迷ったらここ！一度は訪れたい大阪の観光スポット30選

16世紀後半に豊臣秀吉の居城として建てられた「大阪城」。1615年の「大坂夏の陣」で焼失しましたが、徳川幕府によって再建されました。黄金の装飾が輝く天守閣の内部は、8階建ての博物館になっています。大阪城や豊臣秀吉に関する資料や、しゃちほこの原寸大レプリカが展示されています。最上階の回廊式展望台からは、大阪の街並みを360度から眺められます。

大阪城公園は、大阪市の中心部にある総面積105.6haの都市公園です。大阪城天守閣をはじめとした歴史的建造物が点在しています。外観5層・内部8階建の天守閣は博物館として一般公開。園内には大手門や多聞櫓、千貫櫓、乾櫓など13棟の重要文化財が保存されており、大阪の歴史や文化に触れられます。約300本の桜が咲く西の丸庭園や、105品種・1245本の梅が楽しめる梅林など、季節ごとの植物を楽しめる場所がある点もおすすめです。コンサートが開催される大阪城ホールや音楽堂、弓道場や野球場などの運動施設も充実しており、観光だけでなくイベントやスポーツ目的でも多くの人が訪れます。

大阪天満宮は、学問や芸能の神として知られる菅原道真公を祀る神社です。「てんまのてんじんさん」という呼び名で地元の人々に親しまれており、本殿のほかに国の登録文化財に指定されている梅花殿・参集殿があります。「松島の図」「雪中松の図」「嵐山の図」といった襖絵を楽しめる点も魅力。境内の大将軍社は白雉元年（650年）に創建された摂社で、天満宮の由緒にも関わる重要な史跡です。例年7月に開催される天神祭は、衣装をまとった3000人が街を練り歩いたり約5000発の花火が打ち上げられたりといった迫力ある光景を楽しめます。

大阪造幣局の「桜の通り抜け」は、明治16年に始まった春の恒例行事です。例年4月上旬から中旬にかけて造幣局構内の旧淀川沿いにある約560mの通路が一般公開されており、約120品種・約370本の桜が楽しめます。特に遅咲きの八重桜が多く咲いており、関山や普賢象、松月、紅手毬、大手毬など、色とりどりの花が重なり合う景観が見どころです。通り抜けは南門（天満橋側）から北門（桜宮橋側）への一方通行です。インターネットでの事前予約が必要なため、訪問前に公式サイトで詳細を確認しておきましょう。

天神橋筋商店街は、全長約2.6kmにわたって南北に伸びる商店街です。大阪天満宮の門前町として江戸時代に栄えたのが起源であり、現在では約800店舗が軒を連ね、昔ながらの大衆食堂や惣菜店、老舗のお茶屋、刃物店、和雑貨店など多彩な店が並びます。商店街内には、江戸時代から昭和にかけた大阪の暮らしの変遷を展示する「大阪くらしの今昔館」もあり、地域の歴史と文化を体感できます。例年7月の天神祭では、神輿が練り歩く様子を楽しめる点も魅力。露店も出るため、食べ歩きも楽しめます。

梅田スカイビル空中庭園展望台は、地上173mの高さから大阪の街を一望できる展望施設です。39階・40階・屋上の3フロアで構成されており、屋上には360度開放型の展望スペース「スカイ・ウォーク」があり、時間帯ごとに異なる景色を楽しめます。40階には全長35mのガラスカウンター付きカフェ「SKY 40」があり、空中に浮かぶような感覚でカフェタイムを満喫できます。39階にはレストランやショップも充実。35階から39階へ向かう、両側がガラス張りの「シースルーエスカレーター」も人気のフォトスポットです。

HEP FIVE（ヘップファイブ）は、大阪・梅田の中心に位置する複合商業施設で、直径75mの赤い観覧車がシンボルです。観覧車は地上約106mから大阪の街を360度見渡せる構造となっています。館内には約170のテナントが入り、最新ファッションやアニメグッズなどを販売するショップだけでなく、人気キャラクターやアーティストとのコラボカフェも充実しています。吹き抜けにはアーティスト石井竜也氏が手がけた巨大なクジラのオブジェも展示され、館内全体が非日常的な空間演出に包まれている点も魅力です。

