温泉だけじゃない!箱根観光スポット10選

更新日:2019年09月27日

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温泉街のイメージが強い箱根ですが、このエリアには温泉以外にも魅力的なスポットが多数存在しています。温泉の前に、または温泉の後に、こんな楽しみ方はいかがでしょうか?

No.01 大涌谷

ガマズミの実と噴煙上がる大涌谷(イメージ)

ガマズミの実と噴煙上がる大涌谷(イメージ)

箱根の温泉街近くにありながら、いまだ活発な火山活動がある大湧谷。約3000年前に箱根火山で山崩れが発生し、その際に積もった火山砕屑物が大湧谷の原型に。その後も小規模な火砕流の発生によりさらに火山砕屑物が堆積し、現在の大湧谷が形成されました。赤茶色の山肌、硫化水素の噴煙で枯れた樹木、立ちこめる硫黄の香りなど、森の緑とはまた違った自然の息吹を感じることができます。

スタッフのおすすめPoint!

荒涼とした大地に噴煙が吹き出し硫黄の臭いが鼻をつく、かつては“地獄谷”と呼ばれた景観こそが大涌谷の最大の魅力です。景観を満喫するならロープウェイがおすすめ(※火山ガスの濃度に応じて運転を休止する場合あり)。迫力ある大涌谷の谷底を眼下に空中散歩をお楽しみいただけます。地熱と火山ガスの化学反応を利用した大涌谷名物“黒たまご”はここでしか味わえない出来たてほかほかの一品。ひとつ食べると「7年寿命が延びる」とも言われています。

No.02 箱根神社

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年間2千万人もの観光客が訪れる箱根神社は、鎮座1260年以上を数える関東有数のパワースポットです。勝負事にご利益がある神社として知られ、かつては源頼朝や徳川家康といった多数の関東武家から崇敬を受けていたと伝えられています。1999年には境内に箱根神社の摂社である九頭竜神社の新宮が建立され、こちらは縁結びの神として親しまれています。

スタッフのおすすめPoint!

開運・良縁・交通安全・商売繁盛・厄払い・合格祈願・安産祈願などさまざまなご利益が期待できる箱根神社。神社内には数多くのパワースポットがあり、特に箱根神社の摂社「九頭龍神社」と合わせてお参りすることでよりご利益がアップするとも言われています。天平宝字元年(七五七年)、万巻上人が箱根大神を崇め、箱根権現の御鎮座を由緒とする夏に行われる年に一度の例大祭では、約1週間にわたり元箱根湾に1万8000発余りの花火も打ち上がります。

No.03 岡田美術館

岡田美術館は、2013年に開館した新しい美術館です。館内では、実業家の岡田和生氏が収集した東洋・日本美術コレクションを展示。「虫魚帖」や「木造薬師如来坐像」など、重要文化財も複数所蔵しています。また美術品だけでなく約15,000㎡の庭園や、原泉掛け流しの足湯も楽しみのひとつ。入館料は2,800円と安くありませんが、それに見合うだけの価値のある施設です。

スタッフのおすすめPoint!

館内は5階建てで構成され、1・2階は東アジアと日本の陶磁や青銅器、3・4階は日本絵画、5階は仏教美術と、常時約450点が展示されています。いくつかの作品には液晶パネルによる子ども向けの解説も用意され、家族で楽しめることも魅力。岡田氏の美術館構想のきっかけとなった尾形光琳作『雪松群禽図屏風』、2016年に83年ぶりの再発見となった伊藤若冲作『孔雀鳳凰図』、喜多川歌麿の「雪月花」三部作のひとつ『深川の雪』はぜひ見ておきたい名作です。

No.04 箱根美術館

箱根美術館の紅葉(イメージ)

箱根美術館の紅葉(イメージ)

1952年に開館した、箱根で最も歴史のある美術館。東洋・日本美術を多数所蔵し、中でも「六古窯」をはじめとする縄文時代から江戸時代までの“日本のやきもの”が最大の見物となっています。美術館周辺は庭園「神仙郷」として整備されており、その自然美もお見事。紅葉の名所としても知られており、11月には園内のモミジが一斉に色づきます。

スタッフのおすすめPoint!

当美術館で展示されているのは、縄文土器や埴輪、中世の陶磁器など岡田茂吉氏のコレクション。重要文化財に指定された埴輪『天冠をつけた男子』や、炎のような装飾が見事な『縄文火焔形土器深鉢』といった歴史の教科書でも馴染み深い作品のほか、平安時代に作られた常滑の『大壺』など日本のやきものの歴史を物語る品々がずらりと並びます。庭園「神仙郷」は約130種の苔に彩られ、散策はもちろん、茶室「真和亭」で抹茶をいただきながら眺めるのも一興です。

No.05 箱根ガラスの森美術館

秋の箱根ガラスの森美術館ガラス庭園(イメージ)

秋の箱根ガラスの森美術館ガラス庭園(イメージ)

日本初のヴェネチアン・グラス専門美術館として誕生した、箱根ガラスの森美術館。「ヴェネチアン・グラス美術館」と「現代ガラス美術館」での展示を中心に、様々な形でガラスと触れ合うことができます。ガラスに好きな絵柄を彫る「サンドブラスト」体験や、ガラスパーツを組み合わせてアクセサリーを作る「フュージング」体験など、各種体験コーナーも人気となっています。

スタッフのおすすめPoint!

