世界遺産・芸術・定番から穴場まで!ローマと近隣のおすすめスポット28選

更新日:2025年09月30日

スペイン広場/お客様写真:川合繁男様 静岡県在住

スペイン広場/お客様写真:川合繁男様 静岡県在住

かつて地中海一帯を支配したローマ帝国。闘争と衰退、復興を繰り返した長い歴史の遺産の数々が、今も私たちにその圧倒的な姿を見せつけています。世界で最も重要な観光地のひとつといわれるローマの魅力をご紹介しましょう。

No.01 コロッセオ

コロッセオ(イメージ)

コロッセオ(イメージ)

ローマのシンボルであり、その名前や姿は誰もが一度は見聞きしたことがあろう超有名な観光スポットです。紀元80年に完成したローマ帝国最大の円形闘技場で、当時は剣闘試合や公開処刑、かつての有名な戦闘の再現などが行われ5万人もの観客を熱狂させたといわれています。初期はローマ水道から引いた水を場内に張り、模擬海戦を上演することまで可能だったといいます。

スタッフのおすすめPoint!

当時の最高技術を駆使した構造、そしてローマ帝政期に建造された巨大な円形闘技場が今もなお残っているということが最大の魅力です。ツアーでは外観見学のみが多いのですが、内部見学なくしてコロッセオは語れません。地下の見学こそが醍醐味といえます。猛獣や剣闘士をアリーナに持ち上げる巻き上げ機や、跳ね上げ式の出入り口の大掛かりな仕掛けなど、古代の高度な技術に驚かされます。

No.02 トレビの泉

トレビの泉(イメージ)

トレビの泉(イメージ)

「トレビ」はイタリア語で“3つの道”を意味し、その名の通り、泉は3本の道が交差する場所にあります。「泉に背中を向けて、肩越しにコインを投げ入れると願いが叶う」の言い伝えはとても有名ですが、1枚なら「再びローマに戻ってくる」、2枚は「大切な人と結ばれる」、3枚だと「嫌いな人と別れられる」と、叶えたい願いによってコインの数も変わるといいます。数々の映画の舞台にもなり、世界中の観光客で賑わうローマを代表する観光地です。

スタッフのおすすめPoint!

「どうして街のど真ん中にこんなものが!」と思うほど、細い道の先に突然姿を現します。清らかな水に真っ白な大理石のコントラストが魅力的。巨大な彫刻は最大の見どころでしょう。映画好きはもちろん、ローマに来た全ての人が訪れるべき場所といえます。コイン投げにもぜひトライしてみましょう。ただし置き引きに遭わないよう手荷物には細心の注意が必要です。

No.03 スペイン広場

スペイン広場(イメージ)

スペイン広場(イメージ)

かつて近くにスペイン大使館があったことが、その名の由来となりました。映画「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンが広場にある階段でジェラートを食べるシーンはあまりにも有名で、一年中世界各国から多くのファンが集まってきます。ベルニーニ作の噴水とスペイン階段、またその上に建つトリニタ・ディ・モンティ教会が、広場全体の上品で洗練された雰囲気を演出しています。

スタッフのおすすめPoint!

映画好き、歴史好き、そしてショッピング好きにはたまらない有名な観光地であり、高級ブランド店が建ち並ぶローマ最大のショッピングエリアでもあります。階段の上にそびえるトリニタ・ディ・モンティ教会とそこから望むローマの街並み、広場の中央にあるベルニーニ作・バルカッチャの噴水、そして広場の正面から伸びるコンドッティ通りとローマ随一の老舗カフェ・グレコなど見どころが満載です。階段での飲食は禁止されているのでご注意を!

No.04 真実の口

真実の口(イメージ)

真実の口(イメージ)

嘘や偽りのある人が石造りの口に手を入れると噛み切られてしまう、という言い伝えを持つローマを代表する観光スポットのひとつです。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の前廊壁飾られている人の顔が描かれた円盤状の石の彫刻で、元々は古代ローマ時代のマンホールの蓋だったともいわれています。映画「ローマの休日」の名シーンで、世界中の人々に知られるようになりました。

スタッフのおすすめPoint!

