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いま「夢中」になっているものはありますか?これまで知らなかった「夢中」になれるものに出会えたら、これからの人生がもっと華やかになると思いませんか?「夢中ダイアリー」では、さまざまな「夢中」をテーマにしたインタビューをお届けします。
今回のテーマは「建築鑑賞の旅」です。
歴史的な建造物や、有名建築家が手がける作品など、一度は訪れたい数多くの建築があります。「でも、建築って専門的で初心者にはわからない?」その心配はご無用です。難しい構造のことはわからなくても、見てウットリ美しい装飾や、知ってなるほど歴史の話、そこにいるだけで心地よい空間美など、建築には誰もが感じる魅力がたくさん詰まっているのです。その魅力を思う存分語ってもらうのは、建築ツアーを担当する同期入社の2人。ぜひ知ってほしい建築の鑑賞ポイントをたっぷり語ってもらいました。

佐藤怜奈さん(左)
2010年の入社以来、神社仏閣を中心にツアーを担当。建築はもちろん、仏像愛も強く、お気に入りの仏像は奈良・安倍文殊院の渡海文殊菩薩。常に人のために動く仕事ぶりに周囲の信頼も厚く「厳しそうに見えて本当はすごく優しい人」(桐本さん談)と慕われている。
桐本亮三さん(右)
佐藤さんとは同期入社でアウトドアのツアー担当を経て、現在は花や美食、美術の旅を担当している。「社内一のアイデアマン」(佐藤さん談)と評されるほどの積極性が武器。美術検定を取得し、美術館などの建築物への造詣も深い。
目にするだけでウットリ夢見心地…
別世界の美しさに出会える建築の魅力!
佐藤
私たちは2010年入社の同期ですが、私は神社仏閣などの歴史、桐本さんは美術と、得意領域がまったく違いますよね。 こんな2人で同じ「建築の旅」について語れるんでしょうか…?
桐本
たしかに笑 でも、建築って目で見る美術的な魅力もあれば、歴史の流れを感じる部分もあり、それぞれの視点で語ってみるのはどうでしょう?
佐藤
わ、さすがクラブツーリズム随一のアイデアマン! でも、美術的な面から見た建築ってどういうものでしょうか? 建物の美しさって、きちんと勉強しないと理解できないようなイメージがあって。
桐本
そんな佐藤さんにぜひ見てほしいものがあるんです! じゃんっ!

青森県の旧家・宮越家の窓一面に広がるステンドグラス(初夏)
佐藤
やだ!なにこれ!めっちゃキレイ!かわいい! 私、ステンドグラスすっごく好きなんです!
桐本
そんなにですか笑 思った以上の反応だなぁ。
佐藤
本当に見惚れちゃうほどキレイだけど、ヨーロッパの教会などで見るステンドグラスとは少し趣が違うような…。
桐本
そうなんですよ。欧米では教会など宗教的な建物で使われることが多い一方、日本では花や鳥など、自然をモチーフにしたものが多いんです。ほら、先ほどのステンドグラスをよく見てみると、背景はお庭なんです。

こちらは秋の宮越家!四季折々でステンドグラスの印象が変化します
佐藤
本当だ!ステンドグラスの花木とあわせた佇まいが絵画みたいだなぁ。
桐本
そうでしょうそうでしょう!
佐藤
すごく嬉しそう笑 本当に美しすぎて現実の景色とは思えないですね。
桐本
このステンドグラスは日本最初期のステンドグラス作家・小川三知の作品ですが、青森県の旧家である宮越家のお庭の緑を借景に、四季の移り変わりを表現しています。 ほかにも、日本各地には美しいステンドグラスを鑑賞できる建築がたくさんあります。 たとえば…

群馬県の旧須藤邸では豪華な孔雀のステンドグラスが!

大正ロマンあふれる京都・五龍閣

京都の旅館「橋本の香」の華やかなステンドグラス
佐藤
たしかに。 建物全体はもちろんですが、私の得意な神社やお寺でも、純粋に「かわいい!」「ステキ!」と思えるポイントがあります。

京都の天龍寺の宝厳院に奉納されている襖絵
佐藤
この写真、一見すると豪華な襖絵ですが… よく見てみると、襖を開ける取っ手の部分に美しい装飾があるんです!

