ガウディゆかりの地!バルセロナ観光スポット10選

更新日:2019年09月27日

サクラダ・ファミリア(イメージ)

サクラダ・ファミリア(イメージ)

スペイン第二の都市にして、地中海を代表する港湾都市でもあるバルセロナ。サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディによる作品群は、街全体を巨大なアートとするかのように彩っています。

No.01 サクラダ・ファミリア

サクラダ・ファミリア(イメージ)

サクラダ・ファミリア(イメージ)

1882年に着工し140年近い年月を経ても未だ未完成。サクラダ・ファミリアは、バルセロナはもちろんスペインを代表する巨大教会です。観るものを圧倒するその様式美は天才建築家アントニ・ガウディによるもので、1926年に亡くなるまで生涯をかけて取り組み、2005年には世界遺産に登録されました。完成まで300年は掛かるといわれていましたが、IT技術の導入や拝観料収入などの安定した資金力に支えられて2026年に完成予定となっています。

スタッフのおすすめPoint!

キリストの誕生から成長を描いた「生誕のファザード」、キリストの受難と死を描いた「受難のファザード」と、ふたつの彫刻が塔を彩ります。また、教会内部は木々の枝を思わせる柱が並び、まるで森の中にいるよう。昼でも青・緑・黄・橙色の美しいステンドグラスの光が差し込み、幻想的な空間を作り出しています。エレベーターで塔に昇り、バルセロナの街並みや不思議の彫刻を間近で見るのもおすすめです。

No.02 ランブラス通り

ランブラス通り(イメージ)

ランブラス通り(イメージ)

バルセロナの街の中心部に位置する、カタルーニャ広場から海沿いのコロンブスの塔まで続く約1.2kmの並木道です。レストランやカフェ、洋服屋や花屋が建ち並び、大道芸人や絵描きが集うランブラス通りは、一日中多くの人々が行き交い夜遅くまで活気に溢れています。また、オペラで世界的に有名なリセウ大劇場や大きな市場もあるので、初めてバルセロナに来たなら、まずはここに訪れてみるといいでしょう。

スタッフのおすすめPoint!

世界中から訪れる観光客でにぎわうバルセロナの中でもひときわ人気が高い、緑美しい並木道。夜は街灯の下、土産物屋を眺めながらの散策がおすすめです。通りの中ほどでは足元にもご注目! 人通りに紛れ、素通りしてしまうこともありますが、路面にスペイン絵画の巨匠ジョアン・ミロのモザイク画が描かれています。老舗のカフェ・デ・オペラでチョコレートをたっぷりつけたチュロスも味わってみましょう。

No.03 カタルーニャ広場

カタルーニャ広場(イメージ)

カタルーニャ広場(イメージ)

バルセロナのほぼ中央となる旧市街と新市街の境目にあるのがカタルーニャ広場です。周囲にはホテルやデパート、銀行などが建ち並び、ランブラス通りやグラシア通りなどの大きな通りが交差しています。また、3つの鉄道路線が乗り入れ、数多くのバスの発着場や観光案内所があるなど、バルセロナ観光の拠点ともなっている場所です。広場の中央ではイベントが開催されたり、夜は光と音楽の噴水ショーが観られます。

No.04 ラ・ボケリア(ボケリア市場)

ボケリア市場(イメージ)

ボケリア市場(イメージ)

「ボケリア」は現地語で「胃袋」のこと。正式名称はサン・ジョセップ市場ですが、地元ではボケリア市場の愛称で親しまれています。ランブラス通り沿いの市場の起源は、1217年の肉の市からといわれ、800年もの長きに渡り市民の胃袋を満たし続けています。野菜や果物、肉や魚介の売り場が200店舗も入り、所狭しと並べられた色とりどりの食材を見て廻るだけでも充分楽しめるでしょう。バルやカットフルーツのお店も点在するので食べ歩きも堪能できます。

スタッフのおすすめPoint!

「ボケリアで見つからなければ、どこに行っても見つからない」の言葉に偽りなし!名物・イベリコ豚の生ハムや、パエリアなどに使う香辛料のサフランはもちろん、ありとあらゆるスペイン食材がところ狭しと並べられています。鉄製の屋根が市場全体を覆っているため雨の日でも安心。観光客向けに夜まで開いている店もありますが、やはり新鮮な食材を求めて客が集まる朝8時から昼までが活気にあふれ、おすすめです。

No.05 グエル公園

グエル公園の夜明け(イメージ)

グエル公園の夜明け(イメージ)

ここは元々、1900年から1914年にかけてアントニ・ガウディと出資者のグエル伯爵によって造られた庭園式の分譲住宅地でした。しかし、当時2人が目指した芸術性の高い斬新なデザインは市民に理解されず、買い手が付かないことから、その後、公園として市に寄付されました。園内は神殿のような大階段と色鮮やかなタイルで飾られたトカゲや蛇のオブジェが出迎え、その先にはグリム童話のお菓子の家があるなど、まるで夢の世界に迷い込んだ気分になります。

スタッフのおすすめPoint!

グエル公園の敷地は広大で、モニュメンタルゾーンと呼ばれる有料エリアと無料エリアに分かれています。無料エリアには、樹木のような動物の骨をモチーフにしたような石の高架橋があります。橋の下の回廊も自然と調和したデザインは見ごたえ十分。有料エリアにはグエル公園の代名詞とも言えるモザイクのトカゲやお菓子の家、天井のモザイクなど見どころが満載です。波打ったベンチが特徴のラ・ナトゥーラ広場からはバルセロナの市内を一望することができます。

No.06 カサ・バトリョ

グラシア通りにあるガウディが手掛けた建物のひとつで、2005年に世界遺産に登録されました。大繊維業者が所有する邸宅を1904年から2年をかけ改築したもので、色彩豊かなステンドグラスやタイルで装飾された壁の美しさに目を奪われます。外観のみならず室内にも多用された波打つような曲線的デザインのテーマは「海」。また、丸く盛り上がった屋根がドラゴンの背中、バルコニーがその犠牲者の骨を連想させることから「骨の家」とも呼ばれています。

スタッフのおすすめPoint!

