穴場すぎる花火大会?神明の花火をバスツアーで観に行った記録

更新日:2026年08月24日

フィナーレの花火(イメージ)

フィナーレの花火(イメージ)

日本の夏を代表するイベントのひとつが、花火大会です。日本の花火には長い歴史があり、時代とともに進化しながら、現在も多くの人々を魅了しています。

日本では夏になると、全国各地でさまざまな花火大会が開催されます。そのため、「どの花火大会に行けばいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

今回は、数ある花火大会の中から、山梨県で開催される「神明の花火」をご紹介します。美しい花火を間近で楽しめる注目の花火大会へ、クラブツーリズムのバスツアーで実際に行ってきました!

※本記事は日本を訪問する予定の旅行者向けに制作されたものですが、日本国内の方でもお読みいただけます。

神明の花火って知ってる?知名度低めなのに2万発の本気大会

山梨県市川三郷町「ふるさと夏まつり」ってどんな祭り

甲州花火と動きの融合

甲州花火と動きの融合

カラフルな花火

カラフルな花火

「ふるさと夏まつり」は、山梨県市川三郷町で開催される、山梨県最大規模のお祭りです。祭りのメインイベントは「神明の花火」。約2万発もの花火が夜空を彩り、毎年20万人近くの観客が訪れます。

市川三郷町は、長い歴史を持つ「花火の町」として知られています。町には、日本全国でも数少ない花火資料館のひとつがあり、現在も日本を代表する花火会社「株式会社齊木煙火本店」と「株式会社マルゴー」が拠点を構えています。

「株式会社齊木煙火本店」は、甲州花火の元祖ともいわれる歴史ある花火会社です。「神明の花火」をはじめ、河口湖湖上祭など山梨県内の花火大会だけでなく、全国各地の花火大会でも活躍しています。
つまり「神明の花火」は、河口湖や富士山周辺で目にする花火を生み出している花火会社の、いわば「お膝元」で開催される大会ということになります。同じ職人の技術を、より近い距離で、より大きなスケールで体感できるのが、この大会ならではの価値です。

一方、「株式会社マルゴー」の花火は、鮮やかな「色」と独創的な「動き」が特徴です。赤・青・黄・紫・ピンクなどの花火が夜空にグラデーションを描き、横へ移動するようなユニークな演出も楽しめます。
さらに、音楽と花火を細かく合わせた演出も大きな見どころです。

長い歴史を受け継ぐ花火と、新しい技術を取り入れた花火。その両方を一度に楽しめることも、「神明の花火」の大きな魅力です。

なぜバスツアーを選んだのか

「神明の花火」の観覧席チケットは、チケットぴあやCNプレイガイドなどでオンライン購入できる席種もあり、KKdayなど海外旅行者になじみのあるプラットフォームでの取り扱いもあります。ただし、一部の追加販売席は日本語での電話受付に限られるほか、人気の席種は発売から短期間で完売することも珍しくありません。

また、チケットを個人で確保できたとしても、会場までの移動は別問題です。最寄り駅から会場まで交通機関を乗り継ぎ、混雑の中で当日の帰りの足も自分で手配する必要があります。特に今回のように21時過ぎに終演し、終電が間に合わないタイミングでの帰路は、深夜のタクシーや代替交通手段を自力で確保しなければなりません。

その点、観覧席付きのバスツアーなら、チケット・往復の交通・深夜の帰路まで、すべてがセットになっています。日本語でのやり取りに不安がある人や、初めて日本の花火大会に参加する人にとって、段取りの手間を減らせる選択肢と言えるでしょう。

なぜ宿泊なしの夜行日帰りなのか

花火終了が21:10、翌朝観光とセットにしづらい時間帯という事情

「神明の花火」が終了するのは、21時10分頃です。終了後にホテルへ移動して宿泊し、翌朝から観光を始める行程は、移動時間やチェックインの時間を考えると、非効率的です。

そこで、花火を最後まで楽しんだあと、そのままバスで帰路につく「夜行日帰り」のスタイルがおすすめ。宿泊先を別途手配する必要がなく、夜間の移動時間を有効に活用でき、東京を拠点に旅行し、同じホテルに連泊する予定の方でも、宿泊スケジュールを変えずに参加できます。

「基本は宿泊型ツアーが多い」花火大会の中で、これは珍しいパターン

花火大会のバスツアーは、観賞後にホテルへ宿泊するプランが一般的です。長岡まつり大花火大会や土浦全国花火競技大会といった有名な大会では、宿泊付きのツアーが多く、その分ツアー料金も高くなりやすい傾向があります。また、人気のツアーは早い時期に満席になることも少なくありません。

一方、「神明の花火」を観賞する今回のツアーは、宿泊を伴わない夜行日帰りプランです。ホテルを手配する必要がなく安い値段で運行がされており、まさに“穴場”といえるツアーです。

【到着編】バス降りてから観覧席まで、実際何分歩いた?