大阪港にある「海遊館」は、約620種、3万匹の生き物が展示されている世界最大級の水族館です。国内の水族館では珍しいジンベエザメやマンボウが、高さ9m、横幅34mの巨大水槽を悠々と泳ぐ姿が見られるのが魅力です。毎日17:00からは、BGMや照明が変化して昼間とは違った幻想的な雰囲気の「夜の海遊館」に変わります。光と音でロマンティックに演出された館内は、夜のデートにぴったりです。

天保山大観覧車は、直径100mの大きさを誇る観覧車で、夜景観光コンベンション・ビューローが選定する夜景遺産にも認定されている大阪の人気観光スポットです。乗車時間は約15分間であり、生駒山系や明石海峡大橋、関西国際空港などを一望できます。イスと床が透明なシースルーゴンドラもあり、空中から大阪の街を360度楽しめます。車いす対応の特別ゴンドラもあり、誰でも安心して乗れる点も魅力です。夜には観覧車自体をライトアップ。LED照明で翌日の天気を知らせるというユニークな演出を行なっています。マスコットキャラクター「てんぽ丸」も人気です。

空庭温泉 OSAKA BAY TOWERは、地下1000mから汲み上げた天然温泉を楽しめる温泉型テーマパークです。源泉かけ流しの露天風呂や岩盤浴だけでなく、15000冊の漫画が読めるリクライナーエリアや魚に角質を食べてもらえるフィッシュセラピーなど、多彩な癒しの施設が揃っています。約1000坪の日本庭園では浴衣姿で足湯を楽しむことができ、庭園の周辺には千本鳥居や水洗弁天宮などフォトスポットも充実。縁日コーナーやゲーム機、SNS映えするスイーツや定食が味わえる食事処もあり、大人も子どもも楽しめます。

「万博記念公園」内にある「太陽の塔」は、芸術家の岡本太郎氏が手がけた高さ約70mの巨大な芸術作品です。1970年の日本万国博覧会の際に、「人類の進歩と調和」を表現するパビリオンとして制作されました。2018年から、約半世紀ぶりに内部展示が見学できるようになりました（要予約）。塔の内部を下から上に向かって貫く「生命の樹」や、岡本太郎氏が表現する「過去・根源の世界」を体験できる「地底の太陽」ゾーン等があり、独特なアートの世界が広がります。

ひらかたパークは、「ひらパー」の愛称で親しまれる遊園地です。木製コースター「エルフ」やジェットコースター「レッドファルコン」、大観覧車「スカイウォーカー」、探索型アトラクション「ボルケーノ」など、絶叫系から頭脳系まで約40種類のアトラクションが楽しめます。動物とふれあえるエリアや四季の花が彩る園内だけでなく、人気アニメとのコラボやアーティストによるスペシャルライブなど季節ごとのイベントが充実している点も魅力です。ベビールームやベビーカーレンタル、迷子センター、救護室など、ファミリー向けサービスも整っています。

カップヌードルミュージアム 大阪池田は、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生した地に建てられた体験型のミュージアムです。小麦粉からチキンラーメンを手作りできる「チキンラーメンファクトリー」や、自分好みの具材とスープでオリジナルカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」など、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが充実しています。発明者・安藤百福の功績やインスタントラーメンの発展を学べる展示のほか、約800種類の歴代パッケージが並ぶ「インスタントラーメン・トンネル」も見どころ。

箕面大滝（箕面の滝）は、緑の文明学会・グリーンルネッサンス・緑の地球防衛基金選定による「日本の滝100選」に選ばれた落差33mの大滝です。滝の形が農具の「箕」に似ていることから、箕面大滝と呼ばれています。阪急箕面駅から滝道を散策しながら約40〜50分で到着でき、「春は新緑」「夏は清涼感」「秋は真っ赤な紅葉」「冬は雪化粧の滝」というように四季折々の自然美が楽しめます。駅周辺の駐車場利用後は徒歩移動が基本であるため、歩きやすい靴での訪問がおすすめです。

