一生に一度は見たい!世界の絶景【星空】おすすめ20選

更新日:2025年04月30日

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖(イメージ)

「次はどこに、何をしに行こう?」その答えが、“星空を見に行く”旅でもいい。
旅先を選ぶとき、多くの人が「次はどこに、何をしに行こう?」と考えるのではないでしょうか。世界遺産、絶景、グルメ、ショッピング…。そんな中で、「星空を見に行くために旅に出る」という選択肢は、少し意外に感じるかもしれません。
けれど、いま世界中で、静かにそのニーズが広がりつつあります。
実際、世界最大級の宿泊予約サイトBooking.comが2024年12月に発表した「2025年旅行トレンド予測」では、調査対象の旅行者のうち世界の62%が、光害の少ない場所での星空観賞を旅の目的として検討していると報告されています。旅行者の中には、日中の暑さを避け、夜の静かな時間帯に自然と触れ合いたいという人も多くなってきました。

では、「星空を見に行く旅」には、どんな魅力があるのでしょうか。

絶景としての星空を見に行く:ただの風景じゃない、“目的地”になる空がある。
感動やロマンスを感じる星空の時間:人生の節目に、誰かと心を通わせる体験に。
写真や映像に残したい星空:一度見たら忘れられない、唯一無二の風景。
星空に癒され、心を整える旅:静けさと星に包まれるスピリチュアルなひととき。
宇宙や自然に触れる学びの旅:天文台やガイドツアーで、知的好奇心を満たす時間。

気象や環境が整った場所では、肉眼でも驚くほどの星空に出会えるチャンスがあります。
この特集では、世界中から厳選した20の星空スポットをご紹介します。それぞれの土地で異なる魅力を放つ星空たちが、きっとあなたの心を動かす理由になるはずです。

※星空は天候により、ご覧いただけない場合がございます

No.01 テカポ湖(ニュージーランド)

守られた星空が創る、星降る教会と湖畔の絶景

テカポ湖「善き羊飼いの教会」(イメージ) ※お客様撮影写真:兵庫県在住・PN.Dobbyさんの作品

テカポ湖「善き羊飼いの教会」(イメージ) ※お客様撮影写真:兵庫県在住・PN.Dobbyさんの作品

テカポ湖は人口の少ない静かな町に位置し、街全体で星空保護に力を入れています。例えば、下向きの街灯で人工光を抑えるなど、光害を減らす工夫が徹底されています。こうした取り組みは「世界遺産」登録を目指す活動の一環でもあり、そのおかげで、空を埋め尽くすような美しい星空を楽しむことができます。天の川や南十字星、さらに北半球では見ることのできないマゼラン雲など、魅力的な星空が保たれています。

星空は一年を通して観賞できますが、特に南半球の冬である(6月〜8月)は空気が澄み、星々が一層輝いて見える季節です。テカポ湖の晴天率はなんと約80%。こうした気象条件の良さから、星空観賞の名所として世界中から注目を集めています。

広大なテカポ湖(87㎢)の中でも、特におすすめなのが「善き羊飼いの教会」と南アルプス、そして星空が一体となった景観です。湖畔にたたずむ小さな教会と、その背後に広がる山並み、そして空を覆う満天の星々――。そのすべてがひとつの風景として溶け合い、まるで絵画のような美しさです。
また、湖畔に位置する標高約1,030mの「マウント・ジョン天文台」は、その山の頂上にあり、専門のガイドとともに望遠鏡で星雲や惑星を観察できます。天体写真の撮影スポットとしても非常に人気があり、一生に一度は訪れたい星空の名所です。

星空だけじゃない!テカポ湖の楽しみ方

テカポ湖のターコイズブルーの湖水は氷河の堆積物によって生まれるもので、陽光を浴びるとまるでミルキーブルーの宝石のように輝きます。周囲のサザンアルプスの山並みとともに湖全体が絵画のような絶景をつくり出し、そんな湖畔を歩くひとときは最高の癒し時間になります。
春にはピンクや紫のルピナスが湖畔を彩り、カメラを手にした観光客で賑わいます。町の中心部にはカフェやレストラン、温泉施設などもあり、リラックスできるのも魅力。周辺にはトレッキングコースも整備されており、マウント・ジョン天文台までのハイキングでは、360度の絶景が楽しめます。昼と夜、どちらの時間帯も美しい自然を堪能できます。

満開のルピナスとテカポ湖 ※お客様撮影写真:茨城県在住・上野実行さんの作品

満開のルピナスとテカポ湖 ※お客様撮影写真:茨城県在住・上野実行さんの作品

★こんな人におすすめ

・星空の名所といえばここ!王道の星空絶景を見たい人
・旅先で「最高の一枚」になる風景を写真に収めたい人
・昼も夜も満喫できる人気観光地を探している人

No.02 マウナケア山(アメリカ・ハワイ)

火山と星が交差する標高約4,200m 天体観測も楽しめるハワイの星空旅

マウナケア山(イメージ)

マウナケア山(イメージ)

ハワイ島で最も高いマウナケア山は、標高約4,200mを誇る火山で、富士山よりも高く、世界中の天文台が集まる星空観測の聖地です。太平洋のど真ん中という立地に加え、空気の乾燥、湿度の低さ、そして周囲に光害がほとんどないという理想的な条件が揃っており、日本の「すばる望遠鏡」をはじめ、多くの大型望遠鏡が設置されています。

夜になると、驚くほどクリアな星空が広がり、特に天の川アーチが空いっぱいにかかる光景は圧巻。ここでは、北半球の天体すべてに加え、南半球の星空の約85%を観察できるという、世界でもまれな観測体験が待っています。火山の大地と満天の星が交わるような標高と静けさの中、まるで宇宙に手が届きそうな星空絶景です。

人気の星空観賞ツアーは、夕日観賞とセットになっていることが多く、夕日を見た後、経験豊富なガイドによる解説を聞きながら天体望遠鏡を使って星空観察を楽しみます。ハワイの空がトロピカルオレンジから深い紫へと変わり、夜の静けさが広がる光景は息を飲むほどの美しさ。眼前に広がる星々の数に圧倒され、天文台の風景とともに「宇宙」の一部に触れたような、特別な体験ができます。

星空だけじゃない!マウナケア山の楽しみ方

マウナケア山の山麓では、星空観測だけでなく、昼間もハワイ島ならではの大自然を満喫できます。標高2,800メートル付近にあるオニヅカ・ビジターセンター周辺では、黒々とした溶岩台地が広がり、背後には雲海や太平洋が見渡せるダイナミックな風景が楽しめます。
昼間はハイキングや自然観察にも最適で、運がよければハワイ固有種の鳥や高山植物に出会えることも。車でアクセスしやすく、ツアーでも安心して訪れることができるため、標高の高さを体感しつつも、比較的リラックスして過ごせるのが魅力です。

オニヅカビジターセンター(イメージ)

オニヅカビジターセンター(イメージ)

