都心からも近い!話題の「小江戸」がある川越おすすめスポット9選

更新日:2018年07月25日

(イメージ)

(イメージ)

「小江戸」「倉づくりの街」として有名な川越。都内からも1時間で行けることもあり、日帰り観光にはぴったりな場所です。日本の情緒ある街並みを求めて外国人観光客の方も増えてきている、関東近郊の隠れた名所です。

No.01 菓子屋横丁

(イメージ)

(イメージ)

色とりどりのガラスが散りばめられた石畳の道に、20軒ほどのお店が立ち並ぶ「菓子屋横丁」は、今や川越を代表する人気のスポットです。昔懐かしく、変わらないその味を今に伝えるお店に一歩足を踏み入れれば、誰もが子供時代にタイムスリップ。大人から駄菓子をあまり知らない子供まで、幅広い世代が楽しめる雰囲気たっぷりの横丁です。

スタッフのおすすめPoint!

明治のはじめ頃、鈴木藤左衛門という人が江戸っ子好みの気取らないお菓子をこの町で製造したことが、「菓子屋横丁」の始まりといわれています。お店では、今も昔ながらの手法で作られるニッキやハッカの飴菓子や、芳ばしい香りが漂うカルメ焼などが売られています。日頃忙しい大人の方も、毎日がただただ楽しかった子供時代に思いを馳せることでしょう。お菓子好きなお子様に昔ながらの駄菓子を味わってもらうのも楽しい、家族三世代がみな笑顔になれる場所です。

No.02 氷川神社

(イメージ)

(イメージ)

川越の総鎮守であり、参道にそびえる大鳥居が人々の目を惹く神社です。川越氷川神社の歴史はたいへん古く、6世紀の鉄明天皇の時代に、武蔵一宮である大宮氷川神社を分祠したことが始まりといわれています。今でもここ川越では「お氷川様」と呼ばれ広く親しまれています。また、緻密な彫刻が施された現在の本殿は、県の重要文化財にもなっています。

スタッフのおすすめPoint!

「江戸彫り」といわれる精巧な彫刻が施された社殿は必見。江戸後期の城主松平斉典が寄進し建立されもので、明治に来日し、大森貝塚を発見したモースもその緻密さに驚いたといいます。また、朱色が鮮やかな高さ15mの大鳥居の中央に記された文字は、勝海舟の手によるものです。またこちらは夫婦の神様を祀っていることから「縁結びの神」として信仰されているので、ご夫婦やカップルの方にもオススメです。

No.03 時の鐘

(イメージ)

(イメージ)

小江戸の時を刻み続ける川越のシンボル「時の鐘」は、江戸時代の寛永年間から城下の街に時を告げ、庶民に親しまれてきた鐘つき堂です。3層構造の塔は、高さは16メートルで、昔は鐘つき守が決まった時間に時を告げていました。情緒あふれる蔵造りの街並みに、凛とそびえるその姿。街の歴史を見つめてきた川越市の指定有形文化財です。

スタッフのおすすめPoint!

現在建っているのは4代目にあたり、明治26年に起きた川越大火の後に再建されたもの。時代が変わり、鐘つきの方法が鐘つき守から機械仕掛けへと変化しましたが、その音は平成8年、環境省の「残したい日本の音風景100選」に認定されました。1日4回鳴る鐘の音は、それぞれの時間により趣が変わって聞こえてきます。

No.04 一番街

(イメージ)

(イメージ)

黒い漆喰の壁や大きな鬼瓦の屋根など、蔵造りの趣豊かな建物が建ち並ぶ「一番街」。現在の蔵造りの建物の多くは1893(明治26)年の川越大火後に建てられ、今でも30数棟が現存しています。関東大震災や戦災により、東京の蔵造りの建物の多くが姿を消したことから、江戸の景観を受け継ぐ重要な歴史的遺産として、重要伝統的建造物群保存地区に1999年に指定されました。

スタッフのおすすめPoint!

まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並が広がる一番街は、昔ながらの建物に興味がある方や、カメラ好きな方にもオススメしたい場所です。一軒一軒趣きが異なる蔵造りの建物の中でも、最も古いのは大沢家住宅。1792年に建てられ、国の重要文化財にも指定されています。近年では新しい店舗でも移築してきた古い建物をもちいるなど、古さと新しさが融合した街づくりが進められています。

No.05 喜多院

(イメージ)

(イメージ)

かつての天台宗関東総本山である「喜多院」は、830年に慈覚大師が創建した天台宗の名刹。「川越大師」の別名でも親しまれています。江戸時代の川越大火の際に山門を除き焼失してしまいましたが、3代将軍・徳川家光の命で江戸城紅葉山御殿の一部(客殿、書院、庫裏など)が移築されました。多くの文化財を所蔵する、埼玉県を代表する寺院として有名です。

スタッフのおすすめPoint!

