クラブツーリズム TOPテーマ旅行を探すあるくはじめての方へ、クラブツーリズムのあるく旅・ツアー【第1章】計画を立てよう!

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はじめての方へ、クラブツーリズムのあるく旅・ツアー

山あるきが初めての人にとっては不安なあれこれ。
登山ガイド認定スタッフがわかりやすく解説します!

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登山ガイド:鷲尾さん

東京都(高尾山の近く)出身。
中学〜高校と山岳部に所属し、青春を山で過ごす。クラブツーリズム入社後、ツアー登山の企画やご案内に関わり山の魅力を伝えている。
(公社)日本山岳ガイド協会認定 登山ガイドステージⅠ

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山ガールになりたい女子:齋藤さん

新潟県出身、現在は上京して都内の会社に勤務する20代女性。
普段はインドアだが、最近は休日のリフレッシュとして、
“山”へ行きたいなと考えている。趣味は、新発売のお菓子を食べること。

  • 【第1章】計画を立てよう!〜いつ、どんな山に行く?〜
  • 【第2章】山どうぐを選ぼう!〜自分に合った装備の選び方〜
  • 【第3章】トレーニング水分栄養補給
  • 【学べる登山特集】動画や連載記事で登山を学ぶ!

齋藤…最近、地元の友だちが山にはまっていて。毎週末インスタに上げてる写真がすごくキレイで、うらやましくて!私でも山登りってできるのかな?

鷲尾…登山を好きな人が増えるのは、ガイドとしても一人の山好きとしても、とってもうれしいです。もしよければ、山登りのイロハから何でも(※注1)教えますよ!

齋藤…わー!ぜひお願いします!!

※注1…体力や経験の差などもあり、山の知識や技術は誰にでも通用するものではありません。これからお話することは、ひとりのガイドの個人的な経験に基づくもので、なおかつ登山初心者向けの基礎的な内容です。あくまでもヒントのひとつとして活用いただき、最後は自己責任での登山をお願いします。

鷲尾…ひと口に山と言っても、高尾山と富士山では登れる時期も必要な装備や体力も、全然違います。それはわかりますよね?

齋藤…高さが違うってこと…だよね?

鷲尾…半分は正解です!標高1,000m前後のいわゆる「低山」と、標高2,000mを超える「高山」では、まず登山に適した時期が違います。低山(写真1)の場合、雪さえ積もっていなければ真冬でも楽しめますし、逆に真夏に登ると暑かったり虫が多かったり、かえって登山に不向きな場合もあります。高山の場合、平地ではいわゆる春や初夏と呼ばれる5〜6月でも雪がたくさん残っていたり、紅葉時期の9月〜10月以降は、また雪に閉ざされてしまうので、初心者が雪山登山の装備なしに登れる時期はかなり限られてきます。

齋藤…じゃあ、夏なら「高山」に登った方が良いってこと?

鷲尾…いや、そうとも言えないんです。森林限界という言葉を知っていますか?

齋藤…シンリンゲンカイ?風林火山なら知ってるよ!

鷲尾…それ、あなたの故郷の敵国の合言葉ですよね…。いわゆる、森とか林とかを構成している“人間の背丈よりもずっと高い木”は、冬の気象の厳しさとかもあって「ある一定以上の標高」より上では育つことができず、生えていないんです。その標高を森林限界(※注2)と呼んでいます。

※注2…森林限界の標高は緯度によって異なります。概ね、北海道の山だと1,000m前後、日本アルプスなどの中部山岳地域だと2,500m前後が目安です。

齋藤…高い木が生えてないってことは、見晴らしも良いってことだよね!?(写真2)

鷲尾…晴れていれば…ですね。雨が降れば逃げ場がないため濡れるし、風が強ければ、直接影響を受けます。落雷に遭うリスクもある。ついでに言うと、高いところは寒い。

齋藤…どれくらい寒いの?

鷲尾…一般的に、標高が1,000m上がると気温は約6℃下がります。あと風速1mの風が吹いていると体感気温はそこからさらに1℃下がります。つまり静岡の海岸部(標高0m)が35℃の真夏日でも、富士山頂(3,776m)で風速5mの風が吹いていると、体感気温は7℃ちょっとしかない。ということになります。

齋藤…うわー!冷蔵庫だ。確かに、涼しいというよりは寒いって感じだね。

鷲尾…あと森林限界より上部に行くと、植物はハイマツという背丈の低い松や低木・草(いわゆる高山植物)が生えていますが、足元は岩がゴロゴロしているいわゆる「ガレ場」(写真3)になっている場合が多く、落石や転倒のリスクも高まります。

