【高知】四国八十八箇所修行の道場を行く高知の札所探訪＜全9回＞｜趣味活

平安時代初期に開創された第三十番札所の善楽寺。明治の廃仏毀釈で善楽寺は一旦廃寺になったが、地域住民の尽力で60年がかりで昭和5年に再興。法難の危機を乗り越えた地域住民の熱い思いとともに、新しい祈りの風について女性住職が語ります。

多くの人々が訪れる四国八十八箇所霊場。人々の思いは千差万別。お遍路の旅は、修行の道とも、気付きの道場とも呼ばれています。女性住職が善楽寺の見どころとともに、人々のお遍路にかける思いを語ります。

創建1300年の歴史、第三十一番札所の竹林寺。お遍路のお接待の風習からくる心温まるエピソードから、修行僧の大スキャンダル秘話まで、土佐の人情温まるお話をお楽しみください。

創建1300年の歴史、第三十一番札所の竹林寺。お寺でコンサート、ヨガ教室、地域住民による秋祭りなど、地域の人々が集い、交わり、繋がる場を目指す住職の心温まるお話をお楽しみください。

清流四万十川にほど近い藤井山五智院、岩本寺。明治の廃仏毀釈で時代に翻弄され続けてきた歴史と、お寺の敷居を下げて多くの人に来てほしい...そんな思いを笑顔が素敵な窪住職が語ります。

清流四万十川にほど近い藤井山五智院、岩本寺。36番札所の青龍寺と38番札所の金剛福寺の両寺院から距離があるため、岩本寺は宿坊として重要な役割があります。地域住民とお遍路の橋渡し役として、町の若者とともに町を盛り上げている住職。心を整えるとは...。生きていくために大切なこと”十善戒”とは...。笑顔が素敵な窪住職が語ります。

境内には四季折々の花が咲く第二十八番札所の大日寺には弘法大師が四国を巡教された弘仁6年に爪で彫った薬師如来像が祀られている。廃仏毀釈されたが再興し、今も尚人々に親しまれる奥の院には首から上の病気に霊験あらたかとされる薬師如来像に加え、高知名水40選のお加持水もあり地元の人々からも人気が高い。万物を救う大日如来様が胎蔵曼荼羅や自由に参拝と巡礼を楽しむことを教えてくれる。

白砂の美しい月の名所、土佐湾の桂浜にある雪蹊寺は、「四国八十八箇所霊場に2つしかない臨済宗妙心寺派の寺院」「高名な大仏師、運慶が薬師如来像と脇侍の日光月光菩薩像を、その息子湛慶が毘沙門天像と吉祥天女像、善膩師童子像を彫造して安置」「天室和尚、谷時中、野中兼山などの儒学者を多く生み出した南学発祥の道場」といった3つの特色から成る縁起を持つ。

海岸に近い本尾山に百済の仏師が航海中、暴風雨に襲われ避難した際、安全祈願として薬師如来（現在は国指定重要文化財）を彫造し、200年後に弘法大師が本尊として安置、唐から持ち帰った種子の米、麦、粟、黍、豆または稗の五穀を境内に蒔いたことから種間寺と名付けられた。薬師如来は秘仏であるが毎年3月8日のみ御開帳され拝むことが出来る。子安観音を囲む底の抜けた柄杓が安産祈願としても名高くとても信仰が深い。