓が270基もあり、ミケランジェロやガリレオ・ガリレイ、「君主論」を記したマキャベリ等、芸術作品のようなお墓に参れます。アーニョロ・ガッディの「聖十字架物語」をはじめ、フレスコ画も見応え充分。1時間ほどで観覧できます。

No.10 サンタ・マリア・ノヴェッラ

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フィレンツェのターミナル駅がサンタ・マリア・ノヴェッラ。イタリア・モダニズムの象徴とも称される駅舎も見応えがありますが、周辺には観光スポットがたくさんあります。まずは駅名の由来ともなった「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」。アルベルティによるゴシック様式のファサードはもちろん、マサッチオ「三位一体」やジョット「木製の十字架」等の美術品を鑑賞できます。周辺には「メディチ家礼拝堂」「サンティ・ミケーレ・エ・ガエターノ教会」等の歴史的スポットがあるほか、露天が立ち並ぶ「アリエント通り」、ブランド店が並ぶ「トルナブオーニ通り」も近く、ショッピングも楽しめます。

No.11 フェラガモ博物館

世界屈指の靴のハイブランド「サルバトーレ・フェラガモ」は、1927年、フィレンツェに誕生しました。トルナブオーニ通りにある本店の地下一階には「サルバトーレ・フェラガモ美術館」を併設しています。アーカイブには約10,000点の靴が保管されており、有名な「レインボーシューズ」や、同社のパンプスを一躍有名にしたマリリン・モンローの靴型などの貴重な資料を見られます。館内にはフェラガモ本人が描いたデザイン画も多数展示。ディテールにこだわったデザイン画は美しいだけでなく、見ていて楽しい気分になります。

No.12 THE MALL

フィレンツェ郊外にあるアウトレットモール。グッチ、プラダ、モンクレール等の一流ブランドの製品をお得に手に入れられると、観光客に人気です。アクセスは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのターミナルから出ている直通バスが便利です。チケットは往復13ユーロ、約1時間で到着します。場内は広く、ゆったりとお気に入りの商品を探せます。免税カウンターもあり、手続きが手早く済むのもうれしいところ。ビストロやカフェも完備し、丸1日買い物を楽しめます。

No.13 新市場のロッジア

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ヴェッキオ橋からポル・サンタ・マリア通りを北に進むと、左手に新市場のロッジア(柱廊)が見えてきます。中にはたくさんの露店が並び、主にバッグやベルト、衣類、文具などの工芸品を販売しています。リーズナブルな小物も多く、お土産探しにおすすめ。市場の南にはフィレンツェのシンボルであるイノシシの銅像が立っています。「鼻をなでると幸運がもたらされる」「口の中に入れたコインが格子の下に落ちると再びフィレンツェを訪れられる」等の言い伝えがあり、観光客に人気があります。

No.14 ドゥオーモ付属博物館

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ドゥオーモ広場の東側にある「ドゥオーモ付属博物館」では、フィレンツェに関連する様々な時代の美術品が展示されています。2015年にリニューアルされ、館内は近代的でおしゃれな作り。リニューアルの目玉となったのが、0階にあるドゥオーモのファサードの原寸大レプリカ。オリジナルの彫刻が配されたその姿は、壮観の一言です。ほかにもギベルティ「天国の扉」のオリジナルや、ドナッテロ「マグダラのマリア」など必見の作品がズラリ。入場料は15ユーロとお高めですが、館内には椅子が多くトイレも清潔なため、フィレンツェをゆっくり観光したい方におすすめです。

No.15 ピッティ宮殿

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ヴェッキオ橋をわたった先にあるピッティ宮殿。もともとはフィレンツェで旺盛を誇ったメディチ家のライバル「ピッティ家」が15世紀に建設を始めました。しかし、同家の没落後はメディチ家の管理下となり、現在は歴代居住者たちが収集した莫大なコレクションが、2つの美術館と5つの博物館に展示されています。その中の1つ「パラティーノ美術館」は、リッピ「聖母子と聖母の物語」をはじめ、美術史上に残る名作がズラリ。他にも「近代美術館」「衣装博物館」「ボーボリ庭園」などを併設し、とても一日では回りきれません。じっくり鑑賞したい方は、72時間有効のチケットがおすすめです。


街全体が「屋根のない美術館」と言われるフィレンツェのおすすめ観光スポットをご紹介しました。美しい街並みや歴史・芸術を堪能できるフィレンツェをゆっくり観光してみてはいかがでしょうか。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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