齋藤…なるほど。じゃあやっぱり最初のうちは「低山」だけにしておこうかな。

鷲尾…山そのものの「高さ」に加えて、もうひとつ気にしてほしいのが、あるくルートの「標高差」です。例えば奥多摩にある川苔山は標高1,363mですが、登山口(鳩ノ巣駅)の標高が300mちょっとしかないので、標高差は1,000m以上もあるんです。逆に北アルプスの乗鞍岳は標高3,026mですが、登山口(畳平)の標高が2,700mあるので標高差は300mで済みます。

齋藤…1,000mってことは、東京タワー3本分も登るんだ。無理かも…。

鷲尾…そうですね。初心者のうちは、1日の標高差が5〜600mくらいまでのコースを選ぶのが無難ですね。少し体力に自信がついてきたら標高差1,000m前後にチャレンジ、そこでも問題なければ標高差1,500m以上(写真4)に、とステップアップしていきましょう。

齋藤…ちなみに標高差600m登るのに、どれくらい時間がかかるの?

鷲尾…いい質問です!山の斜度やその人の体力によっても大きく変わるのですが、初心者が無理のないペースだと、だいたい1時間で300m前後の標高差を登り、1時間で400m前後の標高差を下れるペースが目安だと思います。このペースで600mの標高差を登って下ると、休憩なしでも3時間半くらいの時間がかかります。初心者のうちは、1日の歩行時間は長くても4時間以内に留めたいところです。その意味でも標高差が600mくらいまでのコースを選ぶのが無難というのは理に適っています。登山地図やガイドブックには、だいたいルートに所要時間(=コースタイム)が書いてあるので参考にして下さい。

齋藤…それ以外にコース選びで注意することって、何かあるかな?

鷲尾…コースを地図でなぞった時の“カタチ”ですかね。カタチには「往復コース(図5)」「周回コース(図6)」「縦走コース(図7)」の3種類があります。図にすると、こんな感じ。

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    写真1 代表的な「低山」である
    東京・高尾山
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    写真2森林限界上の代表的な風景
    (北アルプス・燕岳)
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    写真3 ガレ場を歩く登山者
    (北アルプス・奥穂高岳)
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    写真4 槍ヶ岳と登山口である
    上高地の標高差はおよそ1,700m
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    図5 往復コース
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    図6 周回コース
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    図7 縦走コース

往復コースなら、途中で体調が悪くなっても引き返すことができますよね。登ってきた道を下るので、登山道の様子もわかっていて割と安心です。

周回コースの場合、登りと下りの道が違うので景色に変化があって面白い反面、途中で何かトラブルがあった時に、引き返すか?残りを歩きった方が良いか?難しい判断を迫られることもあります。

縦走コース(写真8)になると、登山口と下山口が違うので交通手段も限られますし、荷物も原則すべて背負って歩く必要があります。

齋藤…マイカーで縦走は、無理だね。

鷲尾…そうですね。ツアー登山の良いところは、往復・周回コースなら山麓に待機しているツアーバスに、余分な荷物(下山後の荷物など)を預けられる点です。(※一部例外あり)縦走コースでも、下山口まで回送したバスや下山後に立ち寄る日帰り入浴施設に、荷物を預けられるツアーもあります。

齋藤…ツアー登山って、便利だね!

鷲尾…はい!ぜひ参加してみてください!

齋藤…どこの山に行こうかな♪

鷲尾…しつこいけど、もうひとつだけ注意があります。さっきの乗鞍岳のように登山口の標高が高い、つまり高いところまで乗り物で行ける「高山(※注3)」は標高差・歩行時間が少ないので初心者にも人気があります。注意点としては、さっき説明したとおり、森林限界より上での行動になるので、風・雨・寒さへの対策やガレ場での怪我に備えて、しっかりとした装備・服装で出かけて下さいね。

※注3…乗り物で高いところまで行ける代表的な「高山」

◆乗鞍岳(3,026m)…約2,700mの畳平まで、乗鞍スカイラインでアプローチ可能(写真9)

◆立山・雄山(3,003m)…約2,430mの室堂まで、立山黒部アルペンルートでアプローチ可能(写真10)

◆木曽駒ヶ岳(2,956m)…約2,640mの千畳敷まで、駒ケ岳ロープウェイでアプローチ可能(写真11)

齋藤…わかった!じゃあとりあえず、東京の近くの標高差も歩行時間も少ない山で練習して、夏になったらやっぱりアルプスに行きたいから立山とかに挑戦してみようかな。でも、山の道具や服って、高いんだよね。何を買ったら良いのかな。

鷲尾…じゃあ、これから登山用品店に一緒に行ってみましょう!

 〜第2章に続く〜

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    写真8 槍ヶ岳の眺めながらの北アルプス・
    表銀座縦走コースは登山の醍醐味が味わえる
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    写真9 乗鞍岳
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    写真10 立山・雄山
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    写真11 木曽駒ヶ岳
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