★こんな人におすすめ

・最高峰の星空観測スポットを訪れたい人
・星空とともに美しいサンセットも楽しみたい人
・天文観測所が並ぶ特別な場所に行ってみたい人

No.03 ナミブ砂漠(ナミビア)

見たことのない美しさ 漆黒のナミブで出会う満天の星

ナミブ砂漠(イメージ)

ナミブ砂漠(イメージ)

アフリカ大陸南西部に位置するナミビアのナミブ砂漠は、世界最古の砂漠といわれるほどの歴史を持ちます。乾燥した空気と光害の少ない環境から、星空観賞の名所として注目されてきました。人の灯りが届かない漆黒の砂漠。世界の星空ファンが“この暗さを一度体感してほしい”と語るほど、ナミブの夜空は特別です。漆黒の闇に砂丘のシルエットが静かに浮かび上がり、見上げれば満天の星。望遠鏡がなくても、肉眼で星の粒がはっきりとわかるほどの明るさは、まさに圧巻です。

ナミブ砂漠での星空観賞は通年可能ですが、特に乾燥した冬の季節(5月~9月)がベストシーズンとされています。この時期は気温が低く、空気が澄んでいて、最もクリアな星空を楽しむことができます。

特に最奥部のソススフレイの赤い砂丘に寝転んで星空を仰ぐと、まるで星々が砂漠の上に降り注ぐような感覚を覚えます。天の川が輝き、流れ星が次々と夜空を横切る光景は、心を奪われるほど。この場所では、星々の輝きが想像以上に鮮明で、まるで宇宙そのものに包まれるかのような、圧倒的な美しさを体感できます。

星空だけじゃない!ナミブ砂漠の楽しみ方

ナミブ砂漠では、高さ300mを超える赤褐色の巨大砂丘が連なり、中でも「ビッグダディ」や「デューン45」と呼ばれる砂丘は登頂可能な観光名所として知られています。麓には、干上がった湖の跡地「デッドフレイ」があり、ひび割れた白い地面に、数百年前に枯れたアカシアの黒い立ち木が点在。赤い砂丘との対比が、他では見られない光景を生み出します。オリックスやダチョウなど、乾燥に適応した野生動物の姿も観察でき、希少な多年草「ウェルウィッチア」が岩場に広がるエリアも見どころのひとつです。

デッドフレイ(イメージ)

デッドフレイ(イメージ)

★こんな人におすすめ

・砂漠の壮大な自然と星空を楽しみたい人
・星明かりだけで照らされる幻想的な風景を体験したい人
・フォトジェニックな絶景を求める人

No.04 デスバレー(アメリカ)

極限の大地「死の谷」で、染み渡る暗闇に瞬く星

デスバレー(イメージ)

デスバレー(イメージ)

アメリカ・カリフォルニア州とネバダ州にまたがるデスバレー国立公園は、北米で最も低く、最も乾燥し、最も暑い地域として知られ、その過酷な環境から「死の谷」とも呼ばれています。しかし、この厳しい自然環境が逆に“最も深い暗闇”を生み出しており、その結果、星空観賞の聖地として世界中の天文ファンを惹きつけています。

日が沈むと、デスバレーの夜空は一変します。空には数千、数万の星が輝き、光害がない広大な荒野では、肉眼でも天の川をしっかりと見ることができます。特に冬〜春(11月〜4月)は、空気が澄み、星々がより鮮明に見える最適なシーズンです。流星群が出現すると、まるで流れ星が次々に空から降ってくるような壮大な光景が広がり、まさに圧巻です。デスバレーの星空の魅力は、明るい星々が広がるだけではなく、周囲の大地の影とともに深い静けさを感じることができる点です。荒野の広がる風景と星空のコントラストは、まるで時間が止まったかのような感覚を与えてくれます。

観賞スポットとして人気なのが、「メスキート・フラット砂丘」や「ザブリスキー・ポイント」。波打つ砂丘の陰影と星空が重なった風景は、フォトグラファーには一生ものの一枚に、星空好きには心に焼きつく一夜になります。さらに、この土地ならではの乾いた空気と広大な地形が生み出す夜空は、静けさまでが星の一部に感じられるような、体験をもたらしてくれます。

星空だけじゃない!デスバレーの楽しみ方

デスバレー国立公園には、極限の自然が生み出した個性豊かな景観が点在しています。園内で最も有名な「バッドウォーター・ベイスン」は、海抜マイナス86mに広がる塩原で、乾いた大地には六角形の塩の模様がびっしりと浮かび上がり、真昼の太陽に照らされると白く輝きます。さらに、鉱物の酸化によって斜面がピンクや緑、紫に染まる「アーティストパレット」や、波のような砂丘群、浸食が刻んだ「ザブリスキー・ポイント」の岩肌など、どれも地球の多様性を実感できる場所ばかり。朝夕には谷や崖が金色に染まり、日中とは異なる色彩に包まれます。

ザブリスキー・ポイント(イメージ) ※お客様撮影写真:千葉県在住・上田照二さんの作品

ザブリスキー・ポイント(イメージ) ※お客様撮影写真:千葉県在住・上田照二さんの作品

★こんな人におすすめ

・星と静寂に包まれる圧倒的体験をしたい人
・大地のダイナミズムを肌で感じたい人
・闇と光で創られた絶景を写真に収めたい人

No.05 モンサンミッシェル(フランス)

満潮の海に浮かぶ修道院を照らす星の夜

モンサンミッシェル(イメージ)

モンサンミッシェル(イメージ)

フランス・ノルマンディー地方の沖合に浮かぶ小島、モンサンミッシェル。干潮時に海が引いて陸続きになる一方、満潮時には海に浮かぶようにその姿を現し、昼間の荘厳さに加えて夜の星空との共演が格別です。海と空、修道院のシルエットが織りなす夜景は、まるで絵画のようで、訪れる人々を魅了し続けています。

満潮で海に囲まれた夜、空には無数の星が煌めき、波音とともに静かに光を放つ修道院が浮かび上がります。特に秋から冬(10月〜2月)は、空気が澄んで星が鮮明に見えるベストシーズン。干潟に星が映り込むこともあり、星空とリフレクションの両方を楽しめるのはこの場所ならではの魅力です。

モンサンミッシェルは、天と地をつなぐとされる大天使ミカエルにゆかりのある聖堂で、その神聖な歴史とスピリチュアルな雰囲気が色濃く息づいています。星空の下でその荘厳な建築物を見上げると、空気が一層神秘的に感じられ、静けさの中で自然と畏敬の念が湧き上がります。ここで過ごす星夜は、ただの観光ではなく、心に残る旅の一幕となるでしょう。

星空だけじゃない!モンサンミッシェルの楽しみ方

モンサンミッシェルでは、島内のグランド・リュ(大通り)に土産店やカフェが並び、散策するだけでも楽しい雰囲気。名物スフレオムレツで知られる有名レストラン「ラ・メール・プラール」もあり、グルメも見逃せません。坂道をのぼってたどり着く修道院では、13世紀に建てられたゴシック様式の回廊や、石造りの礼拝堂、地下納骨堂などが公開されており、時代ごとの建築様式を肌で感じることができます。
また、干潮時に開催されるガイド付き干潟ウォークでは、干潟に刻まれた潮の模様や、対岸から眺める島の全景をじっくりと楽しめます。潮見表を見ながら訪れる人も多く、潮の満ち引きによって印象が大きく変わるのもこの場所ならではです。

