足利氏発祥の街!足利観光スポット10選

更新日:2019年08月26日

あしかがフラワーパークの大藤(イメージ)

あしかがフラワーパークの大藤(イメージ)

鎌倉時代より、関東地方における武士の一大拠点として栄えた街。中世最大の高等教育機関といえる足利学校や、足利氏ゆかりの鑁阿寺などの史跡のほか、ソースカツ丼やポテト焼きそばなどのご当地グルメもオススメです。

No.01 あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパーク 大藤ライトアップ(イメージ)

あしかがフラワーパーク 大藤ライトアップ(イメージ)

あしかがフラワーパークは、1997年に開園した花のテーマパークです。なかでも大藤が園のシンボルとなっており、見頃を迎える4月中旬~5月中旬には大規模な藤祭りが開催されます。また草花が停滞期を迎える冬には、もうひとつの目玉であるイルミネーション「光の花の庭」を開催。「光の花の庭」は、関東三大イルミネーションのひとつに数えられています。

スタッフのおすすめPoint!

600畳にも広がるみごとな藤棚と樹齢約150年の大藤が評価され、米国のとある大手メディアで紹介されたことで一躍話題に。9万4000㎡の広大な敷地には、藤の他にもさまざまな種類の花が咲き誇ります。秋に咲く2万株・30万本のアメジストセージもまた美しく、紫色のフワフワとしたセージが花壇を埋め尽くす様子は圧巻です。園内の花屋「花うりば」で珍しい植物や質のよいお花を購入できるのも魅力。花好きの方には一度訪れてほしいスポットです。

No.02 史跡足利学校

史跡足利学校 外観(イメージ)

史跡足利学校 外観(イメージ)

日本最古の学校とされる足利学校。奈良時代とも平安時代とも鎌倉時代とも言われる創建から明治維新後の廃校に至るまで、学問の原点として盤踞していました。その遺跡は足利のシンボルとして残され、1921年には国の史跡に、2015年には日本遺産に認定。現在は足利市教育委員会によって管理され、市民の生涯活動の拠点として親しまれています。

スタッフのおすすめPoint!

瓦屋根の立派な「学校門」をくぐると、日本庭園と茅葺屋根のどこか懐かしい風景が広がります。展示コーナーでは当時の教育に関する資料や道具を見物したり、当時の学生になった気分で「漢字テスト」に挑戦するのもおすすめ。敷地の中央に立つ松は「読めない字を紙に書いて結んでおくと翌日には振り仮名が書いてある」という伝説があり、「字降(かなふり)松」の名で親しまれています。学生でにぎわった当時に思いをはせつつ、ゆったりと散策をお楽しみください。

No.03 足利織姫神社

足利織姫神社(イメージ)

足利織姫神社(イメージ)

足利はかつて、織物や染物で栄えた街でした。足利織姫神社には足利織物の守り神が祀られ、洋服が主流になった今も、1300年以上続いた足利織物の歴史を伝承しています。2018年の5月には、運営80年を記念する「七色」の鳥居が完成。それぞれよき人、健康、知恵、人生、学業、仕事、経営との縁を結ぶ、足利織物神社の新たな名物となっています。

スタッフのおすすめPoint!

明治13年に焼失した社殿が昭和9年から約3年の歳月をかけて現在の姿に再建され、平成16年には社殿や神楽殿などが国の登録有形文化財に選定されました。229段の階段の先に朱塗りのお宮が建つ風景、本殿から望む関東平野は一見の価値あり。男女二人の神様が奉られる本殿は特に縁結びのご利益があると有名で、2014年には「恋人の聖地(NPO法人地域活性化支援センター)」にも選ばれました。大切な人と訪れていただきたいスポットです。

No.04 太平記館

太平記館は、平成3年のNHK大河ドラマ『太平記』の放映を記念して建てられました。足利観光のはじめに立ち寄り、観光情報を得たり自転車を借りたりするのも良し。足利観光の最後に立ち寄り、お土産屋さんとして利用するも良しと、幅広く活用することができます。JR足利駅から徒歩5分、東武足利市駅から徒歩10分というアクセスの良さも魅力です。

スタッフのおすすめPoint!

足利氏ゆかりの地・足利市を観光するのならまず訪れたい場所。観光案内などのサービスはもちろん、テレビドラマ「太平記」で話題となった主人公・足利尊氏を演じた俳優が実際に着装した甲冑の展示も見逃せません。おみやげコーナーには、約100年の歴史をもつ老舗の銘菓「古印最中」や、日本一の大麦の産地ならではの新銘菓「大麦ダクワーズ」など人気の商品が並びます。そんな太平記館が最も空いている時間は午前中。旅の始めに訪れるのがおすすめです。

No.05 鑁阿寺

鑁阿寺(イメージ)

鑁阿寺(イメージ)

真言宗大日派の本山であり、「大日様」の名でも親しまれている鑁阿寺。元々この地は足利氏の邸宅でしたが、1196年に足利義兼が大日如来を奉納した持仏堂を建立。さらに義兼の三男である義氏が堂塔伽藍を整備し、足利一門の氏寺としました。本堂が国宝に、鐘楼や経堂などが国の重要文化財に指定されているほか、「足利氏館」として日本100名城のひとつにも選ばれています。

スタッフのおすすめPoint!

