クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版「旅の友」現地レポート がんばろう三陸!復興応援企画

八戸

田野畑

浄土ヶ浜

三陸鉄道

特別企画 2011年12月号 2011年10月13日・14日取材 頑張ろう三陸!復興応援企画 美しき三陸海岸に観光の灯をいま再び

先の東日本大震災で、甚大な津波の被害にあった三陸地方。
一度は絶望のふちに立ちながら、いま人々は、確かな一歩を歩み始めている。立ち上がろうとする三陸の現在を取材した。

八戸の朝市

田野畑村の津波ガイド

浄土ヶ浜遊覧船

三陸鉄道の復活

ドリームフェスティバルin松島

松島を見る

八戸の朝市

活気が戻る「朝市のまち」八戸

 市内のあちらこちらで朝市がたつ「朝市のまち」八戸。「カッチャ」(魚商のお母さんたち)の威勢のいい掛け声が響き、品定めをする客との会話が弾む。東日本大震災の津波被害により開催が延期されていた館鼻岸壁朝市も7月に再開。再び市に活気が満ちあふれ、八戸の復興の旗印として期待を集めている。

はちのへ観光

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津波を語る田野畑村津波ガイド

 リアス式海岸の絶景が広がる田野畑村。村人たちは、津波が村を襲った瞬間を克明に語る「津波ガイド」を開始した。「駅のすぐ下まで波が押し寄せてきて、渦を巻くように家をさらっていきました」と宮森秀幸ガイド。多くの人々の命をさらい、生活をさらった津波の現実を、しっかりと目に焼き付けておきたい。

NPO法人 体験村・たのはたネットワーク

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津波で折れ曲がった堤防の手すりと宮森秀幸ガイド

一隻だけ守った浄土ヶ浜遊覧船

 「さながら浄土のごとし」といわれるほどの美しさを誇る浄土ヶ浜。唯一残った観光船、第16陸中丸が観光の町・宮古の復興を牽引する。「船長や乗組員の機転で、何とか一隻だけ守ることができました。浄土ヶ浜の自然は、津波にも負けず美しいままです。宮古の観光の灯を消さないためにも、頑張っていきたい」と岩手県北自動車観光船事業部「観光船 陸中丸」事業部長の佐々木司さん。

浄土ヶ浜遊覧船

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みやこ浄土ヶ浜遊覧船の 乗務員の皆さんと浄土ヶ浜 (2011年8月15日撮影)

まもなく復活する三陸鉄道

 トンネルを出たあとの太平洋の雄大な景色が自慢のローカル線。路線の多くが被災したが、震災のわずか5日後から、被災者のライフラインとなるべく手旗信号で一部区間の運行を再開した。「まもなく、三陸鉄道は復活します。今は美しい景色をお見せできずに申し訳ないけれど、春には観光路線も含めて復活させます。津波の被害とともに、三陸の素晴らしさを知っていただけるように努力していきたい」と三陸鉄道の赤沼義典さんは語った。

三陸鉄道

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三陸鉄道の皆さん

連載企画 旅をあきらめない ドリームフェスティバルin松島 旅をして、東北を盛り上げよう!2011年9月27日〜29日取材

三陸海岸を見る

四季折々で表情を変える山々と海岸線が広がる東北。
また、城下町の趣を満喫できる歴史スポットも充実している。
みちのく東北は、有名な俳人 松尾芭蕉の作品「奥の細道」の舞台でもある。

多島美を誇る松島

芭蕉がたたえたこの島々が今回の津波から守ってくれました。 「松島は津波による陸への被害はあまりありませんでした島が津波を防いでくれたのです。ですから、今では観光に全く影響はありません」と松島遊覧船ガイド。五大堂や瑞巌寺など、歴史的な建築物も被害を受けていません。これから冬にかけては海の幸がおいしい季節です。ぜひ、日本三景に数えられる松島を訪ねてみましょう。

松島

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遊覧船で大小の島々が次々と移り変わる風景を満喫

ドリームフェスティバルとは

「旅をあきらめない 夢をあきらめない」をコンセプトに高齢でも、障がいや病気があっても、参加し旅を楽しむツアーです。

バリアフリーツアーページはこちら

旅のアルバム帳

誰でも参加できるユニバーサルデザインツアー「ドリームフェスティバルin松島」。今年は松島で開催されました。

旅のアルバム帳はこちら

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