隨季節變化的美麗自然風光！立山黑部阿爾卑斯山脈路線景點

黒部ダムは、「世紀の大事業」といわれる一大工事によって黒部峡谷に建設された巨大なダムです。黒部ダム駅から220段の階段を上ると展望台に到着。例年6月下旬から10月中旬までの期間は観光放水が実施されており、滝のように豪快に水が流れ落ちる様子を楽しめるでしょう。運が良ければ水しぶきに虹がかかる美しい光景を目にすることができます。黒部湖沿いには湖畔遊歩道コースが整備されており、時期によって新緑や紅葉といったさまざまな景色と、壮大な黒部ダムが融合した風景を堪能できるでしょう。

大観峰は、標高2316mに位置する立山黒部アルペンルートの展望スポットです。「動く展望台」とも呼ばれるロープウェイが架けられており移動中に遮るものがないため、大観峰から黒部平までのおよそ7分間、まるで大自然に飛び込んだような気分を楽しめます。運が良ければ雲海に沈む夕日を眺めることもでき、幻想的なひとときを過ごせます。頂上にある「雲上テラス」からは、エメラルドグリーンの黒部湖や後立山連峰などの美しい景観を堪能できるでしょう。テーブルとイスも用意されているので、休憩場所として最適です。

室堂（室堂平）は、立山黒部アルペンルートの標高約2450mに位置する観光地です。電鉄富山駅から、地鉄電車や立山ケーブルカーといった公共交通機関だけで訪れることができるのが魅力です。遊歩道が整備されているため、登山経験のない方でも気軽に散策を楽しめます。また、飲食施設も充実。富山名産の白えびのかき揚げを乗せた「立山そば」やプリンソフトバニラ、玉殿の湧水を使ったコーヒなど、たくさんの名物メニューを味わえます。

みくりが池は、室堂を代表する景勝地です。周囲約630m、水深約15mの湖面は青く澄み、風が止むと鏡のように立山連峰や雲を映し出します。室堂ターミナルからは綺麗な遊歩道が整備されており、起伏が少ないため散策しやすくなっています。湖畔に茂っているハイマツ林は、特別天然記念物ライチョウの生息地であるため、運が良ければその姿を写真に収められるかもしれません。湖畔には日帰り入浴や宿泊できる温泉施設があるので、ゆっくりと自然を満喫することもできます。

弥陀ヶ原は、標高約1930mに広がる高原湿原であり、湿地の保存を目的とした国際的なラムサール条約にも登録された貴重な自然地です。周囲の湿地には、約3000もの小さな池や水たまりが点在。時期によっては、ひとまとまりに咲いている「ワタスゲ」や、淡い青紫色が魅力的な「タテヤマリンドウ」、3cmほどの白い花が咲く「チングルマ」といった高山植物を観賞できます。広大な湿原には木道が整備され、起伏が少ないため初心者でも安心して散策が可能です。

地獄谷は、立山火山の噴気地帯です。湯けむりや亜硫酸ガスなどが噴き上がっており、立山信仰において「地獄」と呼ばれる荒涼とした景観を堪能できます。強い硫黄臭が漂い、現在（2025年時点）は火山ガスの危険があるため立ち入り禁止となっています。しかし、周辺の地獄谷展望台からは迫力ある景色を眺めることができるため、立山の火山活動を間近で体感可能です。

美女平は、立山黒部アルペンルートの玄関口にあたる標高約977mのエリアです。樹齢200～300年のブナの原生林や、樹齢1000年を超える立山スギの巨木が出迎えてくれます。散策路からは、60種類以上の野鳥の観察が可能。オオルリやアカゲラ、キビタキなどの可愛らしい野鳥が生息しておりバードウォッチングを楽しめるでしょう。10月上旬になると、ブナやナナカマド、ダケカンバが鮮やかに色付く風景も楽しめます。美女平駅展望台からは、立山山麓の絶景や富山平野の景色などを観賞できるでしょう。