名作映画の舞台であり、また周囲は古代ローマの有名な史跡に囲まれているという立地も最高です。「真実の口」は常に行列ができているためチラ見で通り過ぎる人も多いのですが、実際に触れてみると感動もひとしおです。折角なので並んででも口に手を入れた記念写真を撮るべきでしょう。さらに時間があれば教会内部の見学もオススメ!映画ファンはもちろん、歴史好きにもたまらない史跡が満載の場所です。

No.05 サンピエトロ大聖堂

サンピエトロ大聖堂(イメージ)

サンピエトロ大聖堂(イメージ)

国土全体が世界遺産として登録されている、バチカン市国にあるローマ・カトリックの総本山です。イエス・キリストの一番弟子かつ初代ローマ教皇となった聖ペテロの墓があったといわれる神聖な場所です。聖ペテロの墓上に建てられた木造建築がその始まりとされ、ルネッサンス~バロック時代には当時の一流芸術家たちの技巧をふんだんに取り込み、ローマ教皇にふさわしい大聖堂として再建されました。

スタッフのおすすめPoint!

聖ペテロを祀った神聖な教会ながら、ルネッサンスの巨匠ブラマンテ、ラファエロ、ミケランジェロらの芸術作品が揃う世界最大の宗教建造物であることが魅力です。ここは宗教、宗派に関係なく芸術性において非常に優れた場所で、内部も外観もフォトジェニックが満載です。ミケランジェロ最高傑作のひとつとされる「ピエタ像」はもちろん、壁面を飾るモザイクにもご注目を!また、時間のある方はぜひ天井のクーポラに上って圧巻の絶景をお楽しみください。

No.06 システィーナ礼拝堂

システィーナ礼拝堂(イメージ)

システィーナ礼拝堂(イメージ)

ローマ教皇の公邸である、バチカン宮殿内の礼拝堂です。教皇シクトゥス4世の名前にちなんで、“システィーナ”礼拝堂と呼ばれています。現在でもさまざまな宗教儀式や、ローマ教皇を選出するコンクラーベの会場として使用されている神聖な場所です。ミケランジェロが旧約聖書の創世記を描いた「アダムの創造」や「楽園追放」などの天井画と、祭壇奥の壁面を飾る「最後の審判」は非常に有名です。

スタッフのおすすめPoint!

ボッティチェッリ、ミケランジェロ、ペルジーノ、ピントゥリッキオなど、ルネサンス最盛期の画家達が内装の装飾絵画を描いているので、芸術好き、歴史好きの方にはたまりません。ユリウス2世、パウルス3世の命を受けてミケランジェロが描いた天井画の「天地創造」と祭壇側の「最後の審判」は最大の見どころといえるでしょう。

No.07 最後の審判(ミケランジェロ)

最後の審判(ミケランジェロ)(イメージ)

最後の審判(ミケランジェロ)(イメージ)

バチカン美術館システィーナ礼拝堂の祭壇に描かれたフレスコ画で、ミケランジェロの代表作です。イエス・キリストが死者に裁きを行い、天国へ行く者と地獄に墜ちる者とに分ける場面を描写しています。イエス像がたくましく、約400人の人物たちも画面全体に配置したダイナミックな構成が見どころです。ミケランジェロが完成させたときは全員が全裸でしたが、別の画家によって部分的に隠す修正が行われたというエピソードもあります。個人の描いた絵画作品としては史上最大といわれ、作品を前に立つとその迫力に圧倒されます。

No.08 バチカン美術館

バチカン美術館(イメージ)

バチカン美術館(イメージ)

大小合わせて25もの美術館やギャラリー、博物館で構成される世界最大級の美術館です。歴代のローマ教皇が収集してきたコレクションを収蔵・展示しており、年間600万人以上の人々がここを訪れています。16世紀の初頭、教皇ユリウス2世が、所有していた古代彫刻を宮殿内のベルヴェデーレの中庭に配置したのが、その起源とされています。施設の全てを観てまわるには1週間を要すといわれてます。

スタッフのおすすめPoint!

