セゾン現代美術館学芸員を経て、フリーランスで展覧会の企画および美術関係の編集・執筆活動を行う。著書に『これだけは知っておきたい「名画の常識」』、共著に『週刊 西洋絵画の巨匠』『オルセー美術館の名画101選』(以上、小学館)『日本の20世紀芸術』(平凡社)など。
現在はフランスが世界に誇る美術館となっています。パリの観光ルートの中には大抵組み込まれているルーヴル美術館ですが、「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」などの有名な展示物以外の美術品について、どれだけご存じでしょうか。さまざまな美術品をより深く知り、旅先で美術の奥深い楽しみを味わっていただきたいと思い、講座を開講いたします。
ルーヴル美術館
古代から中世、ルネサンスを含む近世、印象派を生んだ近代と、西洋絵画には時代ごとに描かれるテーマや作風に特徴があります。また、描かれるモチーフなどにはそれぞれ意味があります。そういった絵画の約束事や、描く際の決まりなどを事前に少し学んでおくだけで、絵の見方ががらりと変わるはず。学んだ知識は、そのほかの絵を鑑賞するときにも生きてきます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「モナリザ」
美術は難しくてよく分からないけれど、もう少し知りたいと思う方、旅先での美術館めぐりが楽しくなるように、旅の前に少しだけ学んでみませんか。