春のアルペンルートには、室堂付近に高さ20mにも及ぶ雪の壁「雪の大谷」が存在。4月中旬から6月中旬になると、この雪の大谷の間を歩く「雪の大谷ウォーク」を楽しめます。大観峰駅では、美しい雪のトンネルを通過する体験もできるでしょう。また、国の特別天然記念物である雷鳥を観察するチャンスもあり、雷鳥の目撃情報を立山自然保護センターに報告すると、記念に特製シールをプレゼントしてもらえます。

夏のアルペンルートでは、ハイキングがおすすめ。白い花が綺麗な「チングルマ」や美しい青紫が特徴の「ミヤマリンドウ」などの高山植物を楽しみつつ、緑の絨毯と可憐な花々に囲まれながら散策を楽しめます。特別天然記念物のニホンカモシカやオコジョ、ニホンザルといった貴重な動物にも出会えるかも知れません。7月上旬から下旬になると、ライチョウのヒナに餌やりしたりお腹の下に入れて暖めたりするメスの様子も観察できます。黒部ダムでは観光放水を実施。豪快な水しぶきを上げながら、水が滝のように流れ落ちる光景はまさに圧巻です。

例年9月頃になると室堂平から紅葉が色付きはじめ、徐々に標高の低い地点へと紅葉の色付きが広がっていきます。室堂エリアが早く色付きはじめ、その後に大観峰や黒部平エリアが続きます。「動く展望台」とも呼ばれる立山ロープウェイから見下ろす紅葉は圧巻で、赤や黄に染まる一面の山肌を楽しめるでしょう。また、紅葉の色付きが下るのに合わせて、各地点で音楽イベントも開催。ストリートピアノの演奏を体験したり、アーティストによるライブに参加できたりします。

立山黒部アルペンルートでは、11月に入ると山々が初雪に包まれ、厳しい冬の訪れを告げます。室堂平の美しい新雪や雪化粧をまとった立山連峰が姿を現し、青空とのコントラストがひときわ美しく映えます。立山ロープウェイに乗って、初雪に覆われた景色を眺めるのもよいでしょう。山麓ではまだ紅葉が残ることもあり、雪と紅葉の共演を楽しめるのはこの時期ならではの魅力です。

「関電トンネル電気バス」は、扇沢と黒部ダムを約16分で結ぶバッテリー式の新型電気バスです。1964年の開業以来走っていたトロリーバスが2018年に役目を終え、2019年からCO₂を排出しない静かな車両へと移行しました。トロリーバスのデザインを踏襲しつつ、ベース色を白とすることで「新しさ・さわやかさ・北アルプスの雪」を表現しています。黒部ダムマスコットキャラクター「くろにょん」型のつり革も特徴です。

黒部ケーブルカーは、黒部湖と黒部平を結ぶケーブルカーです。全長は800mで、駅間標高差373mを約5分で移動します。最大勾配は31度で、日本で唯一の全線地下式ケーブルカーです。「つるべ式ケーブルカー」であるため、トンネルの中間地点で2台のケーブルカーがすれ違います。安全監視を行う車掌が乗車していますが、運転自体は黒部平で実施。そのため、車両に運転手が乗車していない点も黒部ケーブルカーならではの特徴です。

立山ロープウェイは、黒部平と大観峰を約7分で結ぶ、全長1.7km・標高差488mのロープウェイです。黒部平と大観峰の間に支柱を一本も設けない「ワンスパン方式」を採用しているため、動く展望台のように迫力ある空中移動を体感できます。大きな窓からは、西に大観峰・東に後立山連峰を望む大パノラマが広がります。

立山の主峰・雄山の真下を貫く立山トンネルを走るのは、かつてのトロリーバスに代わって導入された環境にやさしい電気バスです。大観峰から室堂までを約10分で結びます。石油燃料を使わず走行するため、排気ガスを出さず自然保全に貢献できる点が特徴です。トンネル中央の雄山山頂付近では、上下のバスがすれ違います。