公式は「15分、混雑時30〜40分」→リアルはこうだった

混雑のリアル写真

混雑のリアル写真

バスの降車場所から観覧席までは、徒歩約20分で到着しました。一方、無料観覧席の利用者も立ち寄れる屋台エリアは非常に混雑しており、小さなグラウンドを一周するだけでも20分ほどかかりました。

また、有料観覧席と屋台エリアは普通に歩いても10分ほどかかる程度に離れています。途中に有料観覧席の入場ゲートがあり、通過にも時間がかかるため、屋台で食べ物を購入してから席に戻るまで20分程度かかり、購入したかき氷などは溶けてしまいます。

歩きやすい靴、本当に必要でした(体験談)

観覧席までの河川敷の道

観覧席までの河川敷の道

会場周辺は河川敷のため、地面には枯れ草が多く、サンダルでは足に刺さることがあります。ただし、実際に歩いてみて特に気になったのは、枯れ草よりもバッタの多さでした。

歩くたびに小さなバッタが足元から次々と跳び出し、ときには足とサンダルの間に入ってくることもあります。誤って踏みそうになるため、足元を気にしながら歩かなければなりません。
安全性と歩きやすさを考えると、肌が露出するサンダルは避け、足全体を覆うスニーカーで行くのがおすすめです。

【観覧編】パイプ椅子×傘禁止
快適に過ごすための持ち物リスト

敷物はマストアイテム。持って行って良かったもの・後悔したもの

置ける荷物はリュック一つ分

置ける荷物はリュック一つ分

持って行ってよかったもの

□レジャーシート
□虫よけスプレー
□現金


1人用の観覧席で足元に置ける荷物は、リュックサック1つ分ほどです。荷物を直接地面に置かずに済むよう、リュックの下に敷ける小さなレジャーシートを持参すると便利です。

虫よけも欠かせません。河川敷には蚊やバッタが多いため、肌や衣服に使用できる虫よけスプレーがあると安心です。

屋台は現金のみ使用可能な店がほとんどです。キャッシュレスに慣れている方は現金を用意してから向かうようにしましょう。

必要のないもの

□タオル
□ゴミ袋
□うちわ


タオルとゴミ袋はほとんど使いません。タオルを座席のクッション代わりにするには薄すぎて、十分な効果はありません。また、川辺のため夜もそれほど暑くならず、汗を拭く機会も少ないでしょう。

ゴミ袋については会場でボランティアスタッフから配布されたため、持参したものは使用しませんでした。ただし、配布方法は開催年によって変わる可能性があるため、小さな袋を予備として1枚用意しておくと安心です。

うちわなどは花火中に仰ぐと隣の席が近いためほかのお客様に当たってしまう可能性が高く、おすすめできません。もし暑さ対策を検討するのであればハンディファンがおすすめです。

雨予報でもレインコート一択の理由

特に注意したいのが雨具です。会場では、周囲の視界を遮ったり、混雑時に人へ当たったりする危険があるため、観覧中に傘を使用できません。雨が予想される場合は、両手が空いて座ったまま着用できるレインコートやポンチョを必ず用意しましょう。

足元や荷物も濡れやすいため、防水性のある靴やレインシューズ、荷物を包む大きめのビニール袋があると安心です。レインコートは会場へ到着してから慌てないよう、あらかじめ取り出しやすい場所に入れておくのがおすすめです。

【本番】19:30〜21:10
目の前で開く尺玉とワイドスターマインの臨場感

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

目の前で開く尺玉

鑑賞席混雑のリアル

鑑賞席混雑のリアル

観覧席からの見え方・写真スポット

ツアーの観覧席は、会場全体のかなり右端に位置しています。そのため、アナウンサーが進行するステージなどを直接見ることはできません。

しかし、ステージが視界に入りにくい分、目の前に広がる花火に集中できるのが、この席ならではの魅力です。会場アナウンスを聞きながら、夜空いっぱいに打ち上がる花火をじっくり楽しめます。

また、会場の端にあるため、比較的トイレへ行きやすいのもうれしいポイントです。花火大会当日はトイレも非常に混雑しますが、観覧席からの距離が近ければ、移動の負担を少し軽減できます。

