リアス式海岸と呼ばれる地形を持つ三陸は、その特徴として切り立つ岸壁と、豊富な海の幸が知られます。
海岸線が織り成す美しい自然を船や列車から眺めたり、海岸線に沈む夕陽に心を震わせたり。
そうした絶景ポイントだけではなく、三陸には震災を乗り越えた人々のたくましく温かい笑顔に溢れています。
6月1日、宮古駅前広場で開催されたセレモニーの様子
2019年3月23日(土)、JR山田線が三陸鉄道に経営移管され、久慈駅〜盛駅まで1本に繋がり、「三陸鉄道リアス線」として運行が開始されます。クラブツーリズムでは全線開通を記念して、移管される新線区間を、全線走破する旅や、貸切列車など、三陸鉄道に乗る旅を多数予定しています。
復興の夢を乗せてつながる新しい鉄道の旅、そして海岸線の絶景や多彩な海の幸など、魅力いっぱいの三陸へぜひお出かけください。
三陸鉄道の車両前にて
2019年3月23日、盛駅(大船渡市)から久慈駅までの163kmが、三陸鉄道リアス線として一つにつながります!皆様のご乗車お待ちしております。
三陸鉄道
中村一郎 代表取締役社長
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三陸鉄道旅客サービス部
旅客サービス課長 赤沼 喜典さん
平素は、三陸鉄道をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。あの震災から、早5年。皆様方からは、多大なるご支援を頂き、当地域も少しずつではありますが、復興の姿が見え始めております。また、被害の大きかった、三陸鉄道島越駅の再建も、来訪された皆様のお力で、完成間近となって来ました。これから三陸は、春の芽吹きと共に、素晴らしい景観をお見せ出来る時期となります。もう少しの間だけ、皆様方の来訪によるお力で、当地域をお助け下さい。社員一同、心からお待ち致します。
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まさに息を呑む美しさ。三陸復興国立公園の北方に位置し、高さ200m前後の断崖絶壁に、太平洋の荒波洗う奇岩怪岩、大小さまざまな海蝕洞窟と、ダイナミックな海岸線が約8kmに渡り続く。展望台から望むその姿は、さながら一服の絵画のよう。晴天時はもちろんのこと、断崖の端が靄に隠れる雨天時の姿もまた一興。展望台から断崖直下の波打ち際まで続く736段の階段もあり、汗を流してこそ得る絶景を独り占めすることもできる。通称海のアルプスと呼ばれ、その景観の美しさは三陸でも随一。迫力と優美さを兼ね備えた絶景を楽しめる。
ツアーを探す
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みやこ浄土ヶ浜遊覧船
マリンガイド 横山 葵さん
こんにちは!新卒の新人ガイドとして、25年ぶりに浄土ヶ浜遊覧船に入社した横山葵と申します。三陸の風景として浮かぶ景色…白い岩肌に緑の松のコントラストが美しい国の名勝『浄土ヶ浜』をイメージする方も多いかと思います。その浄土ヶ浜を出航し、国の天然記念物や災害にも負けない海岸美を満喫する船旅へご案内します。出航と同時に、かわいいウミネコが群れ飛び、餌付けもお楽しみいただけます。皆様に船上でお会いできることを楽しみにしています。
【撮影者:陸前高田市佐々木様】(イメージ)
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久慈は琥珀の産出量国内一。琥珀は太古に繁茂した樹木の樹脂の化石で、美しさゆえ古くから宝石として交易された歴史をもつ。近年では、映画『ジュラシック・パーク』によって、一躍人々の関心の的になった。ここ久慈地方産の琥珀は、中生代白亜紀後期というまさに恐竜時代に属するもの。最近では、この琥珀中からも昆虫化石が相次いで発見され、古生物学はじめ遺伝子工学の研究者らの注目を集めている。久慈琥珀博物館では、太古の失われた世界を包み込んだ“タイムカプセル”ともいえる貴重な琥珀の全てを一堂にご覧頂け、奥深い琥珀の魅力を体感できる。
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小袖海岸は断崖と赤銅色の岩礁の海岸。朝の連続テレビ小説でも有名になった「北限の海女」日本の「北限の海女」がいることで有名。今でも小袖には「かつぎ」と言われる素潜り漁法が残されている。波立つ岩場の間に絣を着て潜る姿は大迫力だ。海女センターでは7月〜9月の間、海女さんの素もぐりの実演を見ることができる。
久慈広域観光協議会
観光コーディネーター 貫牛 利一さん
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の舞台でも有名な久慈は、三陸復興国立公園の北部に位置し、「北限の海女」や日本最大の産出を誇る「琥珀」のまちです。山や海の幸にも恵まれ、ウニやアワビなど世界三大漁場の一つでもある三陸漁場からとれた活きのいい鮮魚や短角牛、郷土料理の「まめぶ」などが楽しめます。皆々様のご来久をお待ち申し上げております。
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古くから漁業が盛んだった田野畑に作られた番屋群。断崖の上に暮らす漁民が、浜での作業を少しでも効率的に行えるように番屋という漁師小屋の文化が生まれた。断崖と海と陸という自然条件と人とが共存する、独特の文化として、各方面から注目を集めている。東日本大震災により流されてしまったが、現在は再建され今も海と共に生きる伝統の営みを後世に伝えている。
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宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」に出てくる、火山島の名前にちなんだ「カルボナード島越」という名前とメルヘンチックな外観の駅舎が人気でしたが、2011年の東日本大震災による津波で跡形もなく流出。その後、2014年にクラブツーリズムのきずなプロジェクトに賛同したお客様もあり再建された。八角形の塔屋など、流出した旧駅舎の面影を残し復興のシンボルとして再び人気を集めている。生まれ変わった島越駅に三陸鉄道が発着し、今も変わらず人々の思いを運んでいる。
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リアス式海岸の湾の奥に位置し、幾度も津波の被害を受けているため、総延長2.5kmにも及ぶ高さ10mの防潮堤を建設するなど、津波に対して強い街づくりを進めていた。しかし、2011年の東日本大震災では、その防潮堤を超える津波が発生し、多くの被害が出た。その教訓から現在では、「学ぶ防災」という取組みを行い、防潮堤からの案内のほか、震災遺稿に指定された「たろう観光ホテル」に移動してマスコミ非公開の映像を上映しながら案内をし、震災被害の状況や防災への備えを後世に伝えている。
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釜石市の北西部に立地する橋野鉄鋼山は、幕末から明治期にかけて日本の産業化の先駆けとなった重工業分野(製鉄・製鋼・造船・石炭産業)における産業遺産群「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、2015年にユネスコ世界遺産に登録された。遺跡周辺は、鉄鉱石採掘場と運搬路、製鉄の要の高炉、水車を利用した送風装置であるフイゴ場など、製鉄の工程を復元している。遺跡見学の前に、「鉄の歴史館」に足を運び、鉄の歴史を学ぶのがおすすめ。大島高任をはじめ先人たちの業績や鉄と釜石のかかわりを模型や資料など、テーマごとに展示紹介している。
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