クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【東日本版】現地リポート「林家たい平さんと行く石巻応援ツアー」

旅の友 番外編2012年4月25・26日取材 林家たい平さんと行く石巻応援ツアー

宮城県石巻市は落語家・林家たい平さんが落語家になることを決意した地です。その石巻を応援しようと、たい平さん自らがツアーを企画。ご紹介するのは昨年の9月から行われている「石巻応援ツアー」の第3回目、桜咲く4月の石巻を訪れました。

林家たい平さん

林家たい平さん

たい平さんと旅仲間
石巻応援ツアーポイント

石巻応援ツアーポイント

ポイント1 買い物

ポイント2 落語会

ポイント3 観光

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旅のアルバム帳 林家たい平さんと行く石巻応援ツアー

桜咲く石巻 笑いでさらに温かく

石巻市・門脇地区を散策

バスは早朝の東京を出発し、宮城県石巻市へ。最初に訪れたのは、昨年の震災で壊滅的な被害を受けた門脇(かどのわき)地区。林家たい平さんの先導で歩き、震災後の状況から現在どう変わっているかが語られました。

最も被害を受けた門脇地区まだまだ片付かない瓦礫の山

日和山公園から沿岸部を見下ろす

次に訪れたのは門脇地区を一望できる日和山(ひよりやま)公園。頂上から石巻の沿岸部を見下ろすと、1年が経過した現在もまだ瓦礫の山が残っている様子が見えます。公園内は桜が満開。地元の方もおられ、それぞれの思いを胸に刻まれたようです。

日和山公園は桜が満開でした関谷日出子さん(左)と松田浩子さんは、初対面で意気投合

待ってました ! 林家たい平独演会

宿泊する石巻グランドホテルに着いたら、すぐにたい平さんの落語会。石巻の方々も約300人招待され、会場はいっぱいに。演目は「金明竹」「不動坊」「お見立て」の3本。たい平さんの表情豊かな落語で、会場は笑いの渦に包まれました。

たい平さんの噺は一挙手一投足、目が離せません
会場は石巻の方々でいっぱいに

地元の方約300名と一緒に笑顔に

公演後は感謝の声が飛び交っていました落語会が終わった会場の出口では、たい平さんと旅仲間の皆様が、公演にいらっしゃった石巻の方々と握手。お互いに「ありがとうございます」「ありがとうございます」と感謝の声をかけ合っていました。
石巻の浜谷ゆみ子さんにお話を伺いました。浜谷さんは震災後、避難所に7カ月おり、ようやく昨年の10月から仮設住宅に移ることができたそうです。「仮設に入って、ようやく心に余裕が出てきました。それで今回初めて落語を聞きに来て、あまりにおもしろくてびっくりしました」と笑顔で語っていただきました。浜谷ゆみ子さん。たい平さんの色紙には「笑顔にみんな救われる」と書かれていました

夕食時は旅仲間と懇親会

たい平さんとともに旅仲間たちの懇親会。今日、実際に自分の目で見た被災地の感想や、石巻の皆さんと接して感じたことを、一人ひとり話されていました。

夕食会場で献杯が捧げられた
熊谷八重子さん

石巻へのそれぞれの思い

「ありがとう」と挨拶に回るたい平さん
「企画してくれてありがとう」とたい平さんに返杯

夜の商店街を散策1日目のツアーはここで終わり…佐藤さんグループは地元のカフェにて1日を締めくくりました

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石巻の町で名産品の買い物三昧

石巻・沿岸部の現状

朝8:00。たい平さんの声かけにより、有志で沿岸部の散策へ。「実際に歩いてみると、復興はまだまだ進んでいない」とたい平さん。旅仲間からは「テレビで見ても、現状は分からないね」という声がありました。

震災直後と現在の違いを話すたい平さんまだまだ傷跡は残ったまま

缶詰工場と仮設店舗へ

バスは「鯨の缶詰」で有名な「木の屋石巻水産」の、全壊した工場、本社跡へ。木村社長に震災当時の様子を語っていただきました。その後は、仮設の直売所に移動。旅仲間は復興の助けにと、名物の缶詰やカレーなどをたくさん買っていました。

当時の様子を語る木村社長

ファンの方に支えられて頑張っています

仮設店舗の店内「この4月から、ようやく仮設で営業をスタートできました!」と営業部の鈴木誠さん。被災から約1年、全国の「木の屋」の缶詰ファンからたくさんの声をもらい、再開にこぎつけたということです。「皆様に来ていただいて、買い物だけでなく震災当時の話をするのも、私たちにとってあるいはお客様にとって、何か得るものがあるのではないかと思っています。ぜひ石巻へ来ていただきたいですね」と笑顔で語っていただきました。
店内には寄せ書きやメッセージがたくさん

買い物で復興支援を

石巻市街に戻り、自由散策と昼食タイム。旅仲間はそれぞれに町を散策。老舗のかまぼこ店や海産物店で買い物をし、昼食に舌鼓。その後は、道の駅・上品(じょうぼん)の郷へ。地元の名物や名産品をカゴいっぱいに買っている方も。「こういう復興支援もあるのよね」という声が印象的でした。

もちろん、たい平さんもお買い物

石巻ふれあい商店街

商店街を散策する伊藤敏雄さん
お店の方とのふれあいもまた楽しい
上品の郷でたくさん買い物!

旅の最後は白石川堤一目千本桜へ

バスは石巻を離れ、最後は大河原町の白石川へ。あいにくの曇り空でしたが桜は満開。東北のファンになってくれればとの願いで、たい平さんが旅の行程の最後に組んでくれました。

旅の土産話

満開の桜が旅の最後を締めくくってくれました

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