右端の席からは、花火だけでなく、広い観覧エリアと大勢の観客を一望できます。会場全体の雰囲気を写真に収めたい場合は、観覧席を見渡せるこの位置がおすすめです。

スマホのライトで応援

スマホのライトで応援

花火師からの返事

花火師からの返事

特に印象的なのが、花火大会のフィナーレです。大会の最後には、観客がスマートフォンやライトの光を掲げ、川の対岸にいる花火師へ感謝と称賛の気持ちを伝えます。言葉が通じなくても、「素晴らしい花火をありがとう」という思いを光で届けられる、花火師と観客の交流です。

右端の席から眺めると、観覧エリアに無数の光が広がっていく様子を見渡せます。夜空の花火とはまた違う、会場全体が光に包まれる感動的な光景は、ぜひ写真や動画に残しておきたい瞬間です。

音・光・迫力を写真では伝えきれない部分を言葉で

色が変わる花火

色が変わる花火

下から変わっていく

下から変わっていく

強く光る

強く光る

輝く光や、夜空に溶けていくような花火は、思わず見入ってしまうほどの美しさです。音楽に合わせて花火が打ち上がる演出も多く、曲調やリズムに合わせて光の色や形、打ち上げるテンポが変化します。
さまざまなテーマや作品とのコラボレーションもあり、次に何が始まるのかというワクワク感が途切れません。

二尺玉

二尺玉

なかでも注目したいのが、「神明の花火」の目玉である二尺玉(にしゃくだま)です。二尺玉は「20号玉」とも呼ばれ、打ち上げ前の花火玉だけでも直径約58~60cm。上空約450~500mで開き、光の直径も約450~500mに達するといわれています。一般的な花火大会でよく使われる花火よりもはるかに大きく、視界に収まりきらないほどの迫力です。

【帰り編】帰着25:20予定、宿泊型ツアーとの違いを実感した瞬間

終電はもう無い問題、上野・新宿からの深夜の帰宅手段

花火を最後まで観賞したあと、バスは深夜に東京へ戻ります。帰着予定時刻は25時20分、つまり翌日の午前1時20分頃です。この時間には電車の運行がほぼ終了しているため、到着場所からホテルまでの移動手段をあらかじめ考えておく必要があります。

上野や新宿では深夜でも比較的タクシーを見つけやすく、駅周辺の乗り場や配車アプリを利用すれば、ホテルまでスムーズに移動できます。

また、上野・新宿以外の場所から出発・帰着するプランもあります。予約する際はツアー料金だけでなく、帰着場所から宿泊先までの距離も確認しましょう。ホテルに最も近い乗降場所を選べば、深夜のタクシー移動を短くでき、交通費や体への負担も抑えられます。

「1泊2日扱いの保険」ってどういうこと?

このツアーはホテルに泊まらない「夜行日帰り」ですが、旅行日数が2日間にまたがるため、保険期間上は「日帰り」ではなく「1泊2日まで」として扱われます。

クラブツーリズムの国内旅行傷害保険は、旅行を目的として自宅を出てから、自宅へ戻るまでが補償期間です。旅行中の事故によるケガをはじめ、携行品の盗難・破損、他人にケガをさせたり物を壊したりした場合の賠償責任などが補償対象に含まれます。

結論:神明の花火は「穴場」か「ハードル高め」か

こんな人には全力でおすすめ

特におすすめしたいのは、東京を拠点に旅行しながら、日本ならではの大規模な花火大会を体験したい人です。

観覧席と往復のバス移動がセットになっているため、日本語でのチケット購入に不安がある人や、電車を乗り継いで会場まで向かうのが心配な人でも参加しやすいでしょう。東京の同じホテルに連泊しながら参加でき、宿泊付きツアーより費用を抑えやすいのも魅力です。

音楽と花火が一体になった演出を楽しみたい人や、視界いっぱいに広がる二尺玉の迫力を体感したい人にもぴったり。有名な花火大会とは少し違う、海外旅行者にまだあまり知られていないイベントを探している人にとっても、特別な日本旅行の思い出になるはずです。

帰着は深夜になりますが、到着場所からホテルまでタクシーで移動でき、翌朝の予定にも余裕を持たせられる人なら、非常に便利で満足度の高いツアーです。

こんな人にはちょっと注意(体力・移動時間・夜行バスがネックになる人向け)

観覧席と往復の移動がセットになった便利なツアーですが、誰にとっても快適とは限りません。特に注意したいのが、長時間の移動と深夜の帰着です。

バスでの移動時間が長いうえ、花火の観賞中はパイプ椅子に座って過ごします。そのため、長時間の移動や同じ姿勢が苦手な人には、体力的な負担が大きく感じられるかもしれません。深夜まで起きているのがつらい人や、バスの車内では十分に休めない人も注意が必要です。小さな子どもや高齢者と参加する場合は、無理のない行程かどうかを事前に確認しておきましょう。

会場は屋外のため、暑さや突然の雨にも自分で対応しなければなりません。天候の変化が体調に影響しやすい人は、レインコートや暑さ対策グッズなど、十分な準備が必要です。

また、東京への帰着は深夜となり、電車はすでに運行を終えている可能性があります。到着場所からホテルまでタクシーで移動することに不安がある人や、翌朝早くから観光・長距離移動を予定している人には、やや参加しづらいツアーです。翌日は予定を詰め込みすぎず、ゆっくり休めるスケジュールを組んでおくと安心です。

よくある質問(FAQ)

ツアーについて

Q:子供やシニアも参加できますか?