象、馬、鳥、牛があしらわれている取っ手
写真提供:天龍寺 宝厳院
桐本
えぇ!すごいな、こんなところに動物が!凝ってるな〜。
佐藤
こんな風に建物全体プラス、細かな部分の美しさに目を奪われるのも、建築の旅の魅力ですよね。
現代の名匠も、憧れの華族の住まいも!
ぜひ感じてほしい「空気」と「時間」
佐藤
装飾の美しさのほかにも、私が注目していただきたいポイントが「人」と「世界観」です!
桐本
人っていうと、建築家の作品でしょうか。僕も好きな建築家がたくさんいて、クラブツーリズムでも名匠の代表作を訪ねることができるツアーもあります。写真だけではわからない、その空間に入って初めて感じる独特の世界観や空気感がありますよね。

【左上】九谷セラミック・ラボラトリー(隈研吾)
【右上】梼原町立図書館(隈研吾)
【左下】坂の上の雲ミュージアム(安藤忠雄)
【右下】金沢21世紀美術館(妹島和世+西沢立衛/SANAA)
撮影:渡邉修 提供:金沢21世紀美術館
佐藤
どの方も日本が世界に誇る建築家だったり、現代の名匠ですよね。 でも、私が注目して欲しい「人」はそれだけじゃありません。作っている人だけではなくて、そんな素敵な建物に住んでいる「人」にも魅力があります。やっぱり女子ってお姫様や貴族に憧れるじゃないですか〜
桐本
まあ、みんなとは言わないけどそうですね笑
佐藤
京都の冷泉家の住宅は、完全な姿で現存する唯一の公家屋敷。冷泉家は新古今和歌集の藤原定家の流れを汲む、由緒正しい本物の上流階級なのです!

佐藤
足を踏み入れるだけで、背筋がピンと伸びるような空気が流れています。私は現当主の方の講演会にも行ったことがあるんですが、一つひとつの所作に品があって、本当の華族ってこういうことなんだなと感じました。
桐本
華族だったり、貴族だったりは、やっぱり永遠の憧れですよね。
佐藤
一言でいうと、時間の重みですね。 それは仏像を見るときに感じる気持ちと似ていて。私が生まれるずっと前から存在していた世界が、長い年月を経て今目の前にいる。運命のような宿命のような、なんだか不思議な感覚なんですよね。
桐本
なるほど、佐藤さんの「建築=仏像説」ですね笑 でもその重みはわかる気がします。一朝一夕には生み出せない途方も無い時間の重なりが、冷泉家をはじめ歴史的な建造物にはあるんですね。

佐藤さんお気に入りの仏像、安倍文殊院「国宝・渡海文殊群像」
「通常非公開」も「一般非公開」も公開に?!
貴重な建築めぐりもクラブツーリズムで!
佐藤
重みといえば、冷泉家はなんと年に5日間しか公開されていないんです。その貴重さも重みといえますね。
桐本
冷泉家は今もお住まいになっていますしね。 名建築と呼ばれる建物はどれも貴重で、築年数が古いものも少なくありません。保護の観点からも通常は非公開とされていることも多いですね。


通常非公開の一例、
長野・脇田美術館アトリエ山荘(上)と滋賀・小蘭亭(下)
佐藤
そういう貴重な建築だからこそ、ぜひお客さまに訪れていただき、見て肌で感じてもらうために日々交渉を続けています。
桐本
やっぱり足を踏み入れた瞬間、空気が変わりますもんね。ぜひ現地で、ご自身の体で体感いただきたいです。 ところで最近は女性おひとりでのご参加も多いですよね。
佐藤
それはね、私なりの分析があってね…。
桐本
ん、理由があると。
佐藤
ひとつはね、やっぱり女子は美しいものが好き!ってことです。 公家屋敷の、時間の重みがつくる風格ある佇まいも、資産家の贅を尽くしたお屋敷も、西洋と日本文化が入り混じったレトロな建築も、どれも日常にはない華麗な世界です。

ヨーロッパの伝統的な技術を取り入れた「旧華頂宮邸」
美しい噴水や庭園が魅力的
佐藤
しかも、そういう非日常的な空間だからこそ、ある程度の知識があって見た方がより魅力を感じられますし、細かなルールも事前に把握していれば安心してゆったりと世界に身を委ねることができます。
桐本
建築物によっては冷房がなかったり、細かな見学ルールが定められているところもありますしね。ある場所では白い靴下以外はNGというところもあったりして。
佐藤
それは来る前に言ってくれないと困りますよね笑 クラブツーリズムではそういった情報も事前にお伝えしますし、見学の際も音声案内で必要な知識もバッチリです。安心して心ゆくまで別世界の空気を味わっていただけるよう、万全のサポート体制をご用意しています。 建築をめぐる非日常の旅へ、ご参加お待ちしています!

※本記事で紹介している内容は、2026年6月時点の情報をもとにしています。 最新情報は、公式サイト等でご確認ください。