歴史を知ればもっと楽しめる!浅草おすすめスポット8選

更新日:2018年07月25日

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江戸時代から繁華街として栄え、今も下町の風情を残す街・浅草。国内外のお客様から人気の観光地は、歴史的な建築物が多々ある一方で、東京スカイツリーなどの新しい名所も誕生し、古さと新しさが共存し進化し続けている街です。

No.01 雷門

風神・雷陣が守護する浅草寺の総門である「雷門」。正式名称は「風雷神門」といい、朱塗りの門の向かって右側に風神、左側に雷神が安置されていることに由来しています。雷門は浅草のシンボルであり、初めての浅草観光は是非ここからスタートして欲しいところ。有名な赤い大提灯は、高さ3.9m、直径3.3m、重さ約700kgにもなります。

スタッフのおすすめPoint!

現在の門は、1960年に松下電器産業(現パナソニック)社長・松下幸之助氏の寄進により再建されたもの。いつから「雷門」と呼ばれるようになったのかははっきりしていませんが、文化年間(1804~1818)に「神の神雷門に居候」という川柳が残っていることから、この頃には雷門という名称が一般化していたようです。迫力ある風神雷神像はじっくり見る価値があります。

No.02 仲見世

浅草寺の表参道である仲見世。朱塗りの店舗が道の左右に並んだ雷門から宝蔵門までの長さは、250mにも及びます。日本で最も古い商店街のひとつとされ、始まりは元禄から享保(1688~ 1735年)の頃といわれています。大正12年の関東大震災や昭和20年の戦災で焼失した歴史があるものの、その都度、人々の努力によりいち早く復興を遂げてきました。

スタッフのおすすめPoint!

仲見世通りはお土産店だけではなく、地元の方向けの靴やバック、おもちゃなどのお店も並び、古き良き商店街の赴きが感じられる場所です。また、きびだんごや浅草名物「雷おこし」、職人さんが一枚ずつ炭火で焼き上げたおせんべいなどが名物のグルメスポットとしても有名です。ただし仲見世通りでは「食べ歩きはしない」のがマナー。その場で“できたて”をいただきましょう。

No.03 浅草寺

「浅草観音」の名でも親しまれる浅草寺は、628年に創建された都内最古のお寺。本堂の東側に東向きに建つ「二天門」は1618年に建てられた重要文化財で、第二次世界大戦にも焼け残った貴重な建築物です。他にも多くの重要文化財を持ち、見どころが盛りだくさん。1年を通じて大勢の観光客が訪れ、7月のほおずき市や年末の羽子板市など様々な行事も行われています。

スタッフのおすすめPoint!

最大の見どころは、鮮やかな朱塗りが美しい高さ約30mの本堂。こちらには本尊である聖観音菩薩像をはじめ7体の仏像が祀られています。仏像が安置されている内陣と参拝をする外陣では、それぞれに別の天井画が描かれているので要チェック。他にも、本堂と雷門の中間に位置する2階建ての「宝蔵門」は、楼上に宝什が納められているためその名が付きました。魔除けの大わらじもひときわ目を引く存在です。

No.04 東京スカイツリー

今や「東京タワー」と並ぶ、東京を代表する観光地になったのが、この「東京スカイツリー」です。情緒溢れる下町にそびえ建つその高さは634mを誇り、日本一の建造物かつ、世界一高い電波塔です。足元にはショッピングやグルメが楽しめる商業施設「東京ソラマチ」や「すみだ水族館」などがあり、2012年の開業以来、大勢の観光客で賑わっています。

スタッフのおすすめPoint!

