ミルフォードサウンドの観光情報

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～スタッフが撮影したニュージーランドの魅力をご紹介～

ミルフォードサウンド

ミルフォードサウンド（イメージ）

南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルド地帯。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコ世界遺産（自然遺産）に登録されています。別名として、「ピオピオタヒ」（Piopiotahi、マオリ語で「一羽のツグミ」）と呼ばれます。英語名は、イギリスのウェールズにある「ミルフォード・ヘーブン」にちなんでつけられた名前で、サウンドは「入り江」という意味です。その名のとおり、氷河によって垂直に近い角度で削り取られた周囲の山々が1,000メートル以上に渡り広がっています。
ミルフォード・サウンドの観光と言えば、なんといっても船上から大迫力のパノラマを堪能できるクルーズが人気です。年間を通じ雨の多いミルフォード・サウンドですが、雨が降ると山々のいたる所に新たに滝が現れ、幻想的で美しい光景がご覧いただけます。クルーズでは、大自然が創造したフィヨルドの雄大な眺めはもちろん、岩の上でのんびりしている野生のオットセイが見られたり、運が良ければイルカやペンギンと遭遇することも。

＜マオリ伝説＞
マオリの伝説では、フィヨルドは氷河によって造りだされたのではなく、神と崇められていたトゥ・テ・ラキ・ファノアが、神秘的な呪文を唱えながら、魔法の石斧を振りかざし造ったと言われています。伝説のとおりなら、ミルフォードサウンドは疑いもなく最もすばらしい彫刻といえるでしょう。

遊覧クルーズ（イメージ）

遊覧クルーズデッキ（イメージ）

ペンギン（イメージ）

ミルフォードロード

クイーンズタウンからミルフォード・サウンドまではバスでの移動に約5時間かかるものの、バスからの景色も素晴らしく、途中の見どころにも立ち寄るのでバスでの移動自体も楽しめます。ミルフォード・サウンドまでの道路はティアナウ・ロードと呼ばれています。数々の見どころがあり、写真を撮るチャンスも多いです。
最も有名なポイントがミラー・レイクです。この湖は水がたいへんきれいなため、山の景色が鏡のように湖面に映るというわけです。道路のすぐ脇に湖があり、10分ぐらいの散歩コースが作られています。バスを降りて、この歩道を歩くことができます。面白いことに、湖の向こう側に立ててある看板にはMirror Lakesの文字が反対に書かれています。つまり、湖面に映った状態で正しく読めるようになっているわけです。
またニュージーランドの道路にはトンネルがたいへん少なく、国中のトンネルを合わせてもひと桁しかないようです。ホーマー・トンネルはそのうちのひとつです。長さは1219mあり、ミルフォード・サウンド側に向かって10mにつき1mの割合で下っています。