11 Recommended Tourist Spots in Mishima, the City of History and Water

三島市東部から箱根山西麓の原生林の上空に架けられた巨大な吊り橋です。全長400mは歩行者専用吊り橋として日本一！天気の良い日は360度のパノラマの中、空を歩いて富士山に向かっているような不思議な感覚を味わえます。耐震・耐風構造に加え、1㎡当たり体重200ｋｇの人が乗っても大丈夫なように設計してありますので、安心して空の旅を楽しんでくださいね。カフェやレストランも併設され、三島名物のコロッケのほか、カレーやおしゃれなパンケーキを食べられます。またショップでは森の間伐材から作られたかわいいキャラクターグッズを販売。やさしい木の香りがしてほっとしますよ。

伊豆国一の宮という高い格式を誇る神社。奈良時代の古書にその名が見られ、地名「三島」の由来にもなりました。古くから武士の信仰が篤く、伊豆へ流された源頼朝もここで源氏再興を祈願したといわれます。本殿は三つの建物が複合した荘厳な造りで国の重要文化財に指定。幕末期の名匠が手がけた見事な彫刻でも知られます。神社に伝わる数々の神宝は境内の宝物館に展示されているので、興味のある方はぜひご覧ください。オリジナルの絵馬「開運大吉 三嶋駒」は厚さがなんと約4.5cm！。心を込めて奉納すれば、心願成就は間違いなし？

江戸時代からの湧水「小浜池（こはまがいけ）」を中心とした景勝地。その美しさは明治時代にここを訪れた小松宮様が気に入り、別邸としたほどです。現在は動物園や郷土資料館を併設した市立公園として整備。秋には菊まつりなどの季節の催しも開かれ、三島市民にとっての憩いの地にもなっています。付近には白滝公園や源兵衛川散策路など湧水に関わる名所があるので、併せて観光もいかがでしょうか。またＪＲ三島駅前の好立地のため周辺の飲食店には事欠きません。うなぎやお寿司など三島グルメもぜひどうぞ。

伊豆近海・駿河湾の水揚げに加え、全国の海産物が集まる沼津港はまさに「お魚天国」！そんな活きのいい魚介を扱う食堂や土産物屋が約70店舗以上も集合したエリアです。お寿司や海鮮丼はもちろん、ラーメンや各種定食など食事のバラエティはとっても豊か。地元の人も普通に訪れるからリーズナブルな価格設定がうれしいです。近くには水族館やアトラクション、飲食店などの集合施設「港八十三番地」や、朝5時から開放されてセリの現場を見学できる「沼津魚市場ＩＮＯ（イーノ）」、さらには富士山や駿河湾を見晴らす展望台もあり、1日中楽しめそうですね。

駿河湾の水深は約2500ｍで日本一。そんな光も届かず謎に満ちた深海の生き物常時100種類以上を中心に展示する、世界でも珍しい水族館です。目玉は何といっても「本物のシーラカンス」の冷凍標本と剥製でしょう！5体もの展示を見られるのは世界でもここだけ。この「生きた化石」が今でもどこかの深海を悠々と泳いでいるかと思うとワクワクしますね♪ショップではそんなシーラカンスや深海生物をモチーフにしたオリジナルキャラクターグッズを購入できるのでぜひどうぞ。また、施設内には飲食店も充実しています。定番の海鮮料理もおいしいですが、おすすめはあえて深海魚・メギスを使用した「深海魚バーガー」！来館の記念に味わってみてはいかがでしょうか。

沼津港を津波から守るため、2004年に造られた巨大な水門です。津波を防ぐ壁である「扉体（ひたい）」は高さ9.3ｍ、幅40ｍ、重さ406ｔで日本最大級。その大きさを活かして、扉体の両側に地上30ｍの高さの展望台がそれぞれ設置されています。2つの展望台は回廊で結ばれているので、周りの風景を一度に広い範囲で見ることができます。駿河湾や沼津港はもちろん、天気の良い日は富士山や南アルプス、清水の町並みや箱根山まで見えることでしょう。沼津のランドマークとして親しまれているこの水門、観光の際はぜひお立ち寄りください。

富士山に降った雨や雪解け水が地中を流れ、こつ然と地表にあふれ出るのが柿田川湧水群です。周囲は公園になっており、水の流れに沿った散策路も整備。2つの展望所からは湧出地点「わき間」を見学することもできます。驚くほど青く澄んだ泉の底から砂を巻き上げて水がこんこんと湧くさまは神秘的で、近年ではパワースポットとしても人気を集めているのだとか。その良質さから環境省「名水百選」にも選ばれた柿田川の水は汲んで持ち帰ることもできます。この水を使って入れた静岡茶のおいしさは……いうまでもありませんね。

春はイチゴ、夏はメロン、秋から冬はミカンと、一年を通して季節のフルーツ狩りができる観光農園です。水がきれいで日当たりのよい伊豆地方は果樹栽培の適地。園内で育てたフルーツはいずれも色つやが良く風味も豊かです。イチゴはかがまなくても摘み取れるように高設栽培にするなど、お客目線での心配りもうれしいですね。ショップには園内のフルーツを使ったバームクーヘンやジュース、ジャムなどがずらり。レストランではシラスや金目鯛など海の幸も食べられるので、「伊豆の食」をまるごと楽しめる施設といえるでしょう。

江戸時代、東海道の要所として関所が設けられるほど重要視された箱根街道。現在では杉木立が続くハイキングコースとして、観光客の静かな人気を呼んでいます。おすすめは箱根登山バス停留所「三枚橋」から「箱根関所跡」までの約12ｋｍのエリア。石畳の道や再建された関所などがあり、往時をしのびながらのハイキングを楽しめます。難所とうたわれるだけあって足元は悪いので、しっかりした靴・服装で挑みましょう。道中の「甘酒茶屋」は江戸時代の創業。昔ながらの製法で作られた甘酒や青大豆のきなこ餅など、江戸時代と変わらぬ味を楽しめます。茶店に腰かけて一服すれば、そこはもう浮世絵の世界。歴史ロマンあふれる街道歩きをぜひどうぞ。

戦国時代末期に関東の雄・小田原北条氏が築いた山城で、のちに豊臣秀吉に攻められた際に落城しました。いわゆる城らしい建物は何もありませんが自然の地形と土質を活かした堀や土塁の跡が残っており、石を使わない土だけの城という希少性から昭和9年に国の史跡に指定。現在では史跡公園として開放され、誰でもその壮大な遺構を目の当たりにできます。堀と貯水池を兼ねていたという升形の穴がいくつも連なる「障子堀」と「畝堀」は必見。春から秋にかけてツツジやアジサイなど季節ごとの花が咲き、天気が良い日なら障子堀越しに富士山を望めます。

三島の生んだ実業家・佐野隆一氏が昭和41年に開設した美術館。佐野氏が寄贈した東洋の古美術コレクションを中心に日本刀、仏像、古書、陶磁器など約2500点を収蔵し、展示会のテーマに合わせて公開しています。とりわけ刀剣類は国宝を含む銘品ぞろいで、名刀展を開催した時は「刀剣女子」と呼ばれる若い女性客が多く来館して話題となりました。また、約2000坪もの敷地には富士山の伏流水が湧き出る泉を中心にした日本庭園があります。レストランが併設されてるので、美しい庭をゆったり観賞しながら会席料理の昼食はいかがでしょうか。