一度は行きたい！岩手の名湯11選

岩手と秋田の両県にまたがる山群の八幡平（はちまんたい）。その一帯に点在する温泉を総称して「八幡平温泉郷」と呼びます。「平」という名前の通り、なだらかなシルエットが特徴で、春は登山、夏はトレッキング、冬はスキーと1年を通してアクティブに遊べます。周辺には宿泊施設が多数あり、「八幡平マウンテンホテル」や「アクティブリゾーツ 岩手八幡平」などでゆっくり過ごすのがおすすめ。日帰りで温泉を楽しむなら「焼走りの湯」が人気です。

岩手県の中西部、花巻市に湧出する温泉です。周辺の温泉と併せて「花巻温泉郷」と呼ばれています。施設ごとに使用している源泉が異なるため、泉質の違う温泉を楽しめるのが特徴。日帰り入浴が可能な宿泊施設が多く、「ホテル紅葉館」や「ホテル志戸平」では開放的な露天風呂や広い大浴場でゆっくり温泉を満喫できます。周辺には広大な敷地に約450種のバラが咲き誇る人気の観光スポット「バラ園」があり、ゆったりした時間を過ごせます。

八幡平市のほぼ中央に位置する安比高原に湧出する温泉です。泉質は単純温泉で、肩こり・疲労・筋肉痛などへの効能があります。安比高原には東北エリア最大規模のスケールを誇るスキー場があり、冬季中は多くのスキー客で賑わいます。周辺にはホテルやペンションなどの宿泊施設ほか、日帰りで温泉を楽しめる施設も充実。スキー場近くにある「白樺の湯」では、大浴場に日本最大級の大型サウナが併設されており、旅の疲れを癒せます。

岩手県中部に位置する岩手郡雫石（しずくいし）町に湧出する温泉です。その昔、一羽のウグイスが温泉で傷ついた足を癒していたことから「鶯宿温泉（おうしゅくおんせん）」という名が付けられたと言われています。日帰りで温泉を楽しむなら、100%源泉かけ流しの天然温泉が楽しめる「長栄館」と、開放的な露天風呂が自慢の「ホテル森の風 鶯宿」がおすすめ。温泉街にある「うぐいす湯の里公園」では、無料で足湯を楽しめます。

盛岡市の西部にあるダム湖「御所湖（ごしょこ）」の畔に湧出する温泉。泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、古い角質や汚れを落とす効果があると言われています。日帰りで温泉を楽しむなら、18種の湯殿を堪能できる「愛真館」や、御所湖を眺めながら温泉に浸かれる「ホテル紫苑」がおすすめ。数寄屋造りの旅館「四季亭」に宿泊して、会席料理と温泉を楽しむのも良いでしょう。周辺には「小岩井牧場」や「ファミリーランド」などの観光スポットがあります。

岩手県南西部、北上市にある「夏油（げとう）温泉」は、標高700ｍの山間に位置する秘湯。5月初旬～11月中旬の期間のみ営業しています。上質なパウダースノーで知られる「夏油高原スキー場」よりも奥にある豪雪地帯のため、冬期は閉鎖されています。宿は「夏油元湯」「昭和館」「夏油観光ホテル」の3軒。どの施設も日帰り入浴が可能です。夏油川周辺の景観美を眺めながら、泉質や温度が異なる温泉をゆっくり堪能できます。

岩手県中西部、花巻市に湧出する温泉です。泉質は単純温泉で、神経痛・リウマチ・筋肉痛・肩こり・腰痛などへの効能があります。温泉に入れるのは「藤三旅館」の一軒のみ。日帰り入浴も可能です。立って入る珍しいお風呂「白猿の湯」や、白糸の滝を眺めながらゆっくり温泉に浸かれる「白糸の湯」など、4つの浴場で温泉を満喫できます。周辺には「鉛温泉スキー場」があり、シーズン中は多くのスキー客で賑わいます。

開湯280年の歴史ある温泉。「八幡平温泉郷」の一つに数えられています。泉質は単純硫黄泉で、神経痛・慢性消化器病・糖尿病などへの効能があります。松川渓谷に沿うように3軒の宿が点在しており、どの宿にも混浴温泉があるのが特徴。また、3軒とも日帰り入浴が可能なため、湯めぐりを楽しめます。「松楓荘」では、2つの源泉を楽しめるほか、名物「洞窟岩風呂」や川を眺めながら入る「混浴露天」など、趣の異なる湯船で温泉を満喫できます。

岩手県南部、大船渡市にある温泉です。温泉に入れるのは高台に建つ一軒宿「大船渡温泉」のみ。日帰り入浴も可能です。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、打ち身・関節痛・疲労回復などへの効能があります。自慢の温泉は、良質な源泉を利用しているだけでなく、絶景も楽しめると評判。朝、昼、夜と時間帯によって違った表情を見せる太平洋を眺めながら、ゆっくり温泉を楽しめます。敷地内には、無料で利用できる足湯もあります。

岩手県中西部に位置する和賀郡西和賀町に湧出する温泉です。自然に湧き出している古湯で、出途の湯・中の湯・奥の湯の3つの温泉からなる「湯田温泉峡」の一つに数えられています。緑豊かな渓谷に温泉街があり、「山人」や「四季彩の宿 ふる里」など個性あふれる旅館が点在しています。日帰りで温泉を楽しむなら、大浴場や露天風呂のほか、黄金風呂、箱蒸し風呂など8つの浴槽を備えた「高繁旅館」がおすすめです。

飛鳥時代に発見された開湯1,300年の歴史ある温泉です。岩手郡雫石（しずくいし）町にあるリゾート施設「休暇村」では、仙女の湯・大釈の湯・白泉の湯・薬師の湯・鹿追足湯の5つの温泉があり、湯めぐりを楽しめます（仙女の湯・鹿追足湯は冬期閉鎖）。また周辺には「網張温泉スキー場」があり、冬は多くのスキー客で賑わいます。日帰り入浴は、休暇村にある「網張温泉館・薬師の湯」と「ありね山荘」の2つの施設で受け付けています。