干潮のモンサンミッシェル全景(イメージ)

干潮のモンサンミッシェル全景(イメージ)

★こんな人におすすめ

・幻想的な夜景と星空を一緒に楽しみたい人
・静けさと歴史ある場所で心を整えたい人
・ロマンティックな星空に旅で出会いたい人

No.06 エアーズロック/ウルル(オーストラリア)

世界の中心・ウルルで見上げる、宇宙と大地の物語

エアーズロック/ウルル(イメージ)

エアーズロック/ウルル(イメージ)

オーストラリア中央部にそびえる一枚岩、ウルル(エアーズロック)は、世界最大級の一枚岩として知られています。この神秘的なランドマークは、アボリジニにとって聖地であり、昼間の圧倒的な存在感だけでなく、夜には大地と宇宙が交差するかのような荘厳な星空が広がります。

周囲に街明かりがほとんどないため、星々の輝きが一層際立ち、空全体が光のキャンバスのように広がります。特に乾季にあたる5月〜9月は空気が乾燥し、雲が少ないため、ウルルの夜空では「ミルキーウェイ(天の川)」や「南十字星」といった南半球ならではの星座に加えて、ピュンピュンと瞬きも忘れるほどの流れ星が観賞できるチャンスがあります。
ウルルならではの広大な大地と、空を覆うような星々の重なりは、日常では味わえないスケールの大きな感動を与えてくれます。

ウルルの星空観賞ツアーでは、アボリジニの神話や星座に関する解説も加わり、ただ星を眺めるだけでは得られない深い体験へと導いてくれます。アボリジニにとって星空は、季節の移り変わりや狩猟の時期を知るための“空のカレンダー”であり、生活に根ざした知恵の宝庫。たとえば、オリオン座の星々は「青年たちの狩りの物語」として語り継がれ、天の川の暗黒星雲は「エミューの姿」として認識されています。
こうした物語や見立てを通じて、ウルルの星空が、アボリジニの文化やこの土地の営みと結びついていることを実感できるはずです。

星空だけじゃない!ウルルの楽しみ方

ウルルは、太陽の角度とともに表情を変える巨大なキャンバスのよう。朝は金色に輝き、正午には赤褐色、夕方には深い紅へと移りゆく色彩は、見る者に自然の息吹を感じさせます。周辺には、アボリジニの神話が伝わる「クニヤウォーク」と呼ばれる散策ルートがあり、聖なる泉や壁画などを間近に見ることができます。また、近隣に広がる巨岩石群「カタ・ジュタ」では、風が吹き抜ける谷間「ウォルパ渓谷」を歩くトレイルが人気。歩きながら、自然のパワーをじわじわと実感できます。

エアーズロック/ウルルの夕焼け(イメージ)

エアーズロック/ウルルの夕焼け(イメージ)

★こんな人におすすめ

・自然と精神が響き合う星空を体験したい人
・アボリジニ文化と宇宙観に触れたい人
・地球の中心で特別な時間を過ごしたい人

No.07 モニュメントバレー(アメリカ)

星の静寂に抱かれる、大地が刻んだ壮大なモニュメント

モニュメントバレー(イメージ)

モニュメントバレー(イメージ)

モニュメントバレーは、数々の西部劇映画の舞台にもなった、アメリカの原風景と呼ばれる場所です。赤い大地と「ビュート」と呼ばれる高さ300m級の岩丘が連なる壮大な景観で知られています。昼間はその圧倒的スケールに目を奪われますが、夜になると一転、星の静寂に包まれる神秘の世界が広がります。ここは現在でもナバホ族が管理運営を行っており、先住民の文化と共にこの地の美しさが守られています。

遮るもののない広大な空間では、星々が360度のパノラマで広がり、赤い岩山のシルエットとともに夜空を彩ります。特に乾燥した空気と高地特有の澄んだ空が星の輝きを増し、天の川や流れ星、星座の輪郭が驚くほどくっきりと見えるのです。星と岩の重なりが、まるで地球と宇宙の狭間に立っているような感覚を与えてくれます。

ベストシーズンは春と秋(4月〜6月、9月〜11月)。夜は冷え込みますが、そのぶん空気はクリアで星の観察には理想的。地元ガイドによるナイトツアーでは、ナバホの神話に登場する星々や自然への祈りに触れることもでき、文化と自然の両面からこの土地を深く味わうことができます。

星空だけじゃない!モニュメントバレーの楽しみ方

モニュメントバレーは、奥行きのある風景の中にまるで誰かが配置したかのように岩のシルエットが並び、まさに絵に描いたようなアメリカ西部の風景が広がります。バレー内を走る未舗装の「バレードライブ」は四駆のツアーで巡るのが一般的で、風に削られてできたアーチやとがった奇岩を間近に見ることができます。映画やCMで見たことのある景色が目の前に広がって、「あっ、ここ知ってる!」となる瞬間も多いかもしれません。広い空の下、どこまでも続く大地に立っていると、自分がちっぽけに思えるような不思議な気持ちになります。

モニュメントバレー(イメージ) ※お客様撮影写真:神奈川県在住・三原章さんの作品

モニュメントバレー(イメージ) ※お客様撮影写真:神奈川県在住・三原章さんの作品

★こんな人におすすめ

・壮大な自然と星空を一度に味わいたい人
・ナバホの神話や文化に興味がある人
・写真映えする風景で旅の記憶を残したい人

No.08 アイスランド

星とオーロラが舞う、神秘の空のショータイム

アイスランド(イメージ)

アイスランド(イメージ)

アイスランドの夜空は、星とオーロラが共演する“天空の舞台”です。北極圏に近く、光害がほとんどないこの地では、晴れた冬の夜に天の川とオーロラが同時に観測されることもあります。火山や氷河、溶岩台地など、ダイナミックな自然の風景と星空が重なり合う様子は、まさに「地球とは思えない」幻想的な光景です。

とくにオーロラベルトに位置するアイスランドは、(9月~3月)の間が星空観賞のベストシーズン。この時期は日照時間が短く、夜空の観察時間もたっぷり確保できます。晴天率の高い内陸部や西部のスナイフェルスネス半島周辺では、無風で澄んだ空気の中、星座や惑星の動きがはっきりと見えることも。アイスランドには天文台のような施設は多くありませんが、代わりに自然そのものが“天然のプラネタリウム”として機能しているのです。

氷河の上や温泉につかりながら星を眺めるという非日常的な体験は、この土地ならではの贅沢。星とオーロラ、火と氷、静けさと感動が交錯するアイスランドの星空は、旅のハイライトになること間違いなしです。