ヴェネチアン・グラスは、装飾の優美さで15~18世紀の貴族の間で大流行しました。当美術館で展示されている『レース・グラス蓋付ゴブレット』も当時の作品で、レース文様を施した美しいグラス。一方『マーブル・グラス・デカンター』は光によって色彩が変化するマーブル柄のグラスで、この種の作品は高値で取引されたといわれています。現代ガラス作品が展示されている庭園では、太陽の光できらめくクリスタルガラスのアーチ「光の回廊」も必見の美しさです。

No.06 芦ノ湖

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箱根山のせき止め湖であり、神奈川県最大の湖である芦ノ湖。約3000年前に誕生したこの湖は、富士山が望める景勝地として知られ、遊覧船なども人気となっています。また古くから外国の魚を放流してきた歴史があり、日本で初めてブラックバスが放流されたのもここ芦ノ湖。他にもニジマスやワカサギなどが生息しており、多くの釣り人に親しまれています。

スタッフのおすすめPoint!

芦ノ湖の観光でまず外せないのがクルージング。「遊覧船」と「海賊船」の2種類の船が、それぞれ異なる航路で4つの港を往来しています。箱根の山々や富士山の絶景を楽しめるだけでなく、周辺観光の交通手段としてもおすすめのルートです。また自然と歴史が息づく箱根らしさが密集しているのも芦ノ湖の魅力。箱根神社などのパワースポットめぐりや、駒ヶ岳ロープウェーからの雄大な景色、湖畔のカフェ・レストランなどで非日常を感じてみてはいかがでしょうか。

No.07 ポーラ美術館

「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに、2002年に開館したポーラ美術館。印象派絵画のコレクション数は日本屈指と言え、ルノワールやモネ、セザンヌなど名だたる印象派画家たちの作品を収蔵しています。またコンセプトの通り自然にも目を向けており、2013年には散策路「森の遊歩道」をオープン。野鳥たちのさえずりに包まれながら、心休まる一時を満喫できます。

スタッフのおすすめPoint!

「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに、2002年に開館したポーラ美術館。印象派絵画のコレクション数は日本屈指と言え、ルノワールやモネ、セザンヌなど名だたる印象派画家たちの作品を収蔵しています。またコンセプトの通り自然にも目を向けており、2013年には散策路「森の遊歩道」をオープン。野鳥たちのさえずりに包まれながら、心休まる一時を満喫できます。

No.08 箱根登山鉄道

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創業は1888年。箱根登山鉄道は、古くから箱根を訪れる旅人の“足”として活躍してきました。登山鉄道の名の通り、始点・小田原駅と終点・強羅駅の標高差は500m以上。山の斜面をジグザグに進む「スイッチバック方式」は、箱根登山鉄道の名物にもなっています。春の桜や夏の紫陽花など、車窓を彩る四季の花々も、乗車の楽しみのひとつです。

スタッフのおすすめPoint!

2018年で創業130年を迎えた箱根登山鉄道。計3回のスイッチバックは創業当時から採用している方式で、力強く急勾配を登っていく様子に大人も子供もワクワク感を味わえます。沿線にも見所が多く、塔ノ沢駅のホームにある「深沢銭洗弁財天」や、登録有形文化財でもある「出山鉄橋」は見逃せないスポットです。車窓からは四季を通じて美しい景色を望めますが、紫陽花が咲き誇る夏は格別。見ごろは6月中旬~7月下旬で、夜はライトアップも行われています。

No.09 駒ヶ岳ロープウェー

冬の箱根駒ヶ岳山頂の箱根神社元宮(イメージ)

冬の箱根駒ヶ岳山頂の箱根神社元宮(イメージ)

芦ノ湖畔の箱根園と、箱根駒ヶ岳頂上部を結ぶ箱根 駒ヶ岳ロープウェー。全長1800m、約7分間の空中散歩の道中では、箱根駒ヶ岳の豊かな自然や雄大な芦ノ湖を一望することができます。箱根駒ヶ岳の頂上には、箱根神社の奥の宮「箱根元宮」が鎮座。雲上のパワースポットである「箱根元宮」でお参りをすると、心願成就や恋愛成就のご利益があると言われています。

スタッフのおすすめPoint!

山頂を目指すゴンドラからは、天気のいい日は富士山の全容が望めます。絶景の空中散歩を楽しんだ後は、山頂からパノラマ状に広がる芦ノ湖の雄大な眺めをお楽しみください。お椀の底に水がたまったような地形の芦ノ湖は阿蘇のカルデラを彷彿とさせ、四方が山に囲まれていることが分かります。遊覧船が水上に線を描く様は絵画のようです。山側には富士山がそびえ、裾一帯を望めます。静岡県と神奈川県をまたぐ山頂から四季折々の情緒を感じてみてはいいかがでしょう。

No.10 山のホテル つつじの庭園

山のホテル つつじ(イメージ)

山のホテル つつじ(イメージ)

1948年に開業した小田急山のホテルには、旧岩崎邸から引き継いだ広大な庭園があります。こちらの庭園は、宿泊客でなくても入場OK。園のシンボルになっている3000株のツツジをはじめとし、シャクナゲ、バラなど四季折々の植物が来場者を迎えてくれます。斜面にはスロープが設けられており、車いすやご年配の方も安心して散策を楽しむことができます。

スタッフのおすすめPoint!

例年5月になると色とりどりのツツジが一斉に色づき、美しい絨毯のように咲き誇ります。庭園のツツジはどれも個性豊かで、樹齢100年以上を超える株や、人の背丈を超えるほど高いものもあり、観賞に事欠きません。富士山に向かって駆け上げるように、芦ノ湖へ向かって流れ込むように配置されたツツジが、優美な芸術的空間を醸し出します。日本に最初に輸入されたと言われる貴重品種のシャクナゲ「ゴーマ・ウォータラー」を見つけてみましょう。


自然、アート、パワースポット……。せっかく箱根を訪れるなら、温泉以外のスポットにも足を運んでみましょう!

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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