クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】ツアー同行レポート 嚴島神社奉納「宮島狂言」平山郁夫美術館特別展と尾道・浄土寺の秘仏

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「旅の友」中部・東海版12月号に掲載。 ※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版11月号

「旅の友」Web版12月号

〜長き日本の歴史と伝統文化に触れる旅〜 嚴島神社奉納「宮島狂言」平山郁夫美術館特別展と尾道・浄土寺の秘仏

今回旅した瀬戸内地方は古くから海上交通の要衝として栄え、数々の歴史ドラマの舞台となった場所です。伝統芸能や古刹の秘宝など、2日間の旅の中で多くの「古き良きもの」に出会うことができました。嚴島神社で奉納された狂言を鑑賞ライトアップされた嚴島神社の大鳥居 尾道の浄土寺で秘仏を拝観

1日目昼 平清盛ゆかりの音戸の瀬戸公園 平清盛が沈む夕日を扇で招き返し、1日で開削したという伝説が残る名勝「音戸の瀬戸」。地元のボランティアガイドが土地の方言でこの地にまつわるさまざまな昔話を語ってくれました。上/地元方言「音戸弁」を操るボランティアガイド。他県民の耳にはいわゆる広島弁に聞こえるが地域差があるのだとか左/公園からは音戸の瀬戸を眼下に一望できます

1日目夕方 古くから崇められた安芸の宮島 島全体が神域として信仰の対象だった宮島へはフェリーで移動。日も暮れて人通りも少なくなった参道を歩き、嚴島神社を目指します。海上に立つ嚴島神社の赤い大鳥居は信仰のシンボル的存在対岸の宮島口から宮島へはフェリーで片道わずか10分で到着参道にある宮島名物の大しゃもじ。長さは7. 7メートル!

瀬戸内海の夕景イメージ

1日目夜 世界遺産 嚴島神社の能舞台で狂言鑑賞

平清盛が造営した朱塗りの社殿が鮮やかな嚴島神社にて狂言を鑑賞。夜が更けて潮が満ち、水面に浮かぶような能舞台で当代屈指の狂言師の芸が冴え渡ります。

舞台で舞う人間国宝・野村万作(右)
潮騒や虫の音が聞こえる中、大鳥居を背にする能舞台で野村萬斎(中央)らが一流の芸を披露

鑑賞した旅仲間のご感想

2日目昼 日本画の巨匠の作品を展示平山郁夫美術館

瀬戸内海の生口島が生んだ画家・平山郁夫の美術館。失われゆく国内外の美しい風景を描いた芸術作品に感動しました。

館内で作品を前に記念撮影
左/岩絵具で描かれた作品群にうっとり。シルクロードを行く隊商や故郷・生口島の情景を描いた絵から、画伯も古き良きものを愛したことがしのばれます
上/初めに解説をしてくれた館長(中央)は故・平山郁夫画伯のご実弟

2日目夕方 秘仏本尊御開帳浄土寺 尾道市にある真言宗の名刹。開創1400年を記念して普段は拝観できない御本尊「十一面観世音菩薩」をはじめ、秘仏・秘宝を御開帳中でした。本堂とともに国宝指定の多宝塔(右)僧侶が寺の由緒や見所を解説

尾道らしい、丘の上に建つお寺秘仏を拝む旅仲間たち秘宝「源氏物語絵扇面散屏風」も公開中お寺の台所に当たる庫裏(くり)も見学

後世に伝えたい、日本の良さを再確認した旅でした。後世に伝えたい、日本の良さを再確認した旅でした。

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