集められた芸術品はヨーロッパのものにとどまらず、エジプト、エトルリア、現代キリスト教美術など、世界各地の美術品が鑑賞できることもバチカン美術館の大きな魅力のひとつです。システィーナ礼拝堂、「アテネの学堂」で有名なラファエロの間、ヘレニズム時代の傑作彫刻「ラオコーン」など、世界的に知られる傑作はもとより、建物そのものや細かな装飾まで全てが見どころです。

No.09 パンテオン

パンテオン(イメージ)

パンテオン(イメージ)

紀元前25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近であるアグリッパによって建造された世界最大の石造りの神殿です。パンテオンとは「万神殿」の意味で、様々なローマ神を奉るローマ帝国の権力と野望を象徴するモニュメントの1つでした。2000年の時を経た今も最も完全な状態で残り、その姿はローマの中心部のマルス広場で見ることができます。

スタッフのおすすめPoint!

2000年も前に造られた神殿が、ほぼ完全な状態で残っているところが一番の魅力といえます。建築としても優れた構造になっており、中に入ると神秘的な空間に心を奪われます。ルネッサンスの巨匠ラファエロの墓があり、また直径9mのオクルスと呼ばれる採光用の開口部から差し込む光が照らすドーム内部は荘厳な空気に包まれ一見の価値ありです。

No.10 ナヴォーナ広場

ナヴォーナ広場(イメージ)

ナヴォーナ広場(イメージ)

1世紀にドミティアヌス帝が造らせた楕円形の競技場が元になった、ローマで最も美しい広場のひとつです。広場の目印となるのは3つの噴水で、中央にはベルニーニ作「四大河の噴水」、その横にはジャコモ・デッラ・ポルタ作の「ネプチューンの噴水)」と「ムーア人の噴水」があります。最近では映画「天使と悪魔」の舞台にもなりました。観光客の他にも、地元の人や画家、ストリートパフォーマーなどで朝から晩まで一年中賑わっています。

スタッフのおすすめPoint!

古代ローマの競技場跡であり、重厚なバロック建築に周囲をぐるりと取り囲まれた景観美が魅力です。歴史好き、芸術好き、建築好き、映画好きにおススメで、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川の4つの大河を擬人化したベルニーニの傑作「四大河の噴水」とボッロミーニの「サンタニェーゼ教会」が見どころです。すぐ近くにはローマ名物でもある朝市が開かれるカンポ・ディ・フィオーリがあり、こちらも見逃せません。

No.11 フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノ(イメージ)

フォロ・ロマーノ(イメージ)

古代ローマ帝国の共和制時代から帝制時代にかけて、政治や経済の中心として栄えた場所です。首都ローマの公共広場として最重要視され戦争の勝利を祝う凱旋パレードや、政治演説などの場として活用されたといいます。西ローマ帝国の滅亡後は忘れ去られ、19世紀に発掘調査が始まるまでは土の中に埋もれていました。遺跡内には大通りに沿って神殿や凱旋門などが建ち並び、ローマ帝国のかつての栄華の面影を今に残しています。

スタッフのおすすめPoint!

ユリウス・カエサルが演説をし、歴代皇帝たちが凱旋した場所を実際に自分の足で歩けることが最大の魅力です。古代ローマ時代に訪ねてきたかのような不思議な体験を楽しむことができるので、古代ローマの歴史に興味のある人には絶対おススメです。また、パラティーノの丘から望むフォロ・ロマーノの全景は、遺跡の全体像を把握することができるほか、同時にローマ市街も一望できる絶景スポットです。

No.12 パラティーノの丘

パラティーノの丘(イメージ)

パラティーノの丘(イメージ)

古代ローマの中心地に広がる「パラティーノの丘」は、フォロ・ロマーノの「ティトゥス凱旋門」から登れます。建築家ラビリウスが紀元前81年に建設した皇帝の宮殿「ドムス・フラウィア(Domus Flavia)」「ドムス・アウグスターナ」「スタディオン・パラティーノ」の史跡、教会、貴族の住居等が残されています。中央にあるパラティーノ博物館には、彫像や壺等の出土品が展示されており、無料で見学できます。北西にある「ファルネーゼ庭園」では、手入れの行き届いた生垣と鮮やかな花々を鑑賞したり、フォロ・ロマーノの景色を楽しめます。

No.13 サンタンジェロ城

サンタンジェロ城(イメージ)

サンタンジェロ城(イメージ)

