四万十川と共に生きる街!四万十市観光スポット10選

更新日:2019年08月26日

四万十川(イメージ)

四万十川(イメージ)

大規模なダムがなく、太古の姿をそのままに残す四万十川。四万十市はそんな「日本最後の清流」と共に生きる、土佐一條家ゆかりの地です。中心街は京都同様碁盤の目状に区画されており、「土佐の小京都」と称されています。

No.01 四万十川

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四万十川は、全長196kmになる四国最長の一級河川です。流れる水は驚くほどに澄んでおり、「日本最後の清流」とも称されています。カヌーやラフティングといったアクティビティに参加するも良し。遊覧船からゆったりとその美しさを堪能するも良し。レンタサイクルを利用し、川沿いを駆け抜けるのも格別です。また周辺にはいくつものキャンプ場があり、家族連れに人気となっています。

スタッフのおすすめPoint!

見どころは、欄干がなく増水時には川に沈む沈下橋です。橋は四万十川に数多く設置され、渡れば日本の原風景を堪能できます。おすすめアクティビティは舟母船乗船体験。明治末期から昭和30年代に、交通手段や生活物資の運搬としての四万十川流域で活躍していた帆掛け船でゆっくり自然を楽しんだり、櫓漕ぎ体験ができます。また、5月下旬~6月上旬の夜に遊覧船に乗ると出会えるのがホタル。幻想的な光を放ちながら清流沿いを乱舞するホタルは必見です。

No.02 安並水車の里

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数基の水車が、「カッタンコットン」とのどかに回る安並水車の里。安並地区の水車は元々、周辺の村々への分水目的で作られた水路から、水田に水を汲み上げるために設置されました。水車周辺は現在公園に整備され、本来の役目を終えた水車たちは、地元の歴史を伝えるシンボルに。公園内には450本のアジサイが植えられ、こちらも見物となっています。

スタッフのおすすめPoint!

安並水車は四ヶ村溝という名の水路に掛かり、藩政時代に土佐藩山内家の家老・野中兼山によって、周辺の村に水を引くために作られました。明治初頭まで約50基の水車が活躍していましたが、現在は観光用に設置された約15基が穏やかに回っています。公園として整備されている安並水車の里では、今でも水車の周りには田んぼが広がりのどかな田園風景を楽しむことができます。6月下旬に水路沿いを彩るアジサイの時期に訪ねてみてはいかがでしょうか。

No.03 足摺岬

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足摺岬は、四国最南端に位置する岬です。高さ80mにもなる雄々しい断崖絶壁から見渡す景色は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星を獲得するほどの絶景。視界は270度以上に広がり、太平洋の美しい水平線を望むことができます。沖合ではカツオをはじめとする黒潮に育まれた魚介類が採れることから、足摺岬周辺には新鮮な海の幸を提供するホテルやレストランが多数あります。

スタッフのおすすめPoint!

岬の美景を楽しむなら足摺岬展望台へ。全長約18mで大正3年に点灯された足摺岬灯台のほか、美しい朝日や夕日も望むことができます。特に12月から2月の空気が澄んだ晴れた運の良い日には、夕日が沈む瞬間に海面にもう一つの太陽が映し出される「だるま夕日」が見られることも。周辺には、四国霊場88ヶ所巡りの第38番札所金剛福寺など魅力的な観光スポットも豊富です。

No.04 佐田の沈下橋

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四万十川には、沈下橋がいくつもかけられています。沈下橋とは、橋脚が低く欄干のない橋のこと。増水時には川に沈み、減水するとまた利用できるようになるこの橋たちは、四万十川の名物のひとつにもなっています。その中で、全長約300mと最長を誇るのが佐田の沈下橋。欄干がないためスリル満点ですが、渡っているときの自然との一体感は格別です。

スタッフのおすすめPoint!

佐田の沈下橋は、川の本流と支流に数多く掛かる沈下橋の中でも最長で最下流に位置しています。「佐田の沈下橋」の名で親しまれていますが本来の名前は今成橋といい、昭和47年に建設されました。春に訪れると周辺には菜の花が咲き誇り、川沿いを鮮やかに彩ります。車で走行することもできるほど幅のある橋ですが、沈下時に川の流れを遮らないよう欄干がないため、渡る際は端により過ぎて落ちないように注意しましょう。

No.05 一條神社

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一條神社は、土佐一條氏歴代の霊を祀る神社です。かつてこの地にあった土佐一條氏の中村御所。一條神社がその跡地に建設されたのは、1862年のことでした。その後、一條神社は市民から「いちじょこさん」の愛称で親しまれるようになり、毎年11月に行われる例大祭「一條大祭」は市を代表するイベントに。「一條大祭」は、土佐の三大祭りのひとつにも数えられています。

スタッフのおすすめPoint!

