クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【東日本版】現地リポート 名古屋うみゃ〜もん まんぷく紀行

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「旅の友」東日本版11月号に掲載。 ※中部・東海版、西日本版は、記事内容が異なります

旅の友web版11月号

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名古屋うみゃ〜もん まんぷく紀行

ご当地グルメを満喫する「こだわりの食」の旅。今回の旅は、独自の食文化が見逃せない名古屋へ。三度の食事だけでなく、バス車中やおやつでも、名物料理を楽しむ。ひつまぶし、味噌煮込みうどん、天むすなど、うまいものを存分に堪能しました。

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1日目 おやつ 八丁味噌の魅力に触れました

岡崎城の見学をしてちょうど小腹が空いた頃、八丁味噌の郷へ。関東圏の人にはなじみが薄いですが、名古屋圏で味噌汁といえば、八丁味噌を使った赤い味噌汁が一般的です。味噌蔵を見物した後は、おやつタイム。味噌汁を飲んだり、味噌風味のソフトクリームをいただくなどして、愛知県民がこよなく愛する八丁味噌を味わいました。

八丁味噌の郷で、味噌蔵を見学味噌風味のソフトクリーム
八丁味噌の郷「カクキュー」(岡崎) 創業1645年、現社長は19代目という老舗。明治34年に宮内省御用達の許可。本社事務所と蔵(資料館)は国の登録文化財で、テレビドラマの舞台になったことも。

1日目夕食 老舗の味を3通りの食べ方で

名物ひつまぶしは、ボリューム満点のりや薬味をのせてお茶漬けに

熱田神宮参拝の後の夕食はお待ちかね、名古屋名物ひつまぶし。老舗のうなぎ・割烹の「福づち」に向かいます。「焼きは一生」と話すのは、杉山博康社長。ウナギの脂を、どこまで落とすかが苦心のしどころなのだといいます。まずはそのままで、うなぎの香ばしさを味わいます。2杯目は、のりやネギ、わさびなどの薬味を載せて。3杯目はお茶漬けにして味わいました。

うなぎ・割烹「福づち」(名古屋) 創業・大正10年。自慢料理はひつまぶし。甘みのあるたまり醤油のたれが、臭みを抜いた新鮮なうなぎによく合います。各界の著名人もお忍びで訪れる地元人気店。

鯛めし弁当(1日目昼食) 静岡名物の鯛めし弁当が誕生したのは明治25年。煮るとボロボロと崩れてしまう甘鯛を、甘い味付けにしてご飯の上にかけて食べていたのを、主人が聞きつけ、駅弁に仕立てました。ふっくらと甘い鯛そぼろが、ご飯を引き立てます。

2日目朝食 愛知・東海の味覚がいっぱい

名物・味噌カツ。今回は赤味噌と白味噌の2種で味わいました。赤味噌だれをたっぷりつけます

地元の食材もバリエーションが豊富です朝からメニューは多彩です。菊芋の八丁味噌漬けといった、お茶漬けにも合うあっさりした品から、根菜の味噌煮のようなしっかりしたものまで地元色も豊か。ご飯は契約農家から直送のこだわりの米をふっくら炊き上げました。名物の味噌カツは、2種類の味付けで。「地元では赤味噌が当たり前なんですが、試しに白味噌にしょうがを加えたら、案外評判で」(名古屋クラウンホテル)という工夫の一品です。

名古屋クラウンホテル(名古屋) 都心には珍しい天然温泉の大浴場を完備。深夜でも入浴できます。名古屋の繁華街・栄の一角にあり、夜の街を楽しむにも便利。充実した朝食バイキングが好評です。

2日目午前 できたて生ビールでのどを潤します

巨大な屋外発酵・熟成タンクや、麦芽やホップなどの原料、品質管理室など、楽しいクイズを解きながら、アサヒビールの工場を見学します。最後に、ドライや黒など3種類のできたて生ビールを1杯ずつ。昼食前のぜいたくなひとときでした。

できたての生ビールを注いでくれますビールの乾杯をする相馬正彦さん・恵子さんご夫妻
アサヒビール名古屋工場(名古屋) 庄内川のほとりにある名古屋工場は、最先端の設備を完備。木曽川水系の水を原料として使用し、主にスーパードライなど3種のビールを製造しています。

2日目昼食 歯ごたえを楽しみながら、味噌風味を堪能

あつあつの麺を口に運ぶ森本昌憲三さん・たづ子さんご夫妻歯ごたえを楽しむ田辺一郎さん

昼食は、山本屋本店の味噌煮込みうどん。太くて、歯ごたえのある生めんを、あじ味噌(赤味噌・白味噌・ザラメをブレンド)と、鰹だしのつゆで煮込んだ名古屋名物です。アツアツの麺を、ふたによそってフーフー冷ましながら、口に運んでいきます。残った汁には、白いご飯を入れて食べたりと、名古屋の作法もしっかりと学びました。

煮込うどん「山本屋本店」(名古屋) 明治30年創業の味噌煮込みうどんの老舗。独特のコシのある麺、3年間じっくり寝かせた赤味噌・白味噌とザラメをブレンドした独自のあじ味噌が自慢です。

えび天むすび弁当(2日目夕軽食) 名古屋名物として知られる天むすは、昭和32年頃、料理店の賄いとして生まれました。世に広く知られるようになったのは昭和57年。地元テレビ局に取り上げられたのがきっかけです。サクサクとしたエビ天の塩味が、白いご飯によく合います。

大満足のうまいもんツアーでした!

名古屋名物のひつまぶしを味わう川辺温さん・夢乃さん親子。「名古屋には名物がたくさんあると聞いて参加しました」30年来の旅仲間という須田房子(右)さんと須藤君代(左)さん。「食べやすくて、おいしかった」と満足そうでした。岡崎城、名古屋城と、城の見学を目的に参加した兼近真人さん。「名古屋名物はどれもおいしかったです」
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