江戸城から移築された、豪華な壁画や墨絵で装飾された「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、春日局が使用していた「書院」と呼ばれる春日局化粧の間があります。江戸城ゆかりの建物に加え、山門・鐘桜門・慈眼堂などが重要文化財に指定されています。中でも最大の見所は五百羅漢。人間の喜怒哀楽をとらえた様々な表情を持つ約540体の石仏が境内に並ぶ様は圧巻です。

No.06 仙波東照宮

(イメージ)

(イメージ)

日本各地にある、徳川家康を祀った仙波東照宮。その中でも日光、久能山と並び「日本三大東照宮」のひとつに数えられるのが、喜多院の南側に隣接する「仙波東照宮」です。駿府で家康公が亡くなり、静岡から日光山へ移葬する際、天海僧正によって喜多院で4日間の法要が営まれたことをきっかけに、1633年に建立されました。本殿には木像の家康公像が祀られています。

スタッフのおすすめPoint!

国の重要文化財に指定されており、漆塗りで極彩色の飾りが華やかな本殿・唐門・拝殿・石鳥居。社殿の柱に施された立派な彫刻は必見です。入り口の扉に掛けられた、「葵の御紋」が歴史の重みを感じさせます。歴史や江戸時代に興味のある方は、徳川家ゆかりの地巡りのきっかけに、まずはこの仙波東照宮を訪れてみてはいかがでしょうか?

No.07 小江戸蔵里

「小江戸蔵里」は明治時代に創業した旧鏡山酒造に残る3つの酒造蔵を改修し、平成22年にオープンしました。川越の新しい魅力を伝える施設として、国の登録有形文化財に指定されたおみやげ処「明治蔵」、まかない処「大正蔵」、ききざけ処「昭和蔵」の3つの蔵と、つどい処「展示蔵」からなり、限定のお土産物や特産品を求めてたくさんの人々が訪れています。

スタッフのおすすめPoint!

川越を代表する有名店のお土産や特産品、また限定のお菓子や民芸品が並ぶおみやげ処の「明治蔵」、旬の野菜や肉などの特産品をふんだんに使った料理を提供するまかない処「大正蔵」、埼玉県内35蔵の日本酒が一堂に勢揃いするききざけ処「昭和蔵」と、3つの異なるコンセプトからなるお店で構成されています。お買い物やグルメを楽しむだけでなく、SNS映えするレトロな写真の撮影も可能です。

No.08 川越熊野神社

(イメージ)

(イメージ)

川越熊野神社の歴史は、1590年に蓮馨寺の二世然誉文応僧正が紀州熊野より勧請したことが始まりといわれています。御祭神は熊野大神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、事解之男尊(ことさかのおのみこと)、速玉之男尊(はやたまのおのみこと)の御三神が祀られています。地元では通称「おくまんさま」と呼ばれ、開運や縁結びの神として親しまれています。

スタッフのおすすめPoint!

川越熊野神社の御社紋は、熊野大神の使いの三本足を持つ「八咫烏(やたがらす)」。夜明けを呼ぶ鳥、または太陽を招く鳥ともいわれており、霊長として広く信仰されています。「八咫烏」をシンボルマークに持つ公益財団法人日本サッカー協会公認の「必勝お守り」もあることから、開運を願う人や、勝負事を控えた人にもオススメです。また、毎年12月3日に開催される名物の「川越酉の市」には、熊手などの縁起物を求めて大勢の人々が集まり賑わいをみせています。

No.09 中院

(イメージ)

(イメージ)

落ち着きのある佇まいが趣きを感じさせる寺院で、正式には「天台宗別格本山中院」といいます。鎌倉時代の終わり頃に、無量寿寺から分かれたとされ、喜多院に天海僧正が来往するまでは、この地の中心的な寺院であったといわれています。中院はこれまでに戦や大火で何度もの焼失、再建を繰り返してきましたが、2012(平成24)年に本来の姿である、本堂・釈迦堂・薬師堂の三堂が揃いました。

スタッフのおすすめPoint!

中院は、川越茶・狭山茶発祥の地。開山の際、円仁が京より茶の実を携え、境内で栽培したのが始まりといわれています。また中院は、島崎藤村ゆかりの寺院であることも広く知られています。境内には島崎藤村の義母・加藤みきのお墓と、藤村が義母に贈った茶室「不染亭」があり、現在も茶道を楽しむ人々に利用されています。


都心からわずか1時間という場所にありながら、歴史情緒ある街並が楽しめる川越。地ビールを片手に食べ歩き散歩、なんて大人の楽しみ方もできちゃいます。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

注目旅行情報 関連記事

2019.08.26 国内旅行

足利氏発祥の街!足利観光スポット10選

鎌倉時代より、関東地方における武士の一大拠点として栄えた街。中世最大の高等教育機関といえる足利学校や…

クラブツーリズムインターネット会員のご案内
  • 会員限定のサービスが充実
  • いつでもどこでも旅行検索ができる!
  • 季節ごと旬な旅行をいち早くお知らせ!