京都の文化を取り入れた町づくりや中国の明との貿易で、土佐の小京都と呼ばれるまで地域を繁栄させた一條氏が滅亡後に、一條氏の徳を仰ぎ祠を建てたことに由来する古社です。境内には藤見の御殿跡など一條氏ゆかりの旧跡があります。毎年11月に3日間にわたって行われる一條大祭は、一條氏ゆかりの京都・賀茂御祖神社から御神火をいただき、一條神社の本殿に奉納することから始まります。露店が並び、神楽や市内を練り歩く稚児行列などが見どころです。

No.06 四万十市立郷土資料館

山内康豊の居城であった中村城跡に建つ四万十市立郷土資料館。応仁の乱を避け中村に下向した土佐一條家、そして長きに渡りこの地の発展を見守ってきた四万十川を柱に、地域の文化や自然、ゆかりある偉人の功績などを伝えます。外観は城を模したフォトジェニックな造りとなっており、6階の天守閣部分からは市街を一望することができます。

スタッフのおすすめPoint!

1階のガイダンスフロアでは実際に手で触れたり、映像やイラストを交えて楽しみながら四万十川や市の歴史を学ぶことができます。誰でも一度は耳にしたことがある有名な社会主義者・幸徳秋水にまつわる貴重な資料も展示されています。日本で4本しか確認されていない「七星剣」や激動の幕末時代を生きた樋口真吉の記した勤王運動に関する日記など、地域の人々と四万十川との暮らしを見て学ぶことができる展示物は必見です。

No.07 中村城跡

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応仁の乱を機に、京都から中村に下向してきた一條教房。中村城は、その家老のひとりであった地元の豪族・為松氏によって築城されたと伝えられています。一條家の滅亡後、中村城は山内一豊の弟・康豊を城主として迎えるも、江戸幕府が発令した一国一城令により廃城に。現在は為松公園として整備され、園内には四万十市立郷土資料館があります。

スタッフのおすすめPoint!

四万十市の桜名所で、園内には500本ほどの桜が植えられています。桜が開花する時期に合わせて桜まつりも開催されます。期間中はボンボリが灯り、昼間とは一味違った夜桜が楽しめます。公園は市街地よりも小高い場所に位置しており、近くを流れる四万十川や市街地を一望することができるため、園内からの景色も見どころです。かつての城主の気持ちになって、四万十市の美しい景色をご覧になってみてはいかがでしょう。

No.08 不破八幡宮

不破八幡宮は、一條教房が幡多群の総鎮守として、山城国の石清水八幡宮を勧請した一條家ゆかりの神社。そのことから「正八幡」「広幡八幡」とも呼ばれています。国の重要文化財に指定されている本殿は永禄期のはじめに建立され、室町時代の建築様式が色濃く表れています。男みこしと女みこしを3回ぶつけあうユニークな儀式「神様の結婚式」を執り行っていることでも知られています。

スタッフのおすすめPoint!

本殿は「こけら葺き」の屋根や「三間社流造」といった造りで、再建当時からの歴史の流れを感じさせます。八幡大神を祭っていて、厄除開運のご利益があるといわれています。秋には四万十市のイベントとして毎年2日間「不破八幡宮大祭」が開催されます。中でも「神様の結婚式」は迫力満点です。「神様の結婚式」を始めた当時は略奪婚が頻発していました。全国的にも類を見ないこの神事は、そのような蛮風を戒める目的があったとされています。

No.09 トンボ自然公園

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四万十市では、これまでに80種類以上のトンボが発見されているそう。トンボ自然公園は、そんなトンボの聖地に整備された世界初のトンボ保護区です。園内には、ノウサギやメダカ、野鳥などトンボ以外の生物もたくさん。ハナショウブやスイレンなど四季折々の花々も、来訪者を楽しませてくれます。自然の大切さを子供たちに教えるのに、最適な場所と言えるでしょう。

スタッフのおすすめPoint!

最大の魅力は観察できるトンボの多さです。暑さの厳しい時期ではありますが、おすすめの時期は7月~8月。夕暮れ時には、稀種のネアカヨシヤンマやマルタンヤンマなど、大型のヤンマを見ることができます。トンボ以外にも、春~初夏にかけては満開のハナショウブ、初夏~秋にかけては咲き誇るスイレンを楽しむことができます。季節毎に見ることができる動植物が異なるため、いつ訪れても楽しむことができる場所です。

No.10 物産館サンリバー四万十

中村駅から車で1分、四万十川から車で3分。物産館サンリバー四万十は、四国最大級の物産館です。自然豊かな四万十ならではの地酒、野菜、特産品。食料品以外のお土産も幅広く取り扱っています。またお買い物処の他に、お食事処「いちもん家」の営業も。旬の野菜や地元の魚介類をふんだんに使用したお料理が、リーズナブルな価格でいただけます。

スタッフのおすすめPoint!

四万十川の昔の風情を模した銘菓「筏羊羹」や土佐清水で水揚げされるメジカを加工した「宗田節」など、旅のお土産にはうってつけの商品が揃っています。中でも「四万十蜜芋ロール」は、サンリバー四万十でしか買えないオリジナル商品です。お弁当やお惣菜も取り揃えており、地元の味を手軽に味わうこともできます。ここで買った商品は県外発送が可能なので、荷物に悩むことなく買い物を楽しむことができます。商品によっては通信販売での購入も可能です。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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