花博記念公園鶴見緑地は、1972年に広域公園として開園し、1990年の国際花と緑の博覧会（花博）を機に整備された都市公園です。約123haの広大な敷地には、約15000株の植物が集まる大規模温室「咲くやこの花館」や季節の花が楽しめる「風車の丘」、当時のパビリオン、庭園などが点在しています。バーベキュー広場やキャンプ場、乗馬施設、パークゴルフ場などの施設も充実。園内にはコーヒーショップやレストラン、売店もあり、散策の合間に食事や休憩も楽しめます。

大阪の風景として馴染み深い「グリコの看板」や「くいだおれ太郎」があり、たこ焼きやお好み焼きなど大阪グルメを一度に満喫できる「道頓堀商店街」。たこ焼き屋さんだけでも10店舗以上が並びます。中でも、日夜行列の絶えない「たこ焼道楽 わなか」がおすすめ。特製ソースをかけた定番のたこ焼きはもちろん、たこ焼き3つをソースと一緒にせんべいに挟んだ「たこせん」は、食べ歩きにも最適です。

多くの古着屋や衣料店、レコード屋等が並ぶ若者の街。心斎橋や道頓堀から徒歩圏内です。1970年代に倉庫を改装した店舗でアメリカ西海岸から輸入した古着やジーンズ、中古レコード、雑貨が売られ始めました。それが話題となり「アメリカ村」と呼ばれるようになりました。各店舗をめぐってみると、日本では見かけない限定品が見つかる場合も。また「竜巻ポテト」等、食べ歩きに適したグルメも豊富です。

吉本新喜劇の舞台が生で観られるほか、若手から師匠までの漫才や落語が楽しめる笑いの殿堂「なんばグランド花月」。1日あたり2～4回の本公演が行われており、1公演は約2時間15分。若手～師匠クラスの約10組が出演し、その後「吉本新喜劇」が上演されます。座席は全席指定のため、チケットを予約しておくのがおすすめです。「吉本新喜劇」は、お子さまにも分かりやすいひょうきんな動きや言葉のやり取りが多いため、家族みんなで楽しめます。

魚屋、八百屋、精肉店等さまざまなジャンルのお店が約150店舗立ち並ぶ市場です。1822年頃、日本橋の圓明寺付近にあった黒い山門のあたりに商人が集まり、堺や紀州から入ってきた魚を売ったのが始まり。そのため鮮魚を中心とした活気ある老舗が多く立ち並んでいます。日本橋駅から近い入口すぐの「深廣」では新鮮な魚介類をその場でいただけます。

なんばパークスは、大阪球場跡地に誕生した複合施設で、「衣・食・住」に「交・遊・健・美・知・癒」を融合させた都市型スポットです。2階〜9階までの各層で、ゆったり過ごせるウッドデッキがある「ホワイエ空間」や、緑に囲まれたワーキングスペース「GREEN DESK for worker」など、異なる趣向を凝らした空間を楽しめます。屋上庭園「パークスガーデン」には、約500種・10万株の植物が植えられています。買い物や映画鑑賞、自然散策まで多彩な楽しみ方ができる点が魅力です。専属ガーデナーによるガーデンツアーも開催されています。

法善寺横丁は、なんばの繁華街のすぐそばにあり、静かで情緒あふれる雰囲気が魅力の横丁です。全長80mの石畳の通りには、割烹や串カツ、お好み焼き、Barなど約50軒が軒を連ね、大阪グルメを楽します。入り口には、二度の火災を乗り越え当時の姿のまま残る風情ある看板が掲げられています。法善寺には水をかけて祈願する「水掛不動尊」があり、全身を覆う苔の姿が印象的です。作家・織田作之助の小説『夫婦善哉』の舞台としても知られ、甘味処「夫婦善哉」で名物のぜんざいが味わえます。

大阪のシンボルとして有名な浪速区にある展望タワー「通天閣」。展望台は全部で4つあり、さまざまな高さから大阪の市街地を一望できます。初代通天閣の天井絵を復刻した「復刻大天井画」や、約100年前の「新世界」のジオラマが展示されている3階の「トップフロアー」等、展望台のほかにも見どころがたくさん。5階の展望台にいる幸福の神様「ビリケンさん」の足の裏を撫でると願い事が叶うと言われており、パワースポットとして人気を集めています。

