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いよいよ、南極点への出張がスタートします!
南極は私にとっても思い入れの強い場所です。初めて南極半島クルーズの添乗を上司から提案いただいたとき、あまりのスケールの大きさから最初はお断りし、1年間の準備期間をいただきました。その間に南極に関する書物を読み、実際の添乗へと備えたことを昨日のことのように覚えています。そして初めて訪れる南極大陸。南極という厳しい環境の下で逞しく生命の営みを続ける動植物、その小さな命の強さに感動したことを覚えています。それから約5年、まさに出発する1年前に課題発表という会社の取り組みの中で調べ始めた「南極点」という唯一の地に訪れるという幸運な機会に恵まれました。
多くの期待を胸に一人、成田空港を後にしました。
今回は、デルタ航空に搭乗し、アトランタ乗り継ぎにてチリの首都サンチアゴを目指します。
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朝8:50、サンチアゴに到着です!
この日1日かけて現地手配会社の人との打ち合わせ、サンチアゴ市内のミニ市内観光、ホテル巡りと忙しい1日でした。初めて訪れるチリ、久しぶりのラテンの空気感、見るもの全てが新鮮で、これからの旅の期待感と同調し胸が高鳴ります。スペイン語で“お金”を意味するモネダ宮殿、アルマス広場など訪れました。そして昼食には、シーフードスープをいただきました。この写真は、プンタアレナスのホテルでいただいたシーフードスープの写真ですが、チリは海産物が多く取れることから食事にもシーフードがふんだんに使われています。
そしてとっても美味♪今年のツアーでも是非、皆様にご賞味いただきたいメニューの一つです。この日の宿泊は、グランドハイアット・サンチアゴ。ツアーでもご宿泊いただく予定のホテルで、とても快適なホテルです。 |

モネダ宮殿 |

シーフードスープ |

グランドハイアットサンチアゴ |

快適なくつろげる部屋 |
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サンチアゴを後にし、約3時間でプンタアレナスに到着。プンタアレナスは、スペイン語で“岬の先端”を意味するまさに南端に位置している小さな町です。ホテルに到着するとANI(アドベンチャー・ネットワーク・インターナショナル/南極行きの手配会社)からFAXが届いていました。翌日行われる説明会の案内でした。そして、プンタアレナスに無事着いたことを知らせるため、必ず電話での連絡を入れなければなりません。今回、私からの電話を受けてくれたのは、マーク。毎年ここプンタアレナスで南極行きのお客様のケアをしてくれるスタッフの一人です。翌日の説明会の再確認、レンタル用品の受け取り時間など確認を取ります。プンタアレナスに吹く冷たい風、つまりは南極からの冷たい空気を含んだ風を肌に受けると、いよいよ!という気持ちが強くなります。この日は、少し足を伸ばして、SENO OTWAYのマゼランペンギンの営巣地へ視察に行ってきました。バスに揺られること約1時間。ペンギンが海から戻ってくる夕方に訪れます。体長70センチメートルのマゼランペンギンは、一般的に10月に卵を産み、その後約40日間の抱卵期間に入ります。私が訪れたときは、まだ卵を温めているペンギンの姿も見ることができました。 |