星空だけじゃない!アイスランドの楽しみ方

昼のアイスランドは、星空とはまったく異なる圧倒的な絶景の宝庫です。コバルトブルー色の温泉「ブルーラグーン」や、氷の洞窟ツアーが人気の「ヴァトナヨークトル氷河」、水しぶきを間近に感じる「グトルフォスの滝」、10~20mほどの高さまで噴出する「ストロックル間欠泉」など、自然のパワーを感じるスポットが点在しています。火山活動によって生まれた大地と氷河が作り出すコントラストは、この国ならではの景観美。ロードトリップで島をぐるりと一周すれば、まるで別世界を旅しているような感覚が味わえます。

ストロックル間欠泉(イメージ) ※お客様撮影写真:東京都在住・PN.くみかずさんの作品

ストロックル間欠泉(イメージ) ※お客様撮影写真:東京都在住・PN.くみかずさんの作品

★こんな人におすすめ

・星空もオーロラも両方見てみたい人
・地球とは思えないような絶景を旅したい人
・氷河の上や温泉から、非日常の星空を味わってみたい人

No.09 ウユニ塩湖(ボリビア)

星も湖も輝く、世界で最も幻想的な“鏡の星空”

ウユニ塩湖(イメージ)

ウユニ塩湖(イメージ)

南米ボリビアのアンデス高地に広がるウユニ塩湖は、標高約3,700mの場所に位置する世界最大級の塩の大地で、面積は約1万km²に達します。乾季と雨季でその姿を大きく変えるウユニ塩湖ですが、特に雨季(12月〜3月)には、湖面が空を映す「天空の鏡」と呼ばれる幻想的な現象が現れます。
なかでも、風が止んで湖面が静まり返る夜には、塩湖は巨大なガラス板のような鏡面となり、空に広がる星々をそのまま映し出し、まさに“宇宙に包まれているような”感覚に。こうした光景は世界中の旅行者や写真家を魅了し、SNSなどでも広くシェアされ、「人生で一度は見たい星空」として注目を集めています。

特に観賞に最適なのは、新月前後の晴れた夜です。都市から遠く離れたこの場所は光害がなく、南半球特有の星座(南十字星など)や、圧倒的に明るい天の川、さらには時期によって火星や木星、土星などの惑星も観察できます。標高が高いため空気が澄んでおり、星の瞬きが一層強く感じられるのも特徴です。

ウユニでは、「星空ミラーツアー」と呼ばれる専属ガイド付きのツアーも人気で、深夜の塩湖で星空を眺めたり、星と一緒に幻想的な写真を撮影することができます。さらに、乾季(5月〜10月)には、ひび割れた塩の大地に寝転び、静寂の中で星を見上げるという、別のスタイルの星空体験も楽しめます。
ウユニ塩湖は、その地形的・気象的な条件に加え、何よりも「天空の鏡」として知られる唯一無二の現象により、星空観賞の聖地として「世界で最も幻想的なスポット」と称されています。

星空だけじゃない!ウユニ塩湖の楽しみ方

ウユニ塩湖では、時間帯や季節によってまったく違う景色に出会えます。乾季には真っ白な塩の地面がひび割れて、六角形の模様がどこまでも広がり、その上を四駆で走るツアーは爽快そのもの。一方、雨季には空を映し込む“鏡の世界”が出現して、まるで空の中を歩いているような不思議な気分になります。風がない時間帯に水がうまく張っていると、足元に雲が浮かんで見えることも。さらに、近くには朽ちた列車が並ぶ「列車の墓場」や、巨大サボテンが生い茂る「インカワシ島」などもあって、移動の途中も見どころがたくさん。星空観賞とあわせて、丸一日たっぷり楽しめます。

ウユニ塩湖の絶景(イメージ)

ウユニ塩湖の絶景(イメージ)

★こんな人におすすめ

・世界にひとつだけの星空を体験したい人
・フォトジェニックな星空をSNSに残したい人
・壮大な自然の“奇跡”に心を震わせたい人

No.10 アーチーズ国立公園(アメリカ)

天然アーチが切り取る、天の川の絶景

アーチーズ国立公園(イメージ)

アーチーズ国立公園(イメージ)

アメリカ・ユタ州に広がるアーチーズ国立公園は、その名の通り、2,000以上の天然の岩のアーチが点在する奇跡のような場所。特に「デリケート・アーチ」や「ランドスケープ・アーチ」など、何千年もの歳月をかけて自然の力で形成された驚くべき造形美が魅力です。

この公園は、その広大さゆえ余計な灯りが届かず、光害が極めて少ないため、夜空には満天の星々が広がります。アーチ越しに見る星空は、まるで自然が作り上げたフレームの中で、天の川や流れ星が美しく輝くかのよう。アーチのシルエットが暗い空に浮かび、星々と溶け合うような壮大な光景が目の前に広がります。この自然と宇宙のコラボレーションは、他の場所ではなかなか味わえない特別な感覚です。

年間を通して晴天率が高く、特に春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)のシーズンが星空観賞に最適です。新月前後の夜は、アーチのシルエットと星の輝きが絶妙に重なり、より幻想的です。標高1,200〜1,700mに位置しているため空気も澄み、天体観測に理想的な条件も整っています。

また、ビジターセンターで星空観察用のマップやアドバイスをもらったり、ガイド付きツアーを利用することで、より深い理解とともに星空観賞を体験できます。

星空だけじゃない!アーチーズ国立公園の楽しみ方

アーチーズ国立公園では、風や水が長い年月をかけて削った不思議なアーチが次々と現れて、まるで自然の彫刻美術館を歩いているような気分になります。一番人気の「デリケート・アーチ」へは片道約2.5kmのハイキング。岩の間を縫うように歩く道中にも、フォトスポットがたくさんあり、足を止めながらじっくり楽しめます。「ダブル・アーチ」や「ウィンドウズ・セクション」など、名前の通りの見た目に思わず納得してしまうようなアーチも。カメラを構える手が止まりません。朝や夕方の光の角度で岩肌の色が変わるので、何度見ても飽きないのもこの場所の魅力です。

ダブルアーチ(イメージ) ※お客様撮影写真:静岡県在住・加藤千明さんの作品

ダブルアーチ(イメージ) ※お客様撮影写真:静岡県在住・加藤千明さんの作品

★こんな人におすすめ

・星空と自然の造形美を一緒に味わいたい人
・フォトジェニックな風景を求める写真好き
・トレッキングと絶景を同時に楽しみたい人

No.11 ピナクルズ砂漠(オーストラリア)

奇岩と星が織りなす、異世界の星空風景

ピナクルズ砂漠(イメージ)

ピナクルズ砂漠(イメージ)

西オーストラリアのナンバン国立公園内に広がるピナクルズ砂漠は、無数の柱状の奇岩が立ち並び、まるで異世界に迷い込んだような不思議な風景が広がる場所です。長い年月をかけて形成されたこれらの「ピナクルズ」と呼ばれる奇岩群は、その壮大な姿と神秘的な雰囲気で多くの観光客を魅了し、絶景スポットとしても名高い場所です。日が沈むと、これらの奇岩の森が星の海に包まれ、地上と天体が一体となるような幻想的な夜を迎えます。

