「♪月の名所は桂浜」とよさこい節でも唄われ，一帯は都市公園として整備されています。龍馬に見守られながらゆっくりとした一日を過ごしてみませんか。（高知市公式HPより）

龍馬の夢を継承し、「東洋の海上王」とまで呼ばれた岩崎弥太郎は高知県安芸市で生まれました。庭に残る日本列島を模した石組みや、瓦に残る今の三菱「スリーダイヤ」の基といわれる家紋は一見の価値ありです。

岩崎弥太郎生誕150周年を記念して江ノ川公園に建てられた、高さ3.3m、台座の高さ1.1mの銅像。
龍馬の夢を大財閥「三菱」の設立、というかたちで叶えた弥太郎は、右手を大きく広げ、威風堂々と前を見据えています。

像の高さは5.3ｍ。台座を含めると13.5ｍもあります。桂浜の小高い丘の上からはるか太平洋の彼方を見つめる姿はあまりにも有名です。その目にうつる今の日本を見て、龍馬はなんというでしょうか。

志半ばにして、坂本龍馬と共に倒れた中岡慎太郎は高知県北川村に生まれました。1907年の台風により、実際の生家は失われてしまいましたが、慎太郎没後百年祭のあった1967年に復元公開され、県指定史跡に認定されました。

ペリー来航をきっかけに大きく動き始めた日本。龍馬をはじめ、土佐勤王党、天誅組などに参画した志士たちが、維新を夢見て大いなる使命感に燃えながら往来したといわれている道が「維新の道」と呼ばれています。日本の未来を切り拓く「希望の道」だったともいえるでしょう。昭和６１年、この道は「日本の道１００選」に選定されました。

長崎市東にある「風頭公園（かざがしらこうえん）」の中にある、高さ4.7m龍馬像。長崎港を一望できる高台に立ち、腕組みをする姿は、日本の未来を見据えるかのような熱いまなざし。

龍馬とその同志によって結成された、日本発の「商社」の跡地。海運業、通商、商業活動など幕末・維新史において重要な役割を果たした龍馬の長崎の活動拠点。ここを見ないと長崎に来た意味がないぜよ！

南山手地区の高台にある公園。貿易商・グラバーが住んでいた旧グラバー邸は、日本最古の木造洋風建築です。

京都の寺田屋で襲われて負傷した龍馬は、西郷隆盛や小松帯刀の勧めもあり妻・おりょうとともに、大坂から船で鹿児島へ旅立ちました。結婚間もなかったことから、これが日本初の新婚旅行とされ、地元ではふたりの足跡を「龍馬ハネムーンロード」として、観光スポットになりつつあります。

高千穂峰の中腹にあらわれる霧島神宮。絢爛豪華な「本殿」は目につきにくい内部にまで美しい装飾がこらしてあり、その珍しさは「西の日光」と言う別名を持つほどです。森に抱かれた絢爛豪華な朱塗りの本殿を前に、龍馬の足跡に想いを馳せてみませんか。

鹿児島に渡った龍馬とおりょうは、ミヤマキリシマが咲く高千穂峰に登ります。
ここは瓊瓊杵尊（ににぎのみこと）を祀り、天照皇大神に授けられた鏡・剣・玉と稲穂を持って高千穂峰に降り立ったという伝説が残る「天孫降臨の地」。おとなり宮崎の「高千穂峡」とは異なる地でありながら、どちらも神話伝説の残る不思議なパワースポットです。

幕末の騒乱期、寺田屋は討幕派の定宿となっていました。当時の建物が今もそのまま残されており、刀傷や弾痕も見られます。坂本龍馬が後に妻となるおりょうの転機で、危うく難を逃れた所としても有名です。

1603年、徳川家康によって建てられた京都での将軍の宿泊所が二条城です。幕末には、ここに四十藩の重役を集めての｢大政奉還の会議｣が行われ、歴史が大きく動いた「大政奉還」が『二の丸御殿大広間』で発表されました。

1867年11月15日、坂本龍馬・中岡慎太郎が刺客に襲われた醤油屋「近江屋」の跡にはひっそりと石碑が建てられています。龍馬は中岡慎太郎と共に、この地で暗殺されました。くしくもその日は坂本龍馬33歳の誕生日でした。