1299年、足利尊氏の父・貞氏によって建立されました。鎌倉時代に中国から伝わった新技術「禅宗様」をいち早く取り入れ、その後の建築構造・装飾の発展を支えました。上下に丸くすぼまるような形の柱に禅宗様の特徴が表れているので、ぜひ注目してみてください。ご本尊とする大日如来には合格祈願や心願成就などさまざまなご利益があるとされ、力強いデザインのご朱印も人気。お寺巡りをしている方にも、歴史好きな方にもおすすめの場所となっています。

No.06 渡良瀬橋

紅葉の第二渡良瀬橋梁(イメージ)

紅葉の第二渡良瀬橋梁(イメージ)

渡良瀬橋は、渡良瀬川にかかる橋のうちのひとつ。森高千里さんの17thシングル『渡良瀬橋』によって知名度を上げ、今では足利を代表する観光スポットとなっています。最大の見頃は、やはり歌にも歌われた夕暮れ時。しかし渡良瀬橋は歩行者の通行が禁止されており、実際に夕日を眺められるのは、並行してかかる歩行者・自転車専用の橋の上からとなります。

スタッフのおすすめPoint!

足利市を南北に分ける渡良瀬川には12本の橋がかかっており、そのひとつが渡良瀬橋です。森高千里さんの『渡良瀬橋』の歌碑があるのは橋の北側。森高さんも実際に訪れたことがあるそうで、ボタンを押すと曲が流れる仕組みになっています。歌詞にもある夕暮れ時は、穏やかな川の流れとトラス橋が作る三角のシルエットが夕日に照らされ、なんとも叙情的。『渡良瀬橋』のファンはもちろん、ファンならずとも心奪われる風景が広がります。

No.07 名草厳島神社(名草巨石群)

名草厳島神社(イメージ) 本殿と御供石-足利市名草にて

名草厳島神社(イメージ) 本殿と御供石-足利市名草にて

JR足利駅から車で約30分。名草厳島神社は、静寂に包まれた山間部に位置しています。駐車場から山道を進んでいくと、国の天然記念物にも指定されている名草巨石群が目前に。厳島神社はその中のとある巨石の上に鎮座しており、その光景は唯一無二と言えるものです。厳島神社の奥地には巨石が密集するエリアがあり、そこが奥之院とされています。

スタッフのおすすめPoint!

昭和17年に始まった「足利七福神めぐり」のひとつで、弁天様が祭られている神社です。参道に巨石や奇石が並ぶ神秘的な光景が印象的ですが、その奥の巨石の上に建つ本殿はまさに圧巻。また、社殿の隣には高さ約11メートルの巨石「お供え石」が鎮座していて、下をくぐり抜けられるようになっています。巨石の下は狭い洞窟状で、くぐり抜けることで子宝と安産のご利益があるといわれています。ここにしかない独特な風景と体験を、お楽しみください。

No.08 ココファームワイナリー

ココファームワイナリーは、ワインのテイスティングや醸造場の見学が楽しめるワイナリーです。この地に葡萄畑が開かれたのは昭和33年のこと。その後、昭和55年にココファームワイナリーができ、昭和59年に最初のワインが出荷されました。気軽に参加できる約45分の見学コースから、ワイン造りがみっちり学べる約4時間半のセミナーまで、幅広く用意しています。

スタッフのおすすめPoint!

「適地適品種」の考えのもと、100%日本産のブドウで作る安全で上質なワインが味わえることが最大の魅力。2000年の九州沖縄サミットの晩餐会ではスパークリングワイン「МОVО」、2008年の北海道洞爺湖サミットでは赤ワイン「風のルージュ」が振る舞われたことで、一躍話題の醸造所に。そんな自家製ワインが購入できるショップでは、おすすめのワインの試飲も楽しめます。ワイン好きの方には、ぜひ一度訪ねていただきたいスポットです。

No.09 栗田美術館

栗田美術館(イメージ)

栗田美術館(イメージ)

佐賀の地で発達した高級磁器「伊万里」と「鍋島」。栗田美術館は、江戸時代に生産された「伊万里」と「鍋島」のみを展示する、極めて個性的な美術館です。3万坪という広大な敷地内には本館をはじめ、歴史館、資料館、陶磁研究所などいくつもの建物が建ち、収蔵される磁器の数は1万点以上。展示室の設計や磁器の飾り付けなどは、すべて創立者である栗田英男氏が手がけたと言います。

スタッフのおすすめPoint!

鮮やかな絵付けが印象的な陶磁器「伊万里」は、その美しさで当時の人々を魅了しました。筆だけで装飾された初期の作品「染付山水文大鉢」、絵の具や金彩で装飾された後期の作品「色絵赤玉雲龍文鉢」はどちらも美しく、技師たちの努力と文化の発展がうかがえます。また「鍋島」の展示室には、重要文化財でもある「色絵岩牡丹植木鉢文大皿」があり、薄手の成形と破綻のない染付の技巧が実にみごと。ショップでは陶磁器の購入もできる、見どころが多い美術館です。

No.10 足利市立美術館

足利市の再開発事業の一環として、1994年に開館した足利市美術館。市の集合住宅に併設する全国的にも珍しい美術館で、アートを身近に感じられる場所として親しまれています。川島理一郎など足利にゆかりのある芸術家の作品を集めるほか、市民からコレクションの寄贈を受けるなど、地元に深く根を下ろした独自の路線が魅力となっています。

スタッフのおすすめPoint!

足利駅から徒歩10分というアクセスのよさ、海外の作家から地域の作家までを扱う展示内容の幅広さから、地元の多くの人に親しまれています。観覧無料の「郷土作家コーナー」では、足利にゆかりのある作家の作品や、周辺の神社が保管している宝物を期間ごとに公開するなど、何度訪ねても楽しめる美術館になっています。ショップでは図録やポストカードのほか、足利ならではのグッズも充実。カフェも併設しているので、観光の合間に立ち寄られてはいかがでしょう。

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