クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】現地リポート 「上高地滞在たっぷり約28時間! 氷壁の宿「徳澤園」で過ごす休日」

連載企画 ゆったり過ごす 上高地、その最奥を歩く
旅のアルバム帳 上高地滞在たっぷり約28時間! 氷壁の宿「徳澤園」で過ごす休日

「旅の友」中部・東海版8月号に掲載。
※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版8月号

「旅の友」Web版8月号
旅のアルバム帳
上高地滞在たっぷり約28時間!
5月29日から2日間、14名の皆様にご参加いただいたツアーの思い出をご紹介。上高地を自由にハイキングして、高山植物のお花を探してより道したり、穂高連峰の絶景に出会ったり。悠久の大自然に流れる、ゆっくりとした時間の中で過ごしていると、皆様の表情がよりいっそう輝きだすから不思議です。

2012年5月29〜30日取材

一日目 さわやかな新緑の風に吹かれて、歩いてしかいけない奥上高地へ

河童橋からスタート
今回ご参加いただいた旅仲間は、ほとんどの方が上高地を何回か訪れたことがある「上高地ファン」。まだ見たことのない奥上高地への期待を胸にバスを降りれば、清涼な、さわやかすぎる新緑の上高地の風が歓迎してくれました。シンボルの河童橋を過ぎて、明神のさらに奥を歩く奥上高地ハイキングがいよいよスタート! ほぼ平坦な道を各自のペースでのんびり歩いていきます。
新みどり、花々など多彩な自然を満喫
清らかな梓川沿いに続くハイキングルートには、美しい花々や緑の濃淡が美しい木々など見どころがたくさん。中でも今回のハイライトはちょうど見ごろを迎えたニリンソウの花でした。密集して咲く群生が皆様の気分を盛り上げます。「かわいい!」と撮影にも余念がありません。
静寂の奥上高知・徳沢に宿泊
日帰りツアーでも行ける明神を過ぎると、観光客はいなくなり、雰囲気が変わります。静かな森の中に続く道をずんずん奥へ。宿泊する徳澤園が建つ徳沢には一面のニリンソウの群生が広がっていました。ハルニレの大木の下、可憐な花を咲かせた美しい景色には、誰もがうっとり。徳澤園では手作りの料理に舌鼓を打ち、アンティークの調度品がしつらえられた館内でのんびりくつろがれたご様子。快適な心温まる空間に「山小屋だけど、山小屋じゃない不思議なところだね」との声も。
上高地のシンボル、河童橋
「すてきな絵ね」と、歩くのをやめてしばし芸術鑑賞
花を摘むのは禁止です。撮影して写真で持ち帰る心やさしきや旅仲間
鏡のように静かな古池
花咲く道をどんどん奥に歩いて行きます
花咲く道をどんどん奥に歩いて行きます
ルーペで植物観察。新しい発見が・・・!?

宿泊は小説「氷壁」の舞台としても知られる徳澤園

徳沢園のスタッフ・白井祐典さんより
静かな環境でくつろげます
アンティークのランプ
料理はすべて手作り

暖炉を備えたくつろぎのラウンジ。「明日はどこに行こうかな」

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2日目 宿泊しないと出会えない、美しい上高地をそれぞれに満喫

早朝、幻想的な朝もやに感動
翌日は快晴。いつもよりちょっと早起きしてお散歩へ。雨上がり、草木の生気が充満したような森を歩き、新村橋で朝もやをまとった穂高連峰を望みました。体の中からきれいにしてくれるような、澄み切った空気を深呼吸。「今日もいい1日にしよう!」
さらに奥の横尾にも。「もう別世界!」
徳澤園を出発した旅仲間はまたそれぞれ歩き出します。徳沢のさらに奥に位置する横尾に行かれた方も。北アルプスを目指す登山客しか来ない場所は、下界とは空気も違うようで「別世界を垣間見れてよかった」という感想も。「ピンク色のニリンソウがあるらしいよ」とすっかり魅了されてお花畑を探す方など、2日目も行きたい所へ行き、好きなように過ごされる旅仲間たち。
夕方までたっぷり楽しみ帰路に
16:00、バスターミナルに再集合。昨日到着した時刻から約28時間。皆様、日本有数の山岳リゾートで1日以上滞在してたっぷり満喫できたご様子。「今度は秋、紅葉の時期に来たい」と早くも次に上高地を訪れる旅の計画を立てる方も。帰りのバス車中の、皆様の充実した表情が、美しい自然に負けず劣らず印象的でした。
早朝の上高地の散策
刻一刻と姿を変える朝もや
「絶景だ!」。山にはロマンがあります
横尾へ。快晴で山の稜線もくっきり
ニリンソウのお花畑をバックに記念撮影。自然と笑顔がこぼれます

クリア

決定