東京スカイツリーの最大の見どころは、「天望デッキ・展望回廊」です。地上350mの天望デッキや、地上450mの展望回廊からの景色は、東京のみならず関東平野も一望する、ここでしか見られない圧巻のスケールです。夜は昼間の姿とは打って変わり、都心の夜景が煌めく大人の雰囲気になるので、カップルにオススメです。また、東京スカイツリータウンが広がる地上には水族館やプラネタリウムがあることから、ご家族連れにもオススメです。

No.05 六区ブロードウェイ

六区ブロードウェイは、すしや通りとひさご通りを結ぶ全長約300mの商店街です。通りのある場所は、明治時代より「浅草公園第六区」の名で親しまれ、映画館や演芸場が密集する歓楽街として発展してきました。様々な文化の発祥の地として繁栄し、多くの芸能人や文化人を輩出しています。「六区」の名前は、今も商業施設のロックスや、ロック座などで受け継がれています。

スタッフのおすすめPoint!

昔は見世物小屋が集まり、一大興行街として栄えた街でした。戦前は「松竹劇場」「常盤座」「オペラ館」が賑わいを見せ、戦後は「浅草フランス座」が開場。大衆芸能の聖地として多くの芸人が輩出されました。ブロードウェイの名はニューヨークのブロードウェイにちなんでつけたものです。今も往年の面影を残すスポットを見ながら、下町の雰囲気をお楽しみください。落語や漫才などを楽しめる「浅草演芸ホール」があるので、お笑いが好きな方にオススメです。

No.06 かっぱ橋道具街

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かっぱ橋道具街は、食器、食品サンプル、看板、ショーケースなど飲食業に係わる専門店がズラリと並ぶ日本一の道具街です。利用者の多くは飲食店関係ですが、一般のお客様でも小売で販売してくれます。ただし日曜日は営業していないお店が多いので、行くのであれば平日か土曜日がオススメ。また閉店時間も早いので、早い時間に訪れるようにしましょう。

スタッフのおすすめPoint!

170店の多種多様な食器や器具などを扱う、日本一の道具街。プロが使う製品を一般のお客様が購入できるのもうれしいところです。外国人観光客に人気の和包丁や食品サンプルなど、お土産になりそうなものも多く揃っています。和洋中の食器や漆器が好きな方だけでなく、インテリアとしても活用できる世界の食器もあるので、部屋作りを充実させたい方は是非覗いてみてください。もちろん本業で飲食店を営む方の仕入れ先としても最適です。

No.07 神谷バー

創業は明治13年。「明治」「大正」「昭和」「平成」の時代を通り抜けた日本初のバーが「神谷バー」です。初代・神谷傅兵衛が浅草区花川戸町四番地にて「みかはや銘酒店」を開業し、酒の一杯売りを始めたことからその歴史が始まりました。大正2年に今も現存する神谷ビルが落成し、本館は平成23年に登録有形文化財に登録されました。

スタッフのおすすめPoint!

浅草一丁目一番地に建ち、庶民の社交場として今も愛され続けているバーです。お酒をたしなむ方や下町情緒を味わいたい方にオススメです。名物は「デンキブラン」というカクテル。電気が珍しい時代、目新しいものに「デンキ」と名づける風習があったことからその名がつきました。ブランデーやジン、ワイン、キュラソーなどがブレンドされており、分量は今も秘伝となっています。

No.08 浅草文化観光センター

浅草文化観光センターは、浅草雷門前に位置する観光案内所です。浅草に関する観光情報に日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で対応しており、外貨両替所も用意されています。また、8階にある無料の展望台からは、東京スカイツリーを望むこともできます。自然素材の木を用いた「和」のデザインが目を引く建物を設計したのは、「和の大家」とも称される建築家の隈研吾氏です。

スタッフのおすすめPoint!

2012年にグッドデザイン賞を受賞した建物そのものも魅力のひとつです。平屋の家屋を縦に積み上げたような特徴的な外観を持ち、内装も各階ごとに違ったものになっています。施設には浅草の観光情報がぎゅっと集まっているので、浅草初体験という方にオススメ。これまでに何度か浅草を訪れたことがあるという方でも、今まで知らなかったひと味違う浅草体験ができるかもしれません。


日本を代表する観光地、浅草。紹介したスポットの他にも、花やしきやまるごとにっぽんなど見所がたくさんあります。見てよし!食べてよし!の下町の魅力を十分にご堪能ください。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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