
ひとり旅に憧れはあるけれど、自由旅行は少し心細い。
かといって、グループ中心のツアーにひとりで参加するのも、どこか不安——。
そんな気持ちを抱えたことがある方に知ってほしいのが、
ツアー参加者“全員”がひとりで参加するクラブツーリズム「おひとり参加限定の旅」です。
「実際、どんな人が参加しているの?」「本当にひとりでも大丈夫?」
そんな素朴な疑問に答えるべく、今回はこの企画・運営を担当する 水野さんと櫻澤さん に、「旅と、私と、」編集部がお話を聞いてみました。
「ひとりでも浮かずに楽しみたい」という声から誕生

おひとり参加限定ツアーはどんなきっかけで始まったのですか?

始まりは約28年前。当時はグループ旅行が主流でしたが、
お客さまからは「友人と予定が合わなくなった」「グループ参加のツアーにひとりは心細い」などのお声が増えていました。
そこで「全員がひとりなら気兼ねなく楽しめるのでは?」と誕生したのが、このツアーです。

当時は“おひとりさま”文化も今ほど浸透していませんよね。

そうですね。大きな転機はコロナ禍。「ひとり時間を大切にする」価値観が広まり、ひとり旅への心理的ハードルが下がったと感じています。

参加者の反応はいかがですか?

「添乗員のフォローが心強かった」「全員ひとりで参加だから気を遣わずにいられた」など、前向きな声を多くいただきます。

参加者層には傾向がありますか?

女性が8割ほどで、50〜70代が中心です。週末や連休発のツアーでは20〜40代の参加も増え、働く世代の“自分時間”として選ばれています。
“ひとり”דツアー”だからこそ、こんなことが叶う!


通常の団体ツアーとの違いは?

最大の特徴は「知り合い同士での参加NG」。参加者全員が“はじめまして”の状態なので、ひとり旅仲間だけで構成されたツアーになります。

確かに気負わず参加できそうです。

お部屋は1名1室確約で、日中はみんなで観光、夜は自分の時間。ほぼ全ツアーに添乗員が同行し、移動やチェックインなど不安なポイントをサポートします。

多くのバスツアーでは1人2席利用を導入。荷物を置いたり景色を楽しんだり、座り方の自由度も高いんです。

食事時間はどんな雰囲気ですか?

大きなテーブルで基本はご一緒に。(ツアーによっては異なる場合もあります)バス移動中の会話で打ち解け、夕食時には和やかな空気が生まれます。

交流を楽しむ方と、ひとりでのんびりしたい方が自然と共存しているのも特徴。お互いの空気を尊重する“察しの良さ”があります。


なるほど……!気分で“誰かと一緒”にも“ひとり時間”にもできるんですね。では「おひとり参加限定の旅」人気&定番のツアーを教えてください。

通年で人気なのは、個人では巡りづらい場所を効率よく周遊できるシリーズ。例えば、こんなものがあります。
• 離島周遊ツアー
五島列島、屋久島、奄美大島、佐渡など、飛行機・船・ホテルを個人手配するのが大変なエリアをツアーでぐるっと回れるプラン。
• “運転しなくていい”周遊ツアー
四国一周や、東北の下北半島・津軽エリアの秘境を巡るコースなど。ご自身での運転だとお酒を楽しめませんが、バスなら車窓の景色もお酒も楽しめます。
• ガイド付きハイキング・パワースポット巡り
白馬ハイキングや伊勢神宮の両参り、高野山、出雲大社など。専門ガイドが案内するので、歴史や背景も含めて深く知ることができます。
• 観光列車乗り継ぎツアー
予約が取りづらい観光列車をいくつも乗り継いで巡る鉄道旅は、リピーター多数の定番です。

季節ものだと「桜・紅葉ツアー」「東北の夏祭りをまとめて巡るツアー」「GWやシルバーウィークの連休を使った周遊ツアー」「暑さを避けた避暑地や涼旅ツアー」なども、毎年人気です。


いろいろなツアーがあるのですね! ちなみにツアー企画の際に、大事にしていることってあるのでしょうか?

大きく3つあります。
1つ目は、「参加者と同世代の企画者が考えること」。女性限定ツアーは、参加者と同年代の女性企画者が担当。「清潔感のあるホテル」「アメニティの充実」「食事の見た目・雰囲気」など、“自分ごと”として目利きしています。
2つ目は、「旅先で提供できる体験価値を最重視すること」。ひとりではなかなかできないことを組み込みます。例えば、貸切コンサート、個人ではハードルの高い老舗料亭での特別な食事会、予約困難な観光列車を乗り継ぐ旅、“おひとりさまお断り”の高級宿に1名1室で泊まるプランなどがあります。
3つ目は、「トレンドを反映すること」です。例えばテレビドラマなどで話題になった場所を巡るツアーなどは人気ですし、和歌山・アドベンチャーワールドのパンダが中国へ帰ると報じられた際は、約1週間後に「パンダ4頭に感謝するツアー」を発売し、全日程が即満席になりました。
“安心”と“選べる楽しさ”を両立。それがクラツー「おひとり参加限定の旅」

初めてツアーに参加する人は、どんな基準で選ぶといいですか?

「かけられる時間」で選ぶのがおすすめ。まずは現地集合・解散のショートプラン(3〜4時間)から試す方も多いです。

丸一日楽しむなら日帰りバスツアー。桜やイルミネーションなど、“初めてのひとり旅”でも参加しやすいです。

1泊以上のテーマツアーは、興味のあるテーマや“いつか行きたい”場所を選ぶと満足度が高いですよ。

初心者へのフォローはありますか?

ワンランク上の「ひとりの贅沢」では、出発前に添乗員が電話でご挨拶します。不定期で説明会も開催していて、参加後に申し込む方も多いです。

最後に、ひとり参加に不安を感じている方へメッセージを。

初めてのひとり旅は不安ですよね。でも、知り合い同士NG・添乗員の手厚いサポート・ひとり時間を守る仕組みなど、挑戦しやすい環境を整えています。

企画者は“お客さまや自分が行きたい旅”を本気で考えて作っています。約1000コースあるので、きっと心に刺さる旅が見つかるはず。「いいかも」と思ったら、その直感を大事にしてみてください。

ひとりで参加しても、旅先で出会った誰かと景色を共有し、帰宅後は誰かに話すことでその体験が広がっていきます。“ひとり”だけど“独り”じゃない。そんな旅の景色が、きっとあなたを待っています。
※本記事で紹介している内容は、2026年2月時点の情報をもとにしています。
※ツアー内容(同行有無、1名1室・バス席1人2席利用、食事形式など)はコースや出発日によって異なる場合があります。最新の情報および詳細条件は、各ツアー募集ページをご確認ください。
教えてくれた人

(2026年現在)入社6年目、入社時よりひとり旅を担当!多種多様なツアーを造成できる部署で楽しくツアーを企画しています。サカナクションが大好きでライブに行くことが生きがいです!

(2026年現在)入社9年目、西日本エリアのひとり旅チームで企画を担当しています。旅行が好きで最近は「SLやまぐち号」に乗りに行ったり、名探偵コナンと松葉ガニを楽しみに鳥取県を訪れました。