秘境から日帰り温泉まで楽しめる！福岡のおすすめ温泉12選

大分との県境に位置する、美肌の湯で有名な原鶴温泉。トロトロした肌触りの弱アルカリ性単純泉と単純硫黄泉が楽しめます。湧出量は福岡県内随一の毎分3,000L！筑後川沿いに和風旅館やモダンなホテルなどが立ち並び、温泉街としては県内最大規模を誇ります。眺望を楽しみたいのならば、のどかな田園風景を望む展望風呂が自慢の「ほどあいの宿 六峰舘」がおすすめ。日帰り入浴も可能なので、気軽に立ち寄れます。また、5月から9月にかけては筑後川で天然鮎を取る鵜飼いの観賞が楽しめるほか、道の駅「ファームステーションバサロ」では現地の新鮮な野菜が購入できます。

脇田温泉は犬鳴川の川沿いを中心に5軒の温泉施設がある歴史ある温泉。プライベートな入浴を楽しみたい方には「楠水閣」がおすすめです。大浴場のほかに大人が8名ほど入れる広い浴槽の「夢ごもり」や、造りの異なる５つの浴室から選べる「ひだまり」（平日1室60分3,300円・土日祝1室50分3,500円※宿泊者は1,650円）など、家族風呂の種類が豊富です。日帰り滞在で温泉と食事を楽しむプランもあります。毎年、シーズンになると犬鳴川ではゲンジボタルの幻想的な光の舞を観賞することができます。川の優しいせせらぎなど五感で楽しめる、癒しの温泉です。

玄海さつき温泉は「メルキュール福岡宗像リゾート&スパ」を建設した際に湧き出た温泉です。「メルキュール福岡宗像リゾート&スパ」は玄界灘を一望できる自然に囲まれたホテルで、潮風を感じる露天風呂が自慢。ランチ、入浴の日帰りプランも人気です。また、周辺施設の道の駅「むなかた」での買い物も楽しみです。玄界灘で獲れた活きのいい海産物が並び、新鮮な海鮮丼を1,000円台で堪能できます。直売所は漁船ごとに売り場コーナーが分かれているのが特徴で、商品の品ぞろえが豊富です。

高級緑茶「八女茶」の産地で知られる豊かな自然に囲まれた八女市の黒木温泉。源泉がある「くつろぎの森グリーンピア八女」にはテニスコートやグラウンドゴルフも設備されたレジャー施設で幅広い年齢層に人気です。併設されている温泉施設「くつろぎの湯」は日帰り入浴の利用者も多く、少人数で貸し切りできる家族風呂も備えています。泉質はアルカリ性単純泉で効能は疲労回復や神経痛など。温泉入浴の後は、湯上り処での休憩や「黒木ふるさと市場」で地元の新鮮野菜の買い物も楽しめます。

筑紫平野の東部、筑後平野に位置する筑後川温泉。筑後川は、鮎、鯉、ハヤなどの川魚が棲む清流で、夏の風物詩となっている鵜飼も有名です。その清流を望みながらの湯浴みはいかがでしょうか。「ふくせんか」は眺望の良い露天風呂が自慢の宿。トロトロとした弱アルカリ性の源泉かけ流しの湯は飲用もでき、持ち帰った湯を化粧水や温野菜蒸しなどで楽しむ方もいるそう。また、日帰り入浴を楽しめる「虹の宿 Hotel花景色」もおすすめです。5つの家族風呂、大露天風呂や畳風呂を設備した評判の施設です。

博多温泉は博多の南部、福岡市南区にある温泉です。博多温泉の発祥とされる「博多温泉 元祖元湯」は民家で井戸を掘った際に湧き出た温泉。3人ほど入ればいっぱいの浴槽で、湯の温度は49℃と高温です。地元の人の憩いの場となっていますが、知る人ぞ知る温泉。熱いお湯を楽しみたい方はぜひどうぞ。博多の繁華街が近いので、入浴のほかに買い物や観光も楽しむのもいいでしょう。1年を通して季節の花々観賞できる国営公園「海の中道海浜公園」も人気の観光地です。

八幡製鐵所を主軸に、北九州の工業を支えた歴史ある町に湧き出る八幡温泉。泉質は無色透明のアルカリ性単純泉で適応症は神経痛や筋肉痛、五十肩など。周辺の観光地も数多く、皿倉山で「新日本三大夜景※新日本三大夜景・夜景100選事務局選定」にも選ばれた“100億ドルの夜景”を鑑賞したり、門司港で明治・大正の時代を感じる街並みを散策したりと、多彩に楽しめます。

二日市温泉は、旧名である「次田（すいた）」の文字が、『万葉集』に記されているほどの古湯。おすすめは格式ある老舗旅館「大丸別荘」です。およそ3,500坪の日本庭園を有する旅館で、敷地内に自家源泉があり、掛け流しの湯を思う存分堪能できる宿です。和洋折衷の大正ロマンを感じる大浴場や風情ある家族風呂での入浴は、時間を忘れる贅沢なひととき。お風呂だけ楽しみたい方には、食事と入浴がセットになった日帰りプランが便利です。硫黄の香りがする、しっとりとしたアルカリ単純ラジウムの湯をどうぞ。

大分県との県境に位置する星野温泉。県内でも指折りの清流が流れ、茶畑や棚田が美しいのどかな里山風景が広がる場所にあります。温泉は、財団法人が運営する「星のふるさと公園」内の宿泊施設「池の山荘」の温泉館「星の温泉館 きらら」にて楽しめます。星野温泉は単純アルカリ温泉でトロリとした湯が特徴。村の中心部を一望できる露天風呂「みはらしの湯」など、自然を満喫できるお風呂が魅力です。

薬王寺温泉は三方を山で囲まれた山里の温泉。霊泉の伝説だけが残されていましたが、大正時代に古書神学の研究家によって鉱泉が発見されたのが、温泉発祥の由来。薬王寺温泉発祥の湯を持つ「家族の湯 山の音」が人気で、4室の貸し切り風呂があり、少人数での利用に便利です。アルカリ性単純温泉の、とろりとした肌に優しい美肌の湯。適応症は神経痛、筋肉痛、冷え性など。日帰り入浴も可能なので、ふらっと立ち寄るのにもおすすめです。

「筑前の小京都」とうたわれる風情ある町に湧き出る秋月温泉。しっとりとした雰囲気が好みの方におすすめの温泉地です。少し贅沢な時間を過ごすならば、「清流庵」がおすすめ。約2,400坪の敷地に、専用温泉付きのお部屋が6室のみ。だれにも邪魔されない静かな滞在が可能です。アルカリ性単純温泉の美肌の湯としても知られ、周辺には花崗岩で造られたアーチの橋「秋月の目鏡橋」、初代の藩主を祭った「垂裕神社」など見どころも多く、落ち着いた大人の旅にぴったりです。

福岡市の郊外、緑深い里山にひっそりと佇む久山温泉。古くから「博多の奥座敷」とも呼ばれ、自然と温泉の恵みを求めて多くの人々に親しまれてきた場所です。都市部から車で30分ほどの距離にありながら、周囲は田園と山々に囲まれ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。現在は宿泊施設が閉館しているため、宿泊を伴う温泉旅は難しい状況ですが、久山町そのものは福岡都市圏の“癒やしの玄関口”として静かな注目を集めています。周辺には、ツツジの名所「皿山公園」や、久山町歴史の道、古民家カフェなど、ゆったり過ごせるスポットも点在。かつて温泉地として栄えた面影を感じながら、自然と歴史に浸ることができます。