テヴェレ川沿いにある「サンタンジェロ城」は、高さ50m、直径64mの円柱状の城塞。古代ローマのハドリアヌス皇帝の墓として139年に建設、1980年に世界文化遺産に登録されました。現在は要塞として使われた部屋等が公開されているほか、内部にある「サンタンジェロ国立博物館」で古代から現代までの武器の展示、カフェや屋上テラスでローマ市内の眺望を楽しめます。周辺には星形の「モレ・アドリアーナ公園」が広がり、のんびりと散策できます。城の正面、テヴェレ川にかかる橋の欄干には12体の天使像が並んで建ち、観光客を迎えてくれます。

No.14 サンタマリア・マッジョーレ大聖堂

サンタマリア・マッジョーレ大聖堂(イメージ)

サンタマリア・マッジョーレ大聖堂(イメージ)

ローマ中心部にある大聖堂。西暦356年に建造された後、1,000年にわたって改築が繰り返されました。13世紀に描かれたモザイク画「マリアの戴冠」や色鮮やかなステンドグラス、14世紀に作られたロマネスク様式の鐘楼、建物正面は18世紀にバロック様式で仕上げられる等、様々な建築様式を見られます。地下墓地「クリプト」には、大理石で作られたカトリック教皇・ロドリゲス卿のお墓があります。大聖堂の正面には高さ約14mの平和を象徴する円柱が建っています。

No.15 カラカラ浴場

カラカラ浴場(イメージ)

カラカラ浴場(イメージ)

ローマ中心部より南へ3kmにある「カラカラ浴場」は、敷地面積26,000㎡に2,000~3,000もの浴槽が設置されたと言われる、大規模な温泉施設。212年~216年頃にカラカラ帝の命によって建設され、至るところに大理石の欠片や床のモザイク画が残されています。毎年7月~8月はオペラ座が閉鎖するため、代替施設として期間限定の野外オペラを毎年上演しており、世界中から多くの観光客が訪れます。他にも1960年のローマオリンピック器械体操の競技会、1990年のイタリアFIFAワールドカップ決勝前夜の三大テノールコンサート等、様々なイベントに利用されています。

No.16 マルタ騎士団の鍵穴

マルタ騎士団の鍵穴(イメージ)

マルタ騎士団の鍵穴(イメージ)

ローマには、マルタと同じようにマルタ騎士団の関連スポットが点在しています。アヴェンティーノの丘にあるマルタ騎士団の館もそのひとつで、観光スポットとなっています。館内に入ることはできないのですが、行列ができることもあるほど注目を集めているのは扉の鍵穴。近づいて穴を覗いてみると、木々のトンネルの間にサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが姿を現すのです。近くにはオレンジ公園という絶景ポイントやサンタ・サビーナ教会などの見どころもあるので、ぜひ立ち寄ってみては。

No.17 ジャニコロの丘

ジャニコロの丘(イメージ)

ジャニコロの丘(イメージ)

ローマ中心部よりバスで約40分の場所にある高さ88mの「ジャニコロの丘」。その頂にはイタリアの英雄「ジュゼッペ・ガリバルディ」の銅像が立つ「ガルバルディ広場」があります。展望エリアでは永遠の都の美しい眺望を眺めながら散歩でき、正午には大砲から礼砲が発射される様子を間近で見学できます。夕方にはピンクとオレンジが重なる夢見心地なマジックアワーのローマの景色が一望できます。丘へ向かう道中には、映画「グレート・ビューティー/追憶のローマ」のロケ地にもなった「パオラの泉」があります。

No.18 コンスタンティヌス帝の凱旋門

コンスタンティヌス帝の凱旋門(イメージ)

コンスタンティヌス帝の凱旋門(イメージ)

コロッセオより徒歩2分の場所にある「コンスタンティヌス帝の凱旋門」は、コンスタンティヌス1世の戦勝を記念して315年に建てられました。フランスにある「エトワール凱旋門」のモデルと言われています。門を彩るレリーフの一部は他の記念碑から移設されており、コンスタンティヌスを含む4人の皇帝の時代のものがあります。円形に神々へ供物を捧げる様子を描いたハドリアヌス帝(117~138年)、縦に長い長方形に出撃や凱旋を描いたアントニヌス帝(161~180年)等、彫り方やテーマが時代ごとに異なります。

No.19 トラステヴェレ

トラステヴェレ(イメージ)

トラステヴェレ(イメージ)