光害がほとんどなく、人工物も少ないこの砂漠では、満天の星空が目の前に広がります。特に(3月〜5月)の夏の終わりから秋にかけては空気が澄み、天の川や南十字星など、南半球ならではの星座が鮮明に現れます。空気が澄み切り、“暗さ際立つ”砂漠の美しい夜空と奇岩の景観は、星空愛好家のみならず、フォトグラファーにとっても特別な場所です。

地元で開催されるナイトツアーでは、ガイドが星座や南半球の星空の特徴、さらにはその背後にある神話や伝承について詳しく解説してくれます。

星空だけじゃない!ピナクルズ砂漠の楽しみ方

日中のピナクルズ砂漠では、黄色い砂地に無数の岩の塔が突き出していて、まるでどこか別の惑星に降り立ったような景色が広がります。自然が気の遠くなるような時間をかけて作り上げたこの奇岩群は、歩いてみると一本一本の形が全部違っていて、つい立ち止まって見入ってしまいます。園内には徒歩で巡るトレイルのほか、車で回れるドライブコースもあり、自由なペースで楽しめるのも魅力。すぐ近くには海が広がっていて、乾いた大地の向こうからインド洋の風がふわっと届く瞬間が心地いいのです。港町セルバンテスでは、名物ロブスターも味わえるので、観光とグルメをセットで楽しめます。

ピナクルズ砂漠(イメージ)

ピナクルズ砂漠(イメージ)

★こんな人におすすめ

・異世界のような景観と星空を一緒に楽しみたい人
・写真映えする幻想的な風景を探している人
・静かな時間に浸りたいソロ旅派の人

No.12 サハラ砂漠(モロッコ)

地平線まで続く砂丘に星が降りそそぐ夜

サハラ砂漠(イメージ)

サハラ砂漠(イメージ)

サハラ砂漠は、地球上で最も広大な砂漠の一つであり、広がる砂丘と無限に続く大地が織りなす風景は、まさに壮大な自然の芸術です。昼間の過酷な暑さから一転、夜になるとその大地は、光害のない圧倒的な星空に包まれます。特に、砂丘の頂上に座って見上げると、360度どこまでも続く星々が、まるで空に吸い込まれそうな感覚を与えてくれます。このような場所では、人工的な光源が一切ないため、星々が鮮明に浮かび上がり、目を見張るほどの美しい天の川を肉眼で堪能できます。流れ星が頻繁に現れ、星座の形がくっきりと視認できるため、星空撮影にはうってつけの場所です。

また、新月の夜には、月明かりがないため、星々の輝きが一層際立ち、砂漠の広大な空を完全に支配します。砂丘の上に寝転ぶと、まるで天然のプラネタリウムの中にいるような感覚に包まれます。この空間では、星々がただ美しいだけでなく、夜空全体が圧倒的な存在感を放ち、見る者を深い感動で満たします。特に、南十字星やオリオン座といった南半球特有の星座は、その神秘的な輝きと共に、サハラの砂漠ならではの壮大な夜空を彩ります。

さらに、モロッコのベルベル人による伝統的なキャンプ体験は、サハラの星空を堪能するための一つの魅力です。焚き火を囲みながら、彼らの語り部としての文化や星座にまつわる伝説を聞きながら過ごす時間は、ただの星空観賞を超えた深い文化的体験となります。

星空だけじゃない!サハラ砂漠の楽しみ方

モロッコ東部、アルジェリア国境に近い「エルグ・シェビ」と呼ばれる巨大砂丘地帯では、昼間のサハラが持つ本来の姿に出会えます。風で生まれた砂の模様がどこまでも続き、時間帯によって金色から赤へと変化する景色は圧巻です。さらに周辺では、季節によってさまざまな風景に出会えるのも魅力のひとつ。1月下旬から2月にかけては、カスバ街道沿いにアーモンドの花が咲き誇り、白や淡いピンクの花々が砂漠の町をやさしく彩ります。世界遺産にも登録された「アイトベンハッドゥ」など、歴史ある集落の見どころも点在しており、サハラの自然と人の暮らしを一度に感じられる時間が待っています。

メルズーガ・ラクダの隊列(イメージ) ※お客様撮影写真:静岡県在住・川合みねよさんの作品

メルズーガ・ラクダの隊列(イメージ) ※お客様撮影写真:静岡県在住・川合みねよさんの作品

★こんな人におすすめ

・大自然に包まれる壮大な星空を体験したい人
・光害ゼロの地で、本物の満天の星を見上げたい人
・異国情緒あふれるエキゾチックな体験も楽しみたい人

No.13 マッターホルン(スイス・ツェルマット)

マッターホルンと星空が織りなす神秘のシルエット

マッターホルン(イメージ)

マッターホルン(イメージ)

スイス・ヴァレー州にそびえるマッターホルンは、その鋭くとがった均整のとれたフォルムでおなじみの、スイスを象徴する名峰です。四季折々に表情を変えるその姿は、訪れる人々を魅了し続けています。夜には、漆黒の空に浮かび上がるマッターホルンのシルエットと、頭上いっぱいに広がる星空が重なり合い、壮大な景色を作り出します。

この地域は標高が高く、周囲に光害もほとんどないため、星座や天の川を肉眼でクリアに観察することができます。特に冬から春(12月〜4月)は空気が乾燥して晴天率も高く、夜空がいっそう澄み渡る季節。新月の夜には、オリオン座やプレアデス星団(すばる)など、北半球を代表する冬の星々が、山の稜線にそっと寄り添うように広がります。

特に2月〜3月は空気が最も澄み、星空観賞には絶好のタイミング。夏(6〜8月)はスイス観光のハイシーズンでもあり、ツェルマットを訪れるには人気の季節ですが、よりクリアな星空を狙うなら、空気が澄み渡る冬の旅もおすすめです。

ツェルマット村周辺では、晴れた夜には満天の星が広がり、特にゴルナーグラート展望台からの星空観賞が人気。澄みきった空気の中、静かな山間に包まれて星を仰ぐ時間は、昼間とはまったく違う世界に浸れる特別なひとときです。

星空だけじゃない!ツェルマットの楽しみ方

ツェルマットでは、どこを歩いていてもマッターホルンが視界に入り、その美しい三角形の山影に見とれてしまいます。夏は花が咲き誇る高山トレイルが楽しめて、ハイキング中にヤギの群れに出会うことも。冬は世界的に人気のスキーリゾートとなり、真っ白な雪景色と青空のコントラストが抜群です。中でもおすすめなのが、標高3,089mのゴルナーグラート展望台へ向かう登山鉄道の旅。車窓からはアルプスの山々や氷河が広がり、山頂ではマッターホルンを間近に感じる絶景が待っています。澄んだ空気の中で、自然の迫力と美しさをたっぷり味わえます。

