クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【東日本版】ツアー同行レポート 案内人とめぐる・学ぶ・楽しむ 東海・近畿の焼き物めぐり

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「旅の友」東日本版10月号に掲載。 ※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版10月号

「旅の友」Web版10月号

連載企画ツアー同行リポート 案内人とめぐる・学ぶ・楽しむ 東海・近畿の焼き物めぐり

日本では古くから焼き物作りが盛んに行われ、今も全国各地にさまざまな陶磁器の産地が点在しています。今回は、東海・近畿地域を代表する「常滑」「伊賀」「信楽」「美濃」「瀬戸」の5カ所をめぐりました。初心者から上級者まで、旅仲間みんなで学び、楽しんだ3日間をご紹介します。

焼き物づくしの充実の3日間5カ所をめぐるよ!焼き物の里

1日目

レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場、陶器の廃材を使用した特徴的な坂道など、独特な雰囲気と歴史を感じさせる散歩道。案内人の解説を聞きながら、国の重要有形民俗文化財に指定されている国内最大級の登り窯などを見学しました。 昭和を感じさせる落ち着いた景色に、旅仲間たちは「風情がありますね」「なんだか懐かしい感じ」と言葉を交わしながら散策。案内人に盛んに質問を投げかけ、記念撮影なども楽しみました。

1887(明治20)年から1974(昭和49)年まで使用されていた登り窯について、案内人がじっくり解説常滑の最盛期には数百本もあったというレンガ造りの煙突。その長さは窯の大きさで決まるのだそう煙突の高さは、窯の大きさによって決まるのだそう登り窯の特徴のひとつ昭和初期の焼酎瓶が壁面を埋め尽くす坂道にて記念撮影。中里博康さん・初子さん夫妻

2日目

1932(天保3)年の築窯以来、伊賀焼の伝統と技術を継承してきた老舗。伊賀焼の特長を生かすことでおいしくご飯が炊ける土鍋「かまどさん」をはじめ、現代のライフスタイルに合わせた作品を数多く生み出しています。 伊賀焼の作品の数々はもちろん、国の登録有形文化財として登録される「登り窯」や「大正館」など、明治・大正期の窯元の様子を感じられる建造物の数々は必見です。

大正時代に建造された長谷園の旧事務所「大正館」。現在は休憩コーナーとして開放されています天板が陶器でできているテーブルなど、雰囲気たっぷりの大正館の室内案内・解説をしてくださった長谷園・ギャラリー店長の長谷圭未さん。後ろは創業から昭和40年代まで稼動していたという「16連房登り窯」

100年以上の歴史を持つ信楽焼の窯元。山の斜面を利用した登り窯や、古い形式の穴窯が完全な形で残っている貴重な場所で、昔ながらの「窯元の仕事場」の佇まいを味わうことができます。見学の前に行われた職人さんによるユーモアたっぷりの解説では、ドッと笑いが起こるシーンも。「あんなお話を聞いたら、やっぱりタヌキの置き物が欲しくなっちゃった」という旅仲間が続出しました。

信楽焼職人の藤井和行さん。信楽焼の歴史をはじめ、タヌキの置き物が持つ「八相縁起」と呼ばれる8つの縁起などを、楽しく分かりやすく説明してくれました

鳥居章二さん・則子さん夫妻は、タヌキの置き物をじっくり吟味。自宅用と息子さん・娘さんへのお土産に、計3体を購入しました

PICK UP!

3日目

人間国宝をはじめ、美濃の代表的な陶芸家の作品が展示されている「美濃焼ミュージアム」。学芸員による解説で美濃焼の魅力をより深く知ることができるほか、抹茶を楽しみながら器を鑑賞したり、古い年代の陶片を実際に手に取って、当時の陶芸家たちの技に触れることもできます。

PICK UP!

窯道具を積み上げて作った塀や石垣を指す「窯垣」は、瀬戸でしか見ることのできない独特の景観。細く曲がりくねった坂の多い路地には古くからのせとものの町らしい風情が漂い、周辺には窯元やギャラリーも立ち並んでいます。

独特の装飾が施された狭い路地を散策。不思議な雰囲気の中、会話もはずみます約300年の歴史を持つ、瀬戸本業窯。すべての窯業の基盤となった、鎌倉以来の伝統を引き継いでいます分かりにくい道のりも、案内人同行でしっかりサポート。窯の内部もじっくり見学できます

旅仲間のお気に入り

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