クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】現地リポート 「北海に広がる白い絶景オホーツク流氷体験」

連載企画「大自然の贈り物」今月のテーマオホーツク流氷体験旅のアルバム帳 憧れの寝台特急カシオペア!オホーツク流氷クルーズ

「旅の友」中部・東海版5月号に掲載。
※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版5月号

「旅の友」Web版5月号

連載企画今月のテーマ「大自然の贈り物」北海に広がる白い絶景オホーツク流氷体験

毎年1月下旬、はるかロシアから風向きや潮にまかせて流れ着く流氷は、時には岸まで押し寄せるほどの量です。海を白く覆った氷がだんだん小さくなり、船の航行が自由になる「海明け」を迎えるのは3月から4月にかけて。流氷は北海道に本格的な冬、そして春の到来を教えてくれる「自然の贈り物」なのです。

流氷とともにオジロワシやオオワシなど貴重な野生動物も沿岸にやってきます。また氷の上は天敵が少ないため、子育てをするアザラシもいます。

流氷砕氷船「ガリンコ」号U

赤い船体に大きなスクリュー。まるでヒーロー戦隊の乗り物のような船は、もともとアラスカ油田開発の実験用として開発されました。実験後に観光用に改造された初代「ガリンコ」号は昭和62年から世界初の流氷砕氷観光船として活躍。平成9年に2代目となる「ガリンコ」号Uが登場しましたが、ガリンコ号最大の特徴となるアルキメディアンスクリューはそのまま。船の重みを利用し、回転するスクリューで豪快に氷を砕きながら進みます。

「ガリンコ」号Uからのオホーツク海

紋別港の初代「ガリンコ」号

「ガリンコ」号Uで流氷体験

「ガリンコ」号Uが岸を離れてしばらく。「あったぁ」と海面を指さす北角さんご夫婦。ハスの葉のような薄い氷が重なっています。

生き物をはぐくむ流氷

旅のアルバム帳

流氷砕氷船「おーろら」

流氷砕氷船「おーろら」

旅仲間を迎えてくれたクルー

網走港から出港する「おーろら」は定員450名の大型船。南極観測船「しらせ」と同じように船の重みで氷を砕いて進みます。「おーろら」に乗ったらぜひおすすめしたいのが展望デッキ、サイドデッキからの見物。大きな流氷を間近にできるのと、氷を砕く時の音や揺れを迫力たっぷりに体感できます。

「おーろら」で流氷体感

目の前に広がる白い氷の海に感動された様子の疋田さんご夫婦。「近くで見ると大きさにびっくり」「衝突した時は音が体に響きますね」と迫力たっぷりの流氷見物を楽しまれたようです。

「おーろら」のサイドデッキにて

世界で初めて流氷観光用として開発された「おーろら」

クリア

決定