ツェルマット郊外(イメージ) ※お客様撮影写真:埼玉県在住・番場修さんの作品

ツェルマット郊外(イメージ) ※お客様撮影写真:埼玉県在住・番場修さんの作品

★こんな人におすすめ

・マッターホルンを背景に、星空と山岳風景を堪能したい人
・尖った山影と満天の星空の共演を写真に収めたい人
・スイス・アルプスの澄んだ夜空をじっくり眺めたい人

No.14 ワディラム砂漠(ヨルダン)

火星のような赤い大地で星を仰ぐ 静けさに包まれる月の谷

ワディラム砂漠(イメージ)

ワディラム砂漠(イメージ)

ヨルダン南部に広がるワディラム砂漠は、「月の谷(Valley of the Moon)」とも呼ばれる、奇岩群と赤い砂丘が織りなす、地球離れした異世界のような景観が広がっています。
有名な映画のロケ地でも知られるワディラム。広大な赤い大地に立つと、まるで異星に迷い込んだかのような感覚に包まれます。夜には赤茶けた砂漠に満天の星々が瞬き、星明かりが静かに世界を照らします。

ワディラムは標高約1,000mに位置し、周囲に人工の明かりがほとんどないため、夜になると一帯が深い闇に包まれます。光害のない広大な空には、帯のように広がる天の川が肉眼ではっきりと現れ、流れ星が次々と走る光景にも出会えます。運が良ければ、南十字星やいて座付近の星々が、空に鮮やかな輝きを放つ様子も楽しめます。

とくに乾季の春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)は、雲が少なく、夜も冷え込みすぎず快適な星空観賞が可能です。

キャンプに宿泊するスタイルが一般的で、ベドウィン(遊牧民)によるホスピタリティに包まれながら、焚き火とディナーのあとに星空を仰ぐ時間は格別。ロッジタイプやラグジュアリーなバブルテント(透明ドーム型テント)もあり、空を見上げたまま眠るような体験ができるのも魅力です。
また、現地のナイトツアーでは、ベドウィンのガイドによる星座の解説や簡易天体望遠鏡を使った観察体験もあり、文化と科学、そして自然が一体となった時間を過ごすことができます。

星空だけじゃない!ワディラム砂漠の楽しみ方

赤く染まった大地に奇岩が点在し、アーチ状の岩や「マッシュルームロック」など、自然が彫刻したような風景が次々と現れます。風と時間が生み出した造形美に加え、岩肌には古代の壁画も残されていて、自然と文化がひとつになったこの地が「世界複合遺産」として登録されたのも納得です。さらに、ワディラムから車で約1時間半の場所には、ヨルダンを代表するもうひとつの世界遺産「ペトラ遺跡」もあり、歴史好きな人にとってはセットで訪れたいエリアです。ベドウィン流の昼食でひと休みしながら、遊牧民のもてなしにふれるのも楽しみのひとつ。日が傾き始めると、赤い奇岩が夕日に染まって幻想的な風景になります。

マッシュルームロック(イメージ)

マッシュルームロック(イメージ)

★こんな人におすすめ

・地球とは思えない風景と星空に包まれたい人
・砂漠キャンプや非日常の滞在を楽しみたい人
・自然と文化をじっくり体感したい旅人

No.15 セドナ(アメリカ)

ボルテックスに包まれて、星と自分に向き合う夜

セドナ(イメージ)

セドナ(イメージ)

アリゾナ州に位置するセドナは、“地球のパワースポット”として世界中に知られる地。赤く染まった岩山と、エネルギーが集まる「ボルテックス」と呼ばれる特別な地点が有名で、スピリチュアルな旅人たちが集まる場所です。ボルテックスは、自然のエネルギーが感じられる場所として、多くの人々にとって心の安らぎやインスピレーションをもたらすと言われています。

街の条例で光害を極力減らす取り組みがなされているため、街の中心部でも驚くほど美しい星空を見ることができます。特に春と秋(3月〜5月、9月〜11月)は気候も穏やかで空気が澄み、星座や惑星の観察にぴったりの季節。赤岩のシルエットと星の煌めきが重なり合う光景は、まさに心を癒す夜の絶景です。空に浮かぶ天の川や流星群が、深い静けさの中でより一層輝きを増します。

「星空ヨガ(Starry Sky Yoga)」「ナイトメディテーション(夜の瞑想ツアー)」のようなアクティビティも充実しています。癒しや導きを求める旅人にとって、セドナの星空は、ただ眺めるだけではなく、自分自身を見つめる“時間と空間”を与えてくれる特別な存在です。心と体をリフレッシュし、宇宙とのつながりを深める夜が待っています。

星空だけじゃない!セドナの楽しみ方

昼のセドナでは、赤い岩山とどこまでも広がる青空が出迎えてくれます。中でも「エアポートメサ」は、街を一望できる開けたボルテックス・スポットとして人気で、頂上からはセドナの大地がゆったりと広がるのを感じられます。風の音と岩のぬくもりに包まれて深呼吸すると、不思議と心が落ち着いてくるから不思議です。「ベルロック」や「カセドラルロック」へのハイキング、ジープでの絶景ドライブ、アートギャラリー巡りも充実。景色の中に身を委ねているうちに、自然と自分の内側が整ってくるような、そんな感覚に出会える場所です。

エアポートメサ(イメージ)

エアポートメサ(イメージ)

★こんな人におすすめ

・癒しやスピリチュアルを求める人
・星と心をつなぐ体験に興味がある人
・パワースポット巡りで心の充電をしたい人

No.16 ボラボラ島(フランス領ポリネシア)

波音と星の揺らめきに癒される南太平洋・楽園の夜

ボラボラ島(イメージ)

ボラボラ島(イメージ)

南太平洋の真珠とも称されるボラボラ島は、世界有数の高級リゾート地として知られていますが、実は星空観賞の穴場としても魅力を秘めています。都市の喧騒や人工の光から隔絶されたこの島では、夜になると空が真っ暗に染まり、満天の星々が水面に映し出される幻想的な光景が広がります。水上コテージのデッキに腰かけ、波音に耳を傾けながら星空を見上げる時間は、まさに非日常そのものです。

特に乾季(5月〜10月)は空気が澄み、南十字星やケンタウルス座、さらには天の川の輝きが一層鮮やかに広がります。晴れた夜には、天の川の細部まではっきりと浮かび上がり、流星群の時期には、無数の流れ星が星空を彩る光景にも出会えるチャンスがあるでしょう。

さらに、ボラボラ島の星空観賞では、星座の観察だけでなく、地元ポリネシア文化との深い結びつきも特徴的です。古代ポリネシアの航海士たちは、星を頼りに広大な海を渡り、島々を結んでいました。その航海術を学んだ地元ガイドが、星空にまつわる神話や伝説を語りながら案内してくれるツアーは、まさに特別な体験。ボラボラ島の星空は、ただ美しいだけでなく、どこか原始的でスピリチュアルな感覚さえも呼び覚ましてくれるのです。

