歌舞伎鑑賞ツアー・旅行

公演をお選びください

現在、歌舞伎座での歌舞伎鑑賞ツアーは準備中です。
ツアーの準備ができ次第、掲載致します。

歌舞伎座以外の会場で歌舞伎を鑑賞するツアー
≫国内ツアー | ≫海外ツアー
※会場・時間・出演者・内容はそれぞれ異なります。必ず各コース詳細をご確認ください。

歌舞伎って難しそう?!

何だか敷居が高そうに感じてしまう歌舞伎。「現代人が分からない言葉ばっかり!」とイメージしがちですが心配はご無用です!演目の内容がちゃんと分かるツールがたくさんあるので、ご紹介します。

公演チラシ

演目名、配役、簡単なあらすじやみどころなどが掲載されています。「歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人」にも、公演詳細や配役が掲載されているので当日までに目を通しておくと良いですね!

イヤホンガイド【有料】

舞台の進行にあわせて、あらすじ、みどころ、衣裳、音楽、歌舞伎独自の約束事などを同時進行で音声解説されます。歌舞伎を初めて鑑賞する方でも流れがよく分かり、楽しさも倍増です!

プログラム【有料】
(「筋書」または「番付」)

劇場で販売されています。より詳しい演目の内容も分かり、役者の写真やコメントなども掲載されています!ご観劇の記念にもなるので、購入してみては?

これで不安解消!よくあるご質問にお答えします!

どんな服で行けばいいの?

「もしかして着物やスーツじゃないとダメ?!」と思っている人も多い歌舞伎ですが、特別な約束事はありません!
お友達とお出かけしたり、他のお芝居を見たりする時と同じく一般的な服装で大丈夫!でも、せっかくだから普段よりちょっとだけオシャレをしてもいいかもしれませんね!

休憩時間ってあるの?

劇場にいる時間が長い歌舞伎ですがちゃんと休憩時間もあります!ちなみに、休憩時間のことを「幕間(まくあい)」と言います。幕間の時間は長くて30分程度、短いと10分程度です。
詳細な時間表は、「歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人」や、劇場内ロビーの掲示で確認できます。
お食事をするもよし、次の演目のためにプログラムを読むもよし、劇場内の美術品を鑑賞するもよし、売店めぐりをするもよし、トイレに行くもよし!

どんな席があるの?

歌舞伎座には、桟敷席、1等席、2等席、3階A席、3階B席があります。
ここでは、1等席、2等席、3階席についてご紹介します。

◆1等席:1階と2階の前方〜中間席となります。
→少々お値段も張りますが、歌舞伎の迫力を体感したいなら、1等席で観劇することをお勧めします!
◆2等席:1階と2階の後方席となります。
→少し舞台からは離れますが、見えにくい所はほとんどありません。
◆3階席:A席とB席に分かれています。
→ちょっと試しに歌舞伎を見てみたい…という方にお勧めです!
≫歌舞伎座・座席表(PDF)
※座席指定はできません。弊社一任となりますので予めご了承ください。

ついつい夢中になって「前のめり」になって観劇してしまうことがあります。ですが、この「前のめり」、真後ろの方は勿論のこと、斜め後ろ、数列後ろの方の視界を遮ってしまうのです。皆さんが気持ちよく観劇できるよう、「前のめり」にならないように注意して観劇しましょうね!

ごはんはどうしよう?

劇場内には、ドリンクやお弁当などの販売も充実しているので心配ご無用!
お弁当やお菓子などは幕間にご自分のお座席で食べることができます。
ツアーに参加する場合は、お食事やお弁当がツアープランに含まれているかを確認しましょう!

記念にお土産を買いたい!

3階「座・のれん街」には歌舞伎座名物の“めで鯛焼き”など甘味やお土産物が、また、1階売店にも“人形焼”などお菓子がズラリ! 「ご家族や友人のお土産に…」と思っていたのに、幕間に全部自分で食べてしまいそう!
地下2階「木挽町広場」には絵はがきや和小物など歌舞伎座でしか買えないお土産が充実!歌舞伎グッズを持ち歩けば、これであなたも“歌舞伎通”!

歌舞伎のことをもっと知りたい!

