山本直幸先生
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日々を送る。特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年旅行企画に携わり、現地案内役として頻繁にツアーにも同行する。
山本直幸先生
ベルリン留学中6年間、オペラ・コンサート通いの日々を送る。特にヨーロッパの歴史や音楽・美術への造詣が深く、長年旅行企画に携わり、現地案内役として頻繁にツアーにも同行する。
プラシド・ドミンゴ(c) Salzburger Festspiele Marco Borrelli
A.確かに音楽の講座は高尚なものと思われがちです。私は何十年も本場の音楽を聴き続けていますが、お客様と同じ普通の「音楽ファン」です。かしこまったものではなく、いちファンとして皆さんと音楽の世界を楽しむのが私の講座の特徴ですので、気軽な気持ちでご参加いただけます。
楽友協会ホール「黄金の間」(イメージ)
A.オーケストラやオペラはその音楽が生まれた地域を訪れることでもっと深く知ることができます。例えば、コンサートホールは、形、広さ、天井の高さなどで音響が全く違います。オーケストラは本拠地で最高の演奏になるよう音作りをしています。それを何十年も続けていくとコンサートホールがオーケストラの個性に大きな影響を与えます。そういうことを知り、本拠地で聴くと感動がより大きくなります。
プラシド・ドミンゴ(c) Salzburger Festspiele Marco Borrelli
A.本場には伝統的な雰囲気が今も強く残っています。オーケストラやオペラは来日することも多いですが、伝統や文化まで持ってこられません。音楽が育った場所にこそ本物があります。実感をこめてその魅力を伝えたいです。