星空だけじゃない!ボラボラ島の楽しみ方

ボラボラ島では、青く透き通った海の上に浮かぶ水上コテージからそのまま海に入れたり、デッキでのんびり波を眺めたりと、ただそこにいるだけで贅沢な時間が流れます。海の中ではシュノーケリングやダイビングでカラフルな魚やエイがすぐそばを泳ぎ、サンゴ礁のきらめきに目を奪われる場面も。近くのモツ(小島)でピクニックランチを楽しんだり、伝統料理「ポワソン・クリュ」や地元の魚を味わうローカル体験もおすすめです。夕暮れには海と空がゆっくり溶け合うサンセットクルーズも人気です。刻々と変わる空の色を眺めていると、心がゆったりとほどけていくような心地よさに包まれます。

ボラボラ島(イメージ)

ボラボラ島(イメージ)

★こんな人におすすめ

・波の音に包まれながら星空に癒されたい人
・南国の楽園でロマンチックな夜を過ごしたいカップルや新婚旅行の方
・星空と文化、自然の静けさを一度に味わいたい人

No.17 モンゴル

大草原の上、360度の星空 “天然プラネタリウム”

モンゴル(イメージ)

モンゴル(イメージ)

モンゴルの広大な草原地帯は、人工の光が極端に少ないため、星空観賞に最適な場所として密かな人気を集めています。遮るものが何もない地平線から地平線まで広がる空は、夜になるとまるで星のドームの中にいるような感覚に。特に、首都ウランバートルから離れたホスタイ国立公園やゴビ砂漠周辺では、天の川が空いっぱいに広がり、星々がまるで手に届くかのような輝きを放ちます。夏はペルセウス座流星群、冬はオリオン座が美しく、季節によって違った表情を見せてくれるのも魅力のひとつです。

モンゴルでの星空観賞に最適なシーズンは、一般的に春から秋にかけて(4月〜10月)です。特に9月から10月は空気が澄んで、天気も安定しており、星座や流星群を観察するのに最適な時期と言われています。冷たい風が吹く冬でも星空は美しいものの、寒さが厳しいため、春や秋が特におすすめです。

ゲルと呼ばれる伝統的な移動式住居のそばで焚き火を囲みながら星を眺める時間は、まさに「何もしない贅沢」。星空を眺めるための特別な道具は必要なく、ただ大地に腰を下ろして空を見上げるだけ。モンゴルの夜空は、静けさと自然の力強さを体感できる、究極のヒーリング空間です。また、近年では地元ガイドによる星空ウォークや、星と遊牧民の暮らしをつなぐ文化体験も充実しつつあり、旅の深みを一層増してくれます。

星空だけじゃない!モンゴルの楽しみ方

モンゴルは、ゲル滞在など大草原のライフスタイルを肌で感じられるアクティビティが充実しています。地平線まで続く草原では、遠くには羊やヤクの群れがゆったりと歩き、時には放牧中の馬たちが目の前を横切ることも。どこまでも続く道を四輪駆動車で駆け抜けるツアーも爽快です。伝統楽器モリンホールやホーミー(喉歌)の響きが、大草原にやさしく広がっていきます。大地と空だけが広がる世界で、ただ風に耳を澄ます――。そんなモンゴルならではの贅沢な時間が流れていきます。

ヤク・ゲル・草原の風景(イメージ) ※お客様撮影写真:京都府在住・内田正子さんの作品

ヤク・ゲル・草原の風景(イメージ) ※お客様撮影写真:京都府在住・内田正子さんの作品

★こんな人におすすめ

・大草原に身をゆだね、満天の星空をのんびり眺めたい人
・都会を離れて、本当の「何もない贅沢」を味わいたい人
・遊牧民文化と星空のロマンを体験してみたい人

No.18 アタカマ砂漠(チリ)

世界最高峰の天体観測地で味わう宇宙の深淵

アタカマ砂漠(イメージ)

アタカマ砂漠(イメージ)

南米チリ北部に広がるアタカマ砂漠は、世界で最も乾燥した場所のひとつとして知られています。この極度の乾燥、標高約2,500〜5,000mという高地、そして1年のうち300日以上が晴天といわれる好条件が重なり、地球上で最も星が美しく見える場所とも称されています。実際、欧州南天天文台(ESO)の「パラナル天文台」や、日本を含む国際共同プロジェクトによって建設された「アルマ望遠鏡(ALMA)」など、世界有数の観測施設がこの地に設置され、天体観測の拠点として利用されています。これらの施設があることからも、アタカマの星空の質がいかに優れているかがわかります。

アタカマでは、まるで宇宙に入り込んだかのような体験ができます。光害のない澄み切った夜空には、天の川が帯のように走り、大小マゼラン雲、ケンタウルス座、南十字星など、南半球の星座が輝きます。特に3月〜10月は乾季にあたり、空気中の水蒸気が少なく、星の瞬きがより鮮明に観察できます。標高3,000m以上の場所では、肉眼でも星の色の違いや、星団の微細な構造まで見えることも。

観光客向けには、サン・ペドロ・デ・アタカマ周辺を拠点とした星空ツアーが充実しています。天文学に精通したガイドが、宇宙の成り立ちや地球との関わりをわかりやすく解説し、天体望遠鏡を使って星々の世界を案内してくれます。まるで“天然のプラネタリウム”のような夜空の下、知識と感動が交差する体験が待っています。

星空だけじゃない!アタカマ砂漠の楽しみ方

昼間のアタカマ砂漠もまた、他では味わえない景観が広がっています。「月の谷」と、赤茶けた景観から「火星の谷」とも称される荒地では、まるで地球外の惑星に降り立ったかのような、岩と砂の荒涼とした大地を歩くことができます。標高4,000m以上の高地には、タティオ間欠泉群があり、夜明け前に訪れると、朝焼けの空に立ち上る蒸気が幻想的な風景を作り出します。また、アカタマ塩湖では、空と湖が同化した美しい風景の中、フラミンゴの姿も観察できます。

サンペドロ・デ・アタカマ(イメージ) ※お客様撮影写真:東京都在住・PN.panchoさんの作品

サンペドロ・デ・アタカマ(イメージ) ※お客様撮影写真:東京都在住・PN.panchoさんの作品

★こんな人におすすめ

・世界最高峰の星空観賞体験をしてみたい人
・天文学や宇宙への興味を深めたい人
・日中は非日常的な自然の絶景を楽しみたい人

No.19 イースター島(チリ)

モアイ像が見上げた空で、星と神話が交差する孤島の夜

イースター島(イメージ)

イースター島(イメージ)

太平洋の孤島、イースター島。モアイ像で有名なこの島は、星空観賞にも非常に適したロケーションです。現地では「ラパ・ヌイ」と呼ばれ、先住民の文化や神話が今も息づいています。世界で最も孤立した場所のひとつであり、周囲に他の島がほとんどなく、夜になると圧倒的な闇が広がり、その中で星々が輝きを放ちます。特に、モアイ像と星空の組み合わせは唯一無二の光景。巨大な石像が、星々の静けさに包まれて佇む姿は、神話の世界に足を踏み入れたような感覚を覚えさせてくれます。