歌舞伎の歴史って?
歌舞伎の語源は、「傾く(かたむく)」の古語にあたる「傾く(かぶく)」です。
江戸時代、当時の流行の最先端をいく一風変わった奇抜な身なりや、世間の常識を逸脱した行動を好んだ異風な者達のことを「かぶき者」と呼びました。

その「かぶき者」をまねた扮装で演じ、一世を風靡した「かぶき踊り」が歌舞伎のルーツと言われています。この「かぶき踊り」は出雲国の阿国(おくに)が1603年に京都で女だけの踊りを興行したのが始まりです。
かぶき踊りの人気を受けて、遊女を含めた女性たちの「女歌舞伎(おんなかぶき)」や、少年たちの「若衆歌舞伎(わかしゅかぶき)」が始まりますが、いずれも風紀を乱すという理由で江戸幕府に禁止され、成人男性中心の「野郎歌舞伎(やろうかぶき)」が登場しました。男性だけで演じるため、その過程で「女方(おんながた)」が生まれるなど、今日の歌舞伎の基礎ができ上がりました。
歌舞伎は約400年の歴史の中で、さまざまな時代の困難を乗り越え、流行を柔軟に取り入れ、人々を楽しませることで発展してきたのです。

歌舞伎の専門用語が知りたい!

名跡(みょうせき)

歌舞伎俳優の代々受け継がれる名前のことを「名跡(みょうせき)」と言います。 名跡を継ぐことを「襲名(しゅうめい)」といいます。代表的な名跡の場合、その名跡に至るまでに段階的な襲名を経るという特徴があります。
例えば、市川團十郎という名跡は、現在では新之助(しんのすけ)、海老蔵(えびぞう)を経て襲名することになっています。市川海老蔵が市川團十郎を襲名する日もそう遠くはないかも?!

屋号(やごう)

市川團十郎家の「成田屋(なりたや)」、尾上菊五郎家の「音羽屋(おとわや)」、中村勘三郎家の「中村屋(なかむらや)」、松本幸四郎家の「高麗屋(こうらいや)」など、名跡と同様に代々伝わる家の称号を「屋号(やごう)」といいます。
江戸時代の歌舞伎俳優は苗字を名乗ることを許されなかったため、代わりに使用していました。
上演中に客席から舞台上の役者に掛かる声を聞いたことがありませんか?掛かる声はこの屋号で、俳優を褒め称えると同時に舞台を盛り上げる効果があります。ちなみに、この掛け声、大向こう(舞台から見て正面に当たる観客席後方の席)の男性客が掛けることが一般的です。女性が掛けたり、桟敷席や1階席から掛けるのはご法度とされています。“通”になったら一度は掛けてみたいですね!

女形(おんながた)

江戸幕府によって歌舞伎に女性が出ることが禁じられ「野郎歌舞伎」が登場してから、女性の役もすべて男性が演じることになりました。
女性役を「女方(おんながた)」、男性役を「立役(たちやく)」と呼びます。体格も大きく、声も低い男性がどう演じれば女性らしく見えるのか、仕草や台詞の言い回し、衣裳、化粧などを何百年にもわたり研究し、受け継いできたのが「女方」の芸です。役者の“本物の女性”よりも女性らしい優雅で妖艶な振る舞いに、“男性”であることを忘れて見入ってしまうかも?!

定式幕(じょうしきまく)

歌舞伎の舞台で使われる三色の引幕を定式幕と呼びます。
定式幕の起源は、初代中村勘三郎が幕府の御用船「安宅丸(あたけまる)」の幕を拝領し、その配色を中村座の幕としたことと伝えられています。
その後、江戸三座と呼ばれた「中村座」「市村座」「森田座」がそれぞれ違った幕を使用するようになりました。定式幕の三色の配列は各座によって異なり、中村座は「黒」「白」「柿色」、市村座は「黒」「萌葱」「柿色」、森田座は「黒」「柿色」「萌葱」の順序でした。現在、歌舞伎座で使用されている定式幕は、左から「黒」「柿色」「萌葱」の森田座式です。定式幕の色柄は、それから誰もが「歌舞伎」と連想できるほど、まさに歌舞伎のシンボルになっていますね!
※萌葱(もえぎ)=濃い緑色

大歌舞伎と花形歌舞伎

ベテラン俳優が揃って出演する興行を「大歌舞伎」、若手俳優が中心になって出演する興行を「花形歌舞伎」といいます。
芸が成熟したベテランの「大歌舞伎」を観るもよし、次代を担う人気と華のある若手が奮闘する「花形歌舞伎」を観るもよし。それぞれの役者の個性ある演技を楽しみましょう!

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