建物内は5つの異なるエリアに分かれています。見どころが豊富で余すことなく堪能したいのであれば、音声ガイドがおすすめ。ガウディが20世紀のバルセロナで最も目を引く邸宅を目指していたことがより理解できます。音声ガイドに従い探索すると屋根裏部屋にたどり着き、そこから屋上テラスに進み出ると神秘的な煙突やドラゴンの背中が一望できます。人間工学に基づくデザインの手すりやドアハンドルなど細部にまでこだわったガウディの思いを体感できます。

No.07 カサ・ミラ

カサ・ミラ(イメージ)

カサ・ミラ(イメージ)

ガウディが54歳の時に設計した直線部分を全く持たない建物で、1984年に世界遺産に登録されています。実業家のペレ・ミラと妻ルゼー・セギモンの邸宅兼集合住宅として1905年から2年をかけグラシア通りに建てられました。石灰岩の外壁は柔らかく折り重なる地中海の波をイメージさせ、絡み付いた海藻のようなバルコニーも印象的です。しかし建設当時はあまりにも芸術的過ぎるが故、市民からの評価は低く、「石切場」と呼ばれ醜悪な建物とされていました。

スタッフのおすすめPoint!

グラシア通りでもひときわ目を引くガウディの代表的な建物のひとつですが、外観だけでなく内部の見学もおすすめです。中でも通りから見るだけでは、なかなか気付かない屋上の煙突群が圧巻。リサイクルされたビンを使ったものや不思議な形をした煙突が立ち並びます。屋上に上がったら白いタイルの通気口越しに見えるサグラダ・ファミリアの姿をぜひ写真に収めましょう。内部に展示されているガウディらしい個性的な形をしたイスなども必見です。

No.08 カンプノウスタジアム

世界中にファンを抱えるサッカーチーム「FCバルセロナ」。カタルーニャ語で「新しいスタジアム」を意味するカンプ・ノウは、そのホームスタジアムです。スペインで開催された1982年FIFAワールドカップでは、最大12万人の収容を誇ったヨーロッパ最大のスタジアムですが、老朽化に伴い現在は改築作業が進められています。2022年、10万5000人収容の屋根付新スタジアム「ノウ・カンプ・ノウ」の完成が待たれます。

スタッフのおすすめPoint!

スタジアムとミュージアムの見学がセットになった「スタジアムツアー」が人気です。数々のトロフィー、有名選手のユニフォームやスパイクなどが展示され、世界屈指の名門チームならではの栄光の歴史を肌で感じることが出来るでしょう。さらに、試合後の監督インタビューが行われるプレスルームなどのバックヤードやあこがれのピッチ、選手が座るベンチにも座ることができます。オリジナルグッズも充実しており、お土産選びにもおすすめです。

No.09 カタルーニャ美術館

(イメージ)

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1992年に開催されたバルセロナオリンピックの会場となった「モンジュイックの丘」にある国立美術館です。国立宮殿でもある建物は、1929年のバルセロナ博覧会の時に政府館として建てられました。芸術の街・バルセロナに相応しく、10世紀の終わりから12世紀にかけて西ヨーロッパで広まったキリスト教美術のロマネスクを中心に、ゴシック、ルネッサンス、バロック、モデルニスモなど、中世から現代に至るまでのあらゆるスペイン美術が一堂に会しています。

スタッフのおすすめPoint!

館内でぜひ見ていただきたいのが、その①ロマネスク様式の宗教画。中でも「サン・クリメント教会の全能のキリスト」は、壁画でありながら奥行きを感じさせる作品でピカソが絶賛したことでも知られます。その②ガウディ作の家具。木製のテーブルや椅子など一見して、それと分かるアール・ヌーヴォー的曲線美が特徴です。その③モダン様式の作品群 。日本でもお馴染みのエル・グレコの「十字架を担うキリスト」やピカソの「帽子の女と皮の首」などが人気です。

No.10 カタルーニャ音楽堂

この音楽堂は、ガウディに並びスペインの天才建築家と評されるリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが1905年から1908年にかけて建設にあたったものです。アール・ヌーボーから強い影響を受けたモデルニスモ様式でムンタネーの最高傑作とされ、1997年にはユネスコの世界遺産に登録されています。当時の最先端技術が用いられた鉄骨構造、精巧な彫刻が施された赤煉瓦造りの外観、中でも天井を覆い尽くす色鮮やかなステンドグラスは一見の価値ありです。

スタッフのおすすめPoint!

世界文化遺産ですが、今も現役のコンサートホールとして使用されています。夜限定でコンサートとともに世界遺産の素晴らしい建物見学が一度に楽しめます。また、歴史や建物の説明が聞けるガイドツアーもあります。このツアーでしか見学できない場所もあるので、建物の美しい内装をじっくり見たい方にはおすすめ。 また音楽堂に併設された1階のバルでも素晴らしい装飾が見られます。コンサート来場者でなくともご利用できるので、ぜひどうぞ。


今回は美しく個性的な芸術都市・バルセロナをご紹介しました。ほかにもたくさん見どころがありますのでぜひご自身にあった旅の楽しみ方を見つけてみませんか。

  • 掲載内容は記事公開時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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