室堂と美女平を結ぶ立山高原バスは、約23 kmの距離を約50分で走ります。ハイブリッドやクリーンディーゼルなど環境に配慮した車両であり、全員着席制で快適に車窓の風景を楽しむことができます。車窓からはタテヤマスギの巨木や称名滝をはじめとする景観が広がり、弥陀ヶ原から天狗平にかけては富山平野や雲海まで眺められるでしょう。車内モニターやアナウンスによる解説付きです。

立山ケーブルカーは、美女平と立山駅を結ぶ距離1.3kmの路線です。所要時間は約7分であり、標高差約502m・最大29度の急斜面をつるべ式で上ります。1954年の開業以来、富山側ルートの玄関口として親しまれてきた乗り物です。車窓からは、「材木石」と呼ばれる柱状節理や、低山帯の森林から山地帯の森林へとダイナミックに変化する景観を楽しめます。

ホテル立山は、標高2450mに建つ日本最高所のホテルです。目の前には光源が広がっており、朝には迫力ある日の出を拝むことができます。「星にいちばん近いリゾート」にふさわしく、夜には澄みきった空に満天の星が広がります。定期的に、富山県天文学会の講師と一緒に天体望遠鏡で星空観察を実施する「スターウォッチング」を開催している点も魅力です。レストランでは、富山特産のホタルイカや白エビ、立山の山の恵みを使った料理を楽しめます。

※宿泊営業は2026年8月31日に終了予定（2025年8月時点）

立山高原ホテルは標高2300mの天狗平に建っており、アルペンルートの大自然を間近に感じられる宿泊施設です。ホテル前には広々とした雲上テラスがあり、立山連峰から上るご来光や山の眺望、雲海に沈む夕日などを一望できます。大浴場からも立山連峰の景色を眺められるため、絶景に囲まれながら体を癒せるでしょう。

「みくりが池温泉」は、標高2410mの位置にある天然温泉です。源泉は地獄谷にあります。無加水・無加温であり、男女別に展望内湯がひとつずつ設置されています。硫黄の香りが漂う、白濁した100％掛け流しのお湯が特徴です。館内には富山のクラフトビールや地酒などが揃い、ホタルイカや白エビ、蛍烏賊、行者ニンニクといったさまざまな食事を楽しめます。また「喫茶みくり」は宿泊以外の方も利用可能。テラス席から山を眺めつつ、淹れたてのコーヒー、クリームぜんざい、トーストなどの軽食を味わえます。

立山山麓温泉は「美人の湯」として知られる温泉です。美肌効果の高いナトリウム炭酸水素塩泉であり、神経痛や慢性消化器病、疾病、皮膚病などにも効果が期待できます。立山山麓にはこの温泉に入れる宿が十数軒立ち並んでおり、日帰り入浴できる施設もあるためチェックしてみましょう。立山連峰を眺めながらの入浴は格別で、夏のハイキングや冬のスキーで疲れた体を心地よく癒してくれます。

宇奈月温泉は、黒部峡谷の玄関口であるスポットです。泉質は弱アルカリ性で透明度が高く、肌に優しいため「美肌の湯」として知られています。イオンの潤い効果や炭酸ガスによるデトックス効果などの肌によい効能が揃っており、「つべつべ美肌湯」と呼ばれている点も特徴です。立山黒部アルペンルートを含めて観光拠点にできる旅館はもちろん、気軽に温泉を楽しめる足湯も設置されています。

大町温泉は、立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口として人気の温泉郷です。泉質は弱アルカリ性単純温泉で肌に優しく、美肌効果や疲労回復効果があるため日常の疲れを癒してくれます。近隣には立山黒部アルペンルートや黒部ダムといった観光スポットはもちろん、トレッキングや登山、サイクリング、スキー、スノーボードといった季節ごとのアクティビティを楽しめる場所も豊富です。