クラブツーリズム TOP「旅の友」Web版【中部・東海版】現地リポート「すばらしきかな京都の古刹」

連載企画 今月のテーマ「美にふれる」すばらしきかな京都の古刹
旅のアルバム帳 両足院「半夏生の庭園」特別公開と東林院「沙羅の花を愛でる会」

「旅の友」中部・東海版9月号に掲載。
※東日本版、関西版は、記事内容が異なります

旅の友web版9月号

「旅の友」Web版9月号

すばらしきかな京都の古刹

旅のアルバム帳 両足院「半夏生の庭園」特別公開と東林院「沙羅の花を愛でる会」
京都の町は八百八寺。歴史ある古刹や名刹などがたくさん。歴史上の偉人の逸話が残っていたり、美しい建築や庭園に出会ったり、個性的な魅力にあふれています。今回ご紹介する2つのお寺も然り。「さすが京都のお寺!」とあなたをうならせることうけあいです。

建仁寺

さすがです!歴史が違います。京都最古の禅寺として知られ、国宝・風神雷神図(俵屋宗達筆)など文化財も多数。

重要文化財の勅使門。平教盛の館門の移築と伝えられています建仁2年(1202)創建。年号をそのまま寺名に冠しているのは格式が高い証。室町時代には京都にある禅宗の官寺の制度、京都五山で第三位として厚い庇護を受けました。ちなみに現在の境内の面積は、全盛期の半分ほどしかないのだとか。寺の歴史
庭園を彩る半夏生池泉回遊式の書院前庭 京都府指定名勝に指定されている両足院の書院前庭が有名。半夏生が咲く時期に特別公開されます。葉が半分化粧するような姿だから、など名前の由来は諸説あり。夏至をはさんで10日間ぐらいが見ごろです。庭園
 栄西禅師は中国より茶種を持ち帰り、栽培を勧めたことから茶祖とも呼ばれています。喫茶の効用と作法も研究していたとか。たまには心落ち着く寺院でお抹茶をいただき、遠い歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。抹茶のイメージ

妙心寺

さすがです!日本最大の禅寺。境内にある塔頭寺院の数は46、末寺は世界各国に3400余り、在籍僧数はなんと約7000人!

境内には沙羅双樹の花をモチーフにした瓦も
応仁の乱で焼け残り、当時の傷が今も残るという門も46ある塔頭寺院のひとつ東林院 創建は南北朝時代の建武4年。公卿の館が並び、花々が咲き競うように咲いていたという花園の地に建てられました。応仁の乱の際には「龍雲寺」と改名させられ、寺の歴史が中絶したことも。しかし寺勢を盛り返して今日に至っています。寺の歴史

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沙羅双樹の花が散った東林院の庭園   「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」といえばおなじみ平家物語。ここにうたわれた沙羅双樹を鑑賞できるのが東林院です。朝に咲き、夕に散るはかない1日花の姿は、いつの時代も見るものの心を捉えて離しません。平家物語

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