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連載企画 今月のテーマ「大人の楽しみ方」文豪と芸者の街神楽坂
現地リポート 2012年11月5日取材 旅のアルバム帳 東京の路地裏探訪 ぶらり神楽坂さんぽ

「旅の友」東日本版新年号に掲載。
※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版2月号

「旅の友」Web版2月号
旅のアルバム帳 2012年11月5日取材 東京の路地裏探訪 ぶらり神楽坂さんぽ
ガイドの案内に耳を傾ける旅仲間たち 秋めいた赤木神社の境内にて

東京近郊のおなじみの街を、ガイドと一緒に歩いてめぐる現地集合・解散のツアー「気軽にそとあるき」。 今回は、大正期の花街の面影を残す「神楽坂」を訪れました。今まで見落としていた意外な見どころや、路地裏の情緒ある風景に出会うことができる魅力いっぱいの街です。そんな街を歩く「大人が楽しむさんぽ」の様子をリポートします!

日帰り 知っている街の知らない一面を探しに出かけよう!

●飯田橋駅からスタート!

 朝10時30分、JR飯田橋駅に集合。今回の案内を務めるのは、都内を知りつくした「東京シティガイド」の石川邦雄さん。見どころを楽しく語ってくれる石川さんを先頭に、旅仲間たちは街の探検へと繰り出しました。

東京シティガイドクラブ・石川邦雄さん。「東京シティガイドクラブ」とは、都内の歴史や新名所、芸術など、あらゆるジャンルを知りつくした東京のエキスパート。資料を出しながら、楽しく案内をしてくれます。

●駅周辺で珍しいスポットを発見!

 普段何気なく利用している駅周辺にも、知らなかった面白いスポットがたくさんあります。例えば飯田橋駅は、ちょうど新宿区と千代田区の境にあります。そのため、駅前の商店街で足元をよく見ると、区の境界が書かれたパネルが埋め込まれているのです。また駅の地下には、江戸時代の神楽坂周辺を記した地図「切絵図」が展示されています。「ひとりで来て歩くのとは全然違いますね。近くに住んでいても、意外と見ていないのよね」と、岩原節子さんも興味深そうに切絵図を覗きこんでいました。

飯田橋駅前の商店街にある新宿区と千代田区の境界線 「牛込」という地名は飛鳥時代に牛の牧場があったことから付けられました
江戸時代の地図「切絵図」。現在とは違う街の様子に皆様も興味津々

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●石畳の小路をそぞろ歩き

 駅周辺をめぐったあとは、いよいよ神楽坂の街へ!アスファルトの大通りからひとつ裏路地に入ると、そこには石畳の入り組んだ小路が続いています。大正時代から変わらぬ景観を残すこの街では、芸者も黒塀に囲まれた料亭も現役。例えば芸者衆の手配や勘定を行っていた事務所「見番(けんばん)」は、現在「東京神楽坂組合」として、芸者たちの稽古を行う建物。近くを通ると美しい琴の音が聞こえ、旅仲間たちも思わず足を止めて耳を傾けていました。

実際に歩いてみると急な坂や階段が続き、旅仲間から「着物姿で歩くのは大変そう」との声も
曲がり角を曲がると高い黒塀で姿が見えなくなるので、この周辺は「かくれんぼ横丁」とも呼ばれています

●落ち着いた雰囲気の料亭で昼食

 訪れた街の名店で味わうこだわりの昼食も「気軽にそとあるき」ツアーの楽しみのひとつ。神楽坂の古い街並みの中にある料亭「八百萬(やおよろず)」で、上品な和食膳をいただきました。そとあるきツアーに何度も足を運んでいるという中村紀久子さんは、「こういう料亭って、なかなか入りづらいし、ひとりで食べても楽しくないでしょう。だからこうして皆さんと食事できるのがうれしいですね」と語ります。今回のツアーはほとんどの方がおひとり参加でしたが、皆さんすっかり打ち解けた様子で、旅や趣味の話で盛り上がっていました。

高澤悦子さん(左)、岩原節子さん(右)も大満足の笑顔! 神楽坂らしい風雅な料亭「八百萬」の玄関にて

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●歴史と偉人の足跡をくまなくめぐる

 「神楽坂」の地名は、周辺の神社で奏でられる「お神楽」が響いていたことに由来し、どこにいてもお神楽が聞こえそうなほど、大小の社が点在しています。そのひとつである筑土八幡神社は、住宅街の中にひっそりと建つ神社。境内にある新宿区最古の鳥居や珍しい構図の庚申塔など、歴史的価値のある史跡をすみずみまでめぐりました。  そのほか、民家の間を抜けた先には文豪・尾崎紅葉が暮らした屋敷跡、細い路地の途中に演出家・島村抱月が創設した「芸術倶楽部」の跡地などがあります。現在は姿が変わってしまいましたが、ガイドの石川さんが当時の写真とともに物語を語ってくれます。「こんなにたくさんの歴史があるなんて知らなかったわ。今度来た時は違った見方ができそう」と伊藤安代さん。当時の様子を思い描くように、昔と今の風景を見比べていました。

筑土八幡神社には見どころが盛りだくさん。「庚申塔(こうしんとう)」は通常「見ザル、聞かザル、言わザル」が描かれますが、ここに描かれているのは2匹のサルで、大変珍しいものといわれています
石川さんが写真などの資料を出しながら面白おかしく歴史を語ります

●神楽坂のシンボル「毘沙門さま」でゴール!

 地元の人々に「毘沙門さま」と呼ばれ古くから親しまれる毘沙門天・善国寺でこの日のそとあるきは終了。15時の早めの解散なので、「歩いている途中で知らなかったいいお店を見つけたから、買い物をしたいわ」と、まだまだ元気いっぱいの方も。旅仲間たちは「ありがとう、またどこかで」とあいさつを交わし、それぞれの家路へつきました。

約半日のツアーでしたが、皆さんはすっかり仲良しに。ゴールの善国寺で記念撮影!

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