SENO OTWAYのマゼランペンギン1 |

SENO OTWAYのマゼランペンギン2 |
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翌日のパトリオットヒルズ・フライト(南極大陸のベースキャンプ行きのフライト)を控えての説明会が開かれます。今回、一緒にパトリオットヒルズ基地へと向かうメンバーは、アイスマラソン参加者(19名)、南極点行き(9名)、韓国からの地質学調査隊(5名)、チリの観測隊(4名)そして、パトリオットヒルズ基地で働くスタッフという構成。全員が説明会会場に集まり、初めてのお顔合わせの場ともなります。約2時間の中でパトリオットヒルズ基地での生活や注意事項の説明、そして最新の南極大陸(パトリオットヒルズ基地周辺)の気象状況に関しての説明もあります。説明会の途中にコーヒーブレイクもあるので、一緒に行くメンバーとの交流を深めていただくこともできます。私自身もここで一緒に南極点に行くメンバーと仲良くなり、翌日から一緒に観光したり食事をしたり。。。と楽しく過ごすきっかけ作りとなりました。そして、午後からは、ANIスタッフによる服装・荷物チェック、レンタル用品の受け取り、そして荷物の集荷と南極行きを控えての大切な準備時間となります。まずは、服装・荷物チェック!ANIスタッフが直接ホテルの部屋まで来て、一つ一つ南極に持っていく服装のチェックをリストに沿って行います。本当に厳しい!素材から手にとって確認をします。話によると、ここで南極に過ごすにあたって充分な装備がない場合、ダメだしが出て、シッカリした物を新たに購入しなければならなくなるそうです。それも当然です。パトリオットヒルズ基地はマイナスの世界。そして暖房なんてありません。ここで準備をシッカリしなければ、南極で凍えてしまうのです。ちなみに私は、パーフェクトの状況で問題なくクリアです♪それから、もう一つ厳しいチェックが荷物の集荷時に行われます。それは。。。。重量チェック!!一人25キロまでが南極に持ち込むことの出来る重量です。そのため、一つ一つ大きな体重計のようなものに乗せ、一つ一つ重さを量ってOKが出たものが集荷されます。それも当然。南極大陸で過ごすための充分な食料なども積まなければならないため、総重量に限界があるのです。全ては南極において快適に過ごすための厳しいチェックなのです。 |

説明会の様子 |

荷物・服装チェック |

荷物の重量チェック |
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前日の説明会では、パトリオットヒルズ基地までのフライトが予定通り出る場合、朝6:30に連絡が入り、45分後に迎えが来るとのこと。朝5時に起床して南極行きの準備を整えて待機します。時計は6:30を指し、ドキドキしながら電話の前で待ちます。そして6:45、7:00、7:30と時刻は過ぎていきました。
「あ〜、今日は飛ばないのか」と分かる瞬間でもあります。南極行きは全てが天候次第。よって待機を余儀なくされることもあります。そして、まさに今回がそのケース。諦めて服装を普段着に着替え、朝食を食べにホテルのレストランに向かいました。そして、午前10時にANIスタッフから連絡が入り、翌日まで延期が決定的となりました。残念。。。「さて、今日の午後どう過ごそうか?」。プンタアレナスにある博物館を歩いて巡ることにしました。いわゆる市内観光。とっても小さな町なので全て歩いて巡ることができます。19世紀後半のプンタアレナスの全盛期の栄華を後世に伝えるため当時の大富豪ホセ・メネンデスの邸宅を改装して作られた博物館ブラウン・メネンデス博物館、そしてアルマス広場をゆっくり歩きながら観光しました。そして夕方ホテルに戻り、部屋で翌日の準備をしていたところ、電話が鳴りました。「誰だろう?」と思って受話器をあげると一緒に南極行きを目指すアメリカ人MR.フランクからので「今日、これから南極行きメンバーで夕食を取らないか?」というお誘いでした。もちろん即答で「Yes、I’d love to!(もちろん、喜んで行きます!)」
こんな楽しい時間を過ごすことができるのも前日の説明会があり、一緒に南極で過ごすという連帯感があるからです。通常の団体旅行では経験できないような出会いに期待がますます募ります。 |

ブラウン・メネンデス博物館 |

南極点行きメンバーとの夕食 |
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この日も朝5時に起床し、電話の前でスタンバイ。けれども待てど待てど、前日のように電話は鳴りませんでした。「またか。。。」と思い、朝食を済ませ、ホテルのパソコンでオフィスに延期のメールを送っていると
見知った顔がホテルにやってきました。一緒に南極点を目指すメンバーの2人、アメリカからやって来たMR.フランクとMR.シタルでした。延期が決定的になった今、時間もたくさんあることだし、一緒に観光に行かないか?という、お誘いでした。行き先は、Magoalena Islandにあるマゼランペンギンの営巣地。夕方から夜にかけてペンギン達は岸に上がってくるため夕方に集合し出発することに。船に乗ること約2時間、やっと到着です。到着した瞬間、目の前にはマゼランペンギンの群れ、群れ、群れ。先日訪れたSENO OTWAY以上にペンギンの数がたくさん!約120,000