夜はモアイ像の近くまでは行けませんが、それでも観賞スポットが島内に数カ所あり、夜空をじっくりと堪能できます。さらにイースター島では、星空観察ツアーに参加すると、ラパ・ヌイの神話や、ポリネシアの航海術・天文学に関する解説を受けることができ、星を見る体験に文化的な奥行きが加わります。先住民が空を読み、海を渡り、暮らしを築いてきた背景に思いを馳せながら星空を眺めることは、他では味わえない特別な体験です。

イースター島での星空観賞のベストシーズンは、夏にあたる11月〜3月。降雨は少なく、空気が澄んでおり、星空が特に美しく見えます。新月の夜には、天の川や南十字星、さらには惑星も観察でき、島全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

星空だけじゃない!イースター島の楽しみ方

イースター島では、あちこちに点在するモアイ像を巡る時間が、まるで歴史の断片を辿る旅のように感じられます。中でもアフ・トンガリキに並ぶ15体のモアイは圧巻で、広い空と海を背景に、太古の時間が静かに流れているような風景に出会えます。白砂のビーチ・アナケナでは、海辺に立つモアイと南国の木々が調和していて、島の別の顔も楽しめます。火山のカルデラ湖や岩絵の残る洞窟など、自然と信仰が溶け合った場所も数多く、島を巡るごとに静かなロマンが広がっていきます。ポリネシアの伝統音楽や踊りも、島の息づかいを感じられる魅力のひとつです。

アフ・トンガリキ(イメージ)

アフ・トンガリキ(イメージ)

★こんな人におすすめ

・モアイ像と星空の神秘的な共演を写真に収めたい人
・古代天文学や星にまつわる神話に興味がある人
・孤島での非日常と静けさを求める人

No.20 テネリフェ島(スペイン・カナリア諸島)

テイデ山に広がる世界屈指の星空 NASAも注目する天文島

テネリフェ島(イメージ)

テネリフェ島(イメージ)

スペイン領・カナリア諸島の中でも最大の島、テネリフェ島。ここはヨーロッパの中でもトップクラスの星空スポットとして知られていて、星空好きにはたまらない場所です。島の中央にそびえる標高3,718mのテイデ山を中心に広がる火山地帯は、乾燥した空気と雲海の上に位置するため、光害が少なく、星空の透明度が抜群です。

テイデ山の展望台から見上げる、降り注ぐような無数の星たちは、NASAの天文学者たちから「宇宙の窓」とも評されるほど。観測条件がそろったこの地は、一般観光客はもちろん、世界中の天文学者や天文ファンからも熱い視線を集めています。

新月ごろになると、満天の星が広がり、天の川が島の空を大きなアーチのように描きます。特に(6月〜9月)の夏は気候も穏やかで雨も少なく、星空観賞にはぴったりの季節。80以上もの星座に加えて、惑星や流星群に出会えることも多く、ツアーによっては、土星の輪や木星の縞模様まで望遠鏡で観察できます。

標高や緯度、乾燥した気候、光害の少なさ——すべてが絶妙にそろっているテネリフェ島は、まさに“星を観るための理想郷”。天体観測に興味がある人も、そうでない人も、一度はこの星空を体験してみてほしい、そんな場所です。

星空だけじゃない!テネリフェ島の楽しみ方

日中のテネリフェ島は、リゾートアイランドとしても大変魅力的です。テイデ国立公園では、火山地帯ならではの奇岩群や壮大なクレーターを見ることができ、ケーブルカーでテイデ山の高地まで登れば、島全体や雲海を見渡せる絶景が待っています。また、島の南部では透明度の高い海でマリンアクティビティを楽しめます。さらに、ゴシック建築が美しいラ・ラグーナの旧市街「サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ」は、16世紀に築かれた歴史ある街並みが今も残る世界遺産の街です。星空と火山、海と街の魅力が1つの島に詰まっています。

テイデ山(イメージ)

テイデ山(イメージ)

★こんな人におすすめ

・本格的な星空観測を旅で楽しみたい人
・夕日と星空と火山の絶景をセットで体験したい人
・リゾートと大自然、どちらも満喫したい人


星空を見上げる時間は、ただ「きれいだな」と感じるだけの時間ではありません。
空に広がる無数の光を見ていると、自分がいまこの星に生きているという実感や、言葉にできない感情がふと湧いてくることがあります。星は遠くにあるけれど、見ているわたしたちもまた、宇宙の中のひとつの存在であることを、思い出させてくれるのです。

もちろん、星空の美しさはインターネットや本でも見ることができます。でも、実際にその場に立ち、頬をなでる風や土の匂い、静けさに包まれながら見上げる星空は、まったく別のもの。体で感じる空気感や、地球との一体感まで含めて、旅で出会う星空は“写真では伝わらない本物”なのです。

ただし、世界の絶景星空スポットの多くは、標高が高かったり、街灯のない地域だったりと、アクセスや安全面に不安があることも。夜の移動や現地での行動を考えると、やはり信頼できる旅行会社のツアーで行くのが安心です。現地の専門ガイドが案内してくれるプランなら、星空だけでなく、その土地の文化や自然の解説まで楽しめることも多く、旅の充実度もぐっと上がります。

【星空観賞をもっと楽しむための5つのポイント】

1.月齢をチェック!新月前後がベストタイミング
星空をクリアに観賞するには、「月の明かり」が少ないことが重要。満月に近い日は空が明るくなり、星の輝きが見えづらくなってしまいます。星空を目的に旅をするなら、新月を挟んだ前後3日ほどがベスト。旅行の計画を立てる前に、月齢カレンダーをチェックしてみましょう。

2. 雲が少ない「乾季」や「冬」が狙い目
空気が乾燥している季節は、星空がよりクリアに見える傾向があります。たとえば南半球では6〜8月の冬が、北半球では11月〜2月の乾燥期が観賞に適しています。地域によっては「雲海の上にある高地」もベストポイント。気象条件を意識するだけで、星空との出会いの確率がグッと高まります。

3. 街の光を避けて、光害のない場所へ
星空を観賞する上で、最大の敵は「光害(ひかりがい)」。街明かりが強い場所では、明るい星しか見えず、本来の美しさを感じることができません。“美しい星空を守る”活動が行われている地域や、都市部から離れた場所を選ぶのがおすすめです。

4. 防寒と安全対策はしっかりと
星空は夜間に観賞するため、場所によっては想像以上に冷え込むことも。高地や砂漠では、昼夜の寒暖差が激しいので、防寒具は必須。懐中電灯やモバイルバッテリーもあると安心です。また、夜は視界が悪く足元が不安定な場所もあるため、ツアー参加や現地ガイド付きプランを選ぶと安全面でも心強いです。

5. 目を慣らして“暗闇の目”に切り替えよう
人間の目は、暗闇に慣れるまでに10〜30分ほどかかるといわれています。スマートフォンの画面や車のライトを見ると順応がリセットされてしまうため、なるべく画面の明かりを避け、静かな環境でじっくり夜空を見上げてみましょう。目が慣れるほどに、星の数がどんどん増えて感じられます。


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