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連載企画 歴史講師と行く 東海道五十三次〜自然と歴史ロマンあふれる街道歩き〜
旅のアルバム帳 東海道を歩く・大津宿〜三条大橋

「旅の友」東日本版
7月号に掲載。

※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版6月号

「旅の友」Web版7月号

旅のアルバム帳 東海道を歩く 大津宿〜三条大橋(最終回)

「東海道を歩く」は東京・日本橋と京都・三条大橋を結ぶ旧東海道を39の区間に分け、歴史講師と一緒に史跡をめぐりながら、約2年5カ月をかけて歩く旅。その最終回となる今回、三条大橋で感動のゴールを迎えるまでの皆様の様子をリポートします!

地図歴史講師と一緒に学びながら東海道を歩きます

膳所城跡公園から大津宿へ

準備運動をしていざスタート!
横浜からバスで滋賀県・大津の膳所(ぜぜ)城跡公園へ。かつて東海道53番目の宿場「大津宿」があったこの地が今回のスタートです。講師として同行するのは鈴木久一先生。琵琶湖畔のさわやかな風が吹く中、先生を先頭に軽快な足取りで歩き始めます。
重要文化財・和田神社
“平成の弥次喜多”たちがまず向かったのは、鎌倉時代に建てられた和田神社。境内の大イチョウがみごとな古社です。さすがこれまで東海道の幾多の寺社をめぐってきた旅仲間、手順も慣れた様子で、しっかりと手を合わせてお参りをしていました。
木曽義仲が眠る義仲寺
趣あるたたずまいの義仲寺(ぎちゅうじ)には、義仲を葬った小さな塚があります。俳聖・松尾芭蕉もこの地の美しい景観を愛し、ここに墓を立てるように遺言を残したといわれています。「芭蕉が来ただけに、句碑もたくさんあるね」と話すのは、俳句を街道歩きの楽しみにしているという小巻隆さん。長い長い東海道の旅路。自分なりのテーマを作ると、より面白さが増すのだそうです。
大津の伝統に触れる
続いて名産「大津絵」のお店に立ち寄りました。仏画として描かれていた大津絵ですが、大津の土産物として知られるようになると、藤娘など客の目を引く絵が描かれるようになりました。皆様もポストカードやぐい呑みなど、お土産のお買い物を楽しんでいました。

1日目の街道歩きはここまで…

この日は「札の辻」で終了。江戸時代に役所が高札を建てた地がそのまま地名になった交差点です。「まだまだ歩き足りない!」という旅仲間も。明日はついに街道歩きのクライマックス!

「札」は役所の立て札、「辻」は交差点を意味しています

かつて琵琶湖を利用した水城があった膳所城址公園土地の歴史を江戸っ子調で面白おかしく語ってくれる鈴木久一先生
高さ24メートルの大イチョウ本殿は重要文化財に指定されています
興味深そうに塚を見学する皆様
ひっそりと立つ芭蕉翁の墓
緑が美しい庭園にて
 
大津絵の店には一筆箋などの手軽なものから大きな掛け軸まで売られています赤や緑が鮮やかな大津絵

いよいよゴール!京都・三条大橋へ

「三井の晩鐘」で有名な園城寺
朝は園城寺にお参り。武蔵坊弁慶が奪い、比叡山延暦寺まで引いて運んだといい伝えられる「弁慶の引きずり鐘」の話など、鈴木先生の解説を聞きながら境内を見学しました。「朝のお寺は気持ちがいいわね」という旅仲間も。新緑が美しい名刹をじっくり満喫した様子です。
自然も豊かで心地よい空気です
江戸時代の面影が残る街道筋
続いて、琵琶の名手・蝉丸を芸能の神として祭った蝉丸神社の上社・下社・分社をめぐり歩きました。
これやこの 行くも帰るも 別れては 
知るも知らぬも 逢坂の関

蝉丸がこう歌に詠んでいるように、古来たくさんの人々が往来した逢坂関の跡も、しっかり残っています。大阪方面へと向かう東海道五十七次と道を分ける追分を進めば、旅路はついに京都へ突入!
街道筋でときどき目にする凹型の「車石」は牛車を円滑に進めるためのレールのようなものだそうです
三条大橋へ向けてラストスパート
厄除けの役目を担う四ノ宮の六地蔵を過ぎ、道は都の中心部へと入っていきます。ゴールを迎えるうれしさと、これで終わりという寂しさが入り混じる旅仲間たちの声。山歩きもされるという浅見政江さんは「街道歩きも山登りと一緒。辛い道があったからこそ楽しみが何倍にも増すんです」と語ってくれました。
いよいよ三条大橋の木造の欄干が見えてきました。思い出をかみ締めるように歩いていく皆様。ゴールまで3歩、2歩、1歩……。
東海道五十三次を完歩!
わあっと歓声が上がり、「ありがとう、お疲れさま」と握手を交わす旅仲間たち。2年5ヶ月、約492キロの旅を終え、言葉にならない思いがこみ上げてくる様子でした。皆様の弾けるような笑顔で記念撮影。完歩おめでとうございます!
ついにゴールを迎え「バンザーイ!」
完歩祝賀会を開催
夜は盛大な祝賀会が開かれました。鈴木先生から完歩証がひとりひとりに手渡されます。「最初は続けられるか不安だったけれど、こうしてみんなと一緒にゴールできたことが幸せ」と高橋みえ子さん。同じ目的をもって共に歩いてきた仲間も大切な宝物。「これで終わりにしてしまうのは寂しい」と、さっそく次の街道歩きの目標を立てている方たちもいらっしゃいました。
左/荘厳な音色の「三井の晩鐘」上/傷やこすれた跡が残る「弁慶の引きずり鐘」
境内の散策を楽しむ皆様
芸能の神・蝉丸神社にお参り
街道沿いは昔ながらの家々が並びます
蝉丸神社・下社の裏には小野小町の塚も。旅仲間が「絶世の美女がこんな寂しいところに…」となぐさめの言葉をかけていました
山城国と近江国の境であった逢坂関
現在「追分」はこのような分かれ道に
 
「日本橋から歩いてきました」と地元の方にごあいさつ「三条」の文字を発見!ゴールは目の前!
琵琶湖疎水にしなる柳やツツジの花など季節の風景が疲れをいやしてくれます琵琶湖疎水にしなる柳やツツジの花など季節の風景が疲れをいやしてくれます
橋の上で手を振る皆様の表情も輝いています
完歩証を受け取り、ゴールの実感が湧いてきます。曽我智明さんもニッコリ!完歩証を受け取り、ゴールの実感が湧いてきます。曽我智明さんもニッコリ!

京の都を散策

古都での1日を満喫
ゴールの翌日は自由行動。それぞれ京都の観光を楽しみました。鈴木先生と行動をともにした皆様は、京都の奥座敷である鞍馬・貴船へ。東海道を歩き終えた後も、長い階段や山道を登っていくパワフルな皆様!涼しい風が心地よい鞍馬寺や貴船神社を訪れ、ひと足早い川床料理の昼食を楽しみました。
自然も豊かで心地よい空気です
長い階段を登り、鞍馬・由岐神社に到着
貴船川に敷かれた川床で昼食も
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