「トラステヴェレ」は、ローマ市内を流れるテベレ川の西側に位置する、昔ながらの面影を今に残す魅力的な地区。中心にはローマ最古と言われる「サンタマリア・イン・トラステヴェレ教会」があり、静かでのんびりとした雰囲気が魅力です。テベレ川にかかる「シスト橋」からは夕日を眺められます。橋ではストリートパフォーマーによる演奏が行われており、通るだけでも楽しめます。街中では有名なピザ屋「ダル・ポエタ」「アイ・マルミ」をはじめ、ミシュランの星も獲得したイタリア料理店「グラス・オスタリア」など、安くて美味しい絶品グルメをいただけます。

No.20 ポポロ広場

ポポロ広場(イメージ)

ポポロ広場(イメージ)

「ポポロ広場」はスペイン広場より徒歩9分の場所にある円形の広場。北側にある「ポポロ門」は古代ローマの城門であり、巡礼者にとってローマの玄関口でした。中央には高さ36.5mの柱「フラミニアのオベリスク」があり、4面にヒエログリフが精密に残されています。広場には画家ミケランジェロの絵画が飾られた「サンタマリア・デル・ポポロ教会」、左右対称に見える「双子教会」、ローマ市内が見渡せる「ピンチョの丘」があります。広場から南にあるコルソ通りは地元の人も訪れるショッピングスポット。衣料品、化粧品、カフェ等が1.5kmにわたり建ち並んでいます。

No.21 コルソ通り~コンドッティ通り~スペイン広場

コルソ通り~コンドッティ通り~スペイン広場(イメージ)

コルソ通り~コンドッティ通り~スペイン広場(イメージ)

コルソ通りは紀元前3世紀に整備され、ポポロ広場からヴェネツィア広場までをつらぬく大通りです。手ごろな価格のトレンドファッションの人気ショップが軒を連ね、ショッピングモールもあります。コンドッティ通りと交差しており、300mほど歩くとスペイン広場に行くことができます。コンドッティ通りでは、世界に名だたる高級ブランドが立ち並び、ゲーテやスタンダールといった文豪たちが集った老舗「カフェ・グレコ」もあり、イタリアらしい雰囲気を味わえるでしょう。

No.22 ボルゲーゼ公園

ボルゲーゼ公園(イメージ)

ボルゲーゼ公園(イメージ)

スペイン広場からほど近い場所にあるボルゲーゼ公園。17世紀頃、ローマ・カトリック教の最高顧問シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の命により、ドメニコ・サヴィーノ・ダ・モンテプルチャーノによる庭の設計で、当時はボルゲーゼ家の別荘として利用されていました。その後、様々な世代で整備され、現在は英国式庭園になっています。約80haもある広大な敷地には、池や噴水が設置されており、貴重な美術コレクションを収蔵する美術館や劇場などの施設が点在しています。芸術と自然が調和し、のんびりと過ごしたい方におすすめのスポットです。

No.23 カンポ・ディ・フィオーリ広場

カンポ・ディ・フィオーリ広場(イメージ)

カンポ・ディ・フィオーリ広場(イメージ)

カンポ・デ・フィオーリは、花畑が広がる地域だったことが名前の由来。ローマ市内の中心部にあり、ブティックやアンティークショップ、レストランなどが集まっているので、のんびりと散歩するには最適なスポットです。毎日(日曜日はクローズ)7時頃から開催される青空市場は必見です。新鮮な野菜や果物、チーズ、オリーブオイルなどの食料品をはじめ、キッチン雑貨、花屋さんなどの屋台がずらりと並びます。午後2~3時までオープンしているので、お土産選びに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

No.24 ポンペイ遺跡

ポンペイ遺跡(イメージ)

ポンペイ遺跡(イメージ)

ナポリの近郊に位置し、66haにわたって広がる古代ローマ時代の遺跡。ポンペイはローマ帝国の商業区や貴族たちの保養地として栄えてきた街ですが、西暦79年に火山噴火が起こり、全体が火山灰に埋もれてしまいました。18世紀に本格的な発掘が行われ、街並みや建造物などがほぼ当時の姿で発見されました。ジュピター神殿や円形劇場、公衆浴場、秘儀荘の壁画など、見ごたえも十分です。ローマから行く場合はナポリ経由で列車を乗り継ぎ、約2時間。バスは直通便で約3時間でアクセスできます。