A:小学生以上のお子様、シニアの方にご参加いただけます。ただし、夜行日帰りのコースは未就学児のご参加はご遠慮いただいております。また、お子様(小学生)の料金は大人料金と同額となります。

なお、本ツアーは会場での徒歩移動があります。バスの降車場所から観覧席までは約15分(混雑時は30〜40分程度)歩いていただきます。会場は河川敷で足元が不安定な箇所もあるため、歩きやすい靴でご参加ください。観覧席はパイプ椅子で、花火観賞中は約1時間40分着席したままとなります。
帰着も深夜になりますので、小さなお子様やご高齢の方とご参加の場合は、行程にご無理がないか事前にご確認ください。

集合・出発について

Q:予約後、集合場所や時間はどのように確認できますか?

A:ご予約後、マイページで「集合場所」「集合時間」「緊急連絡先」を確認できます。出発前にはオンラインで「旅のしおり」もご覧いただけます。

荷物について

Q:スーツケースを持って参加できますか?

A: バス移動の場合は荷物の積み込みスペースを確保していますので、スーツケースも持ち込み可能です。ただし、大きなスーツケースはお一人2個までを目安にしてください。

言語対応について

Q:日本語が話せなくても参加できますか?

A: はい、可能です。ツアーは日本語で運行されますが、重要な案内はAI翻訳機器や書面で英語・中国語(繁体字)に対応します。添乗員やドライバーも翻訳アプリを活用しますので、言語の不安はありません。

支払いについて

Q:支払い方法は?通貨は?

A: お支払いは日本円でのオンライン決済(クレジットカード)です。為替レートはカード会社の規定に準じます。予約時に即時決済が必要です。

ツアーの運航について

Q:雨が降ったらどうなる?
A:花火大会は原則として雨天決行です。ただし、悪天候や、国および自治体等の要請により、中止または順延となる場合があります。
会場では傘をご使用いただけません。雨が予想される場合は、レインコートやポンチョを必ずご用意ください。


Q:花火大会が中止になったら?
A:中止が決定するタイミングによって対応が異なります。

ツアー出発前に中止が決定した場合:ツアーも中止となり、ご予約代表者様へご連絡いたします(ご連絡がない場合は出発決定とお考えください)。なお、現地の判断が当日となり、中止のご連絡が当日午前中になる場合があります。ご連絡が間に合わず集合場所へお越しいただいた場合でも、交通費等のご返金には応じかねますので、あらかじめご了承ください。

ツアー出発後に中止・順延となった場合:観覧席相当分を返金のうえ、代案コースによる日帰りツアーとして催行いたします。
海外からお越しのお客様は、旅行日程を組む際にこの点もご考慮のうえ、お申し込みください。

現地サポートについて

Q:台湾や海外に実店舗はありますか?

A:台湾ではKNT台湾がクラブツーリズムの総代理店です。現地でのご相談はKNT台湾にお問い合わせください。

台灣地區的旅客,報名可洽《台灣總代理・台灣近畿國際旅行社》
線上報名 https://www.knt-taiwan.com/contact.php
來電報名 02-87717551(月~金 09:15~18:00〈假日除外〉)
電子郵件 info@knt-taiwan.com

まとめ

(イメージ)

(イメージ)

「神明の花火」は、音楽とシンクロした華やかな演出や、視界いっぱいに広がる二尺玉を楽しめる、見応えのある花火大会です。海外旅行者にはまだ広く知られていない一方、チケットの購入方法や会場へのアクセスには少しハードルがあります。

観覧席付きのバスツアーなら、個人でチケットや交通手段を手配する必要がありません。東京のホテルに連泊したまま参加でき、宿泊付きツアーより費用を抑えやすいことも魅力です。日本語での手続きや複雑な乗り換えに不安がある人にとって、便利で安心感のある選択肢といえるでしょう。

しっかり準備を整えて、音楽、光、そして体に響く大きな音が一体となる、日本の花火大会ならではの感動を体験してみてください。


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