高さ300mを誇る超高層ビル「あべのハルカス」は、近鉄百貨店の本店や美術館、ホテル等で構成されています。16階には質の高いアートを楽しめる「あべのハルカス美術館」があり、さまざまなジャンルのイベントを開催しています。最上階の展望台「ハルカス300」からは、明石海峡大橋や淡路島等が一望できます。大阪の街を空中散歩しているような感覚が味わえる、360°ガラス張りのフロア「展望回廊」もおすすめです。

食べる・遊ぶ・笑うと大阪の魅力は多くありますが、なかでも「食べる」の要素が色濃く打ち出されたのが新世界です。お手軽な串カツやたこ焼き、お好み焼きはもとより、高級なイメージのフグまでも庶民的なお値段で満喫できる街です。どこか懐かしい昭和レトロの雰囲気を色濃く残した下町として、数々の映画やドラマ、漫画などの舞台ともなった、大阪の「顔」のひとつといえます。

天王寺動物園は、都会の真ん中で自然と動物に触れられる癒しのスポットです。約11haの敷地では、ライオンやホッキョクグマ、チンパンジーなど約170種・1000点もの動物を飼育。生息環境をリアルに再現した「生態的展示」や、爬虫類生態館の「アイファー」、ペンギンやアシカが泳ぎ回る姿を楽しめる「ペンギンパーク&アシカワーフ」などが人気です。動物とふれあえるイベントも開催。テンジクネズミやヒツジ、ヤギなどの観察や、夏季の週末に開催される、夜に動物を見られる「ナイトZOO」などを楽しめます。

四天王寺は、聖徳太子により創建された日本最古の官寺で、都心にありながら静寂が漂う癒しの空間として親しまれています。「四天王寺式伽藍配置」と呼ばれる様式で建築されており、南から北へ向かって中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べて、回廊が囲む形で建てられています。庭園「極楽浄土の庭」や、国宝・重要文化財を所蔵する宝物館といった見どころも豊富です。毎月21日と22日の縁日には露店が立ち並び、活気ある雰囲気が楽しめます。

鶴橋エリアは、鶴橋商店街と大阪コリアタウン（御幸通商店街）の個性豊かな商店街が魅力の観光スポットです。鶴橋商店街は韓国文化に触れられる場として知られており、食品や衣料品、雑貨、コスメなどのお店が充実。場所全体がエキゾチックな雰囲気に囲まれており、散策するだけでも異国の文化を楽しめます。約120店舗が並んでおり、キムチ専門店や蒸し豚専門店など韓国グルメを楽しめるお店が盛りだくさん。韓流ブームを背景に年間200万人以上が訪れる人気エリアで、気軽に韓国旅行気分を味わえます。

歴史の街でもある大阪、その最も古い時代を象徴するのが、この住吉大社です。創建に関する最初の記録が「日本書紀」、奈良時代には遣唐使を守る航海の神として崇められていた…といった具合に、とにかく長い歴史を持つ神社です。日本全国にある住吉神社の総本社という厳格な顔と、大阪の初詣には外せない「すみよっさん」という親しみやすい顔、その両面を持ち合わせた懐の深さが、住吉大社の魅力といえます。

堺・緑のミュージアム ハーベストの丘は、甲子園球場約8個分の広大な敷地を誇る農業公園です。チューリップやひまわりなど四季折々の花々が園内を彩り、ヒツジやカピバラとのふれあいや乗馬体験も楽しめます。園内では自家製ソーセージやクラフトビール、パン、チーズケーキなどのグルメを味わうことができます。合計面積2100㎡のドッグランもあり、愛犬とのお出かけにもぴったりです。他にも、いちご狩りやチューリップの花摘み体験といったアクティビティも充実しています。

仁徳天皇陵古墳は、全長約486mの前方後円墳です。仁徳天皇陵古墳を含めた「百舌鳥・古市古墳群」は世界文化遺産に登録されています。古墳の丘は3段で築かれ、周囲には三重の濠が巡っており10基以上の中小古墳が点在。東側にはいたすけ古墳や御廟山古墳など、北側に反正天皇陵古墳があります。古墳全体を眺める場所としては、「永山古墳南側の陸橋の上」「JR百舌鳥駅南側の陸橋の上」「堺市役所高層館21階展望ロビー」がおすすめです。