日光東照宮旅行・ツアー｜観光地紹介

国宝「陽明門」は故事などに基づいた500を超える多彩な彫刻が施され、その絢爛豪華な姿は日本で最も美しい門のひとつといわれています。
眠り猫、三猿など貴重な文化財とともに、江戸時代の美術工芸の数々を心ゆくまでお楽しみください。

神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩（うまや）です。
馬小屋に猿の彫刻があるのは、猿は馬の病気を治し、馬の守り神とされていると古くからいわれてきたためです。
長押上には猿の彫刻が8面あり、猿を用いて人の一生を物語っています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名で子供が素直に育って欲しいという願いが込められています。

回廊は陽明門から左右に延びる廊下のことで、全長220メートルもあります。陽明門を中心に本社、祈祷殿、神楽殿、神輿社をコの字に囲んでいます。
どれも1枚坂の透かし彫りで総漆塗りが施され国宝に指定されています。
東回廊の奥社への入口頭上に「眠り猫」の彫刻があります。見る位置によってネコの表情が異なり、正面から見るとうたたね表情のため、平和を表し、左側から見上げるといつでも飛びかかれる姿勢に見えるため、家康公を守っているとも言われています。

御本社は本殿、石の間、拝殿が一体化した権現造りで、東照宮の中心を成し重要な場所です。拝殿には、東に「将軍着座の間」・西に「法親王着座の間」があります。各天井には一頭ずつデザインが違った100頭の龍が狩野探幽と一門によって描かれ、本殿には家康公を神格化したといわれる東照大権現が安置されています。