No.25 チヴィタ・ディ・バニョレージョ

チヴィタ・ディ・バニョレージョ(イメージ)

チヴィタ・ディ・バニョレージョ(イメージ)

ローマから車で約2時間、切り立った断崖絶壁の上にある街。長年にかけて雨風による浸食が進み、度重なる大地震で地面が崩れて現在の形になりました。今なお崩壊が進んでいるため「滅びゆく町」とも呼ばれています。街の中に入るには300mほどの急こう配の一本橋を歩いて渡ります。入口にあるサンタ・マリア門という石造りのアーチを潜り抜けると、石畳の道や石造りの建物がひしめきあっています。中心広場には聖ドナート教会や司教宮殿、1500年代に使われていた粉ひき場も残り、まるで中世にタイムスリップしたかのような世界を満喫できます。

No.26 オルヴィエート

オルヴィエート大聖堂(イメージ)

オルヴィエート大聖堂(イメージ)

フィレンツェとローマの間に位置し、ローマから快速列車に乗って1時間20分程度で行ける街。凝灰岩が隆起した丘の上にあり、駅からはケーブルカーが出ています。注目の見どころは、イタリアの3大ゴシック建築に数えられる大聖堂。彫刻とモザイクで覆われた荘厳な佇まいや、壁や天井に描かれた礼拝堂のフレスコ画は必見です。大聖堂からドゥオーモ通りを歩いていくとモーロの塔があり、長い階段を上ると街を一望する絶景を楽しめます。また、街の地下には多数の洞窟が発達していて、深さ約62mもあるといわれるサン・パトリツィオの井戸は、中に入ることができます。

No.27 アッシジ

アッシジ(イメージ)

アッシジ(イメージ)

スバジオ山の裾野に広がるアッシジは、清貧の聖者フランチェスコの出身地で、世界中からの巡礼の人々が訪れます。聖フランチェスコ聖堂は、下堂はロマネスク様式、上堂はゴシック様式の2重構造で、内部には中世美術史に残る画家たちが描いたフラスコ画が飾られています。中でもイタリア・ルネサンス絵画の先駆者、ジョットが描いたフランチェスコの生涯は必見です。アッシジの旧市街は城壁に囲まれており、石畳や坂道、階段が多く中世の面影を残します。アッシジに行くには電車が便利。ローマから直通電車がでており、約3時間で到着します。

No.28 オスティア・アンティカ

オスティア・アンティカ(イメージ)

オスティア・アンティカ(イメージ)

ローマ中心部から車で約45分、電車では約1時間で行けるオスティア・アンティカ。古代ローマ時代に港湾都市として発展し、大都会として栄えていたのですが、河川の堆積土で港としての機能が失われていき、徐々に衰退してしまいました。発掘が開始されたのは19世紀頃。土砂に埋もれていたため保存状態が良く、ネプチューン浴場をはじめとする公衆浴場や劇場、消防士の宿舎、同業組合広場、円形神殿などが残っています。建物跡の床には、船や動物などバラエティに富んだ模様が白黒で描かれたモザイクアートも残っているので、ぜひ見つけてみてください。

No.29 【グルメ】ローマで味わいたい美食8選

永遠の都ローマは、歴史的建造物や芸術だけでなく、美食の宝庫としても知られています。ローマ発祥の名物料理から郷土色あふれる伝統グルメまで、観光とあわせて楽しみたいローマのおすすめグルメ8選をご紹介します。

【グルメ】ローマで味わいたい美食8選

No.30 【お土産】永遠の都ローマから持ち帰る思い出

古代遺跡や芸術の街ローマでは、お土産選びもユニークで楽しい体験のひとつ。かわいらしい雑貨や食品、伝統工芸品など、つい買いたくなってしまうお土産屋が多く迷ってしまうことでしょう。イタリア中のお土産がそろうローマですが、せっかくならローマならではのお土産はいかがですか。

【お土産】永遠の都ローマから持ち帰る思い出

パリ、ロンドンに次ぎ、ヨーロッパで3番目に観光客が多いローマ。歴史ある建築物の数々が、訪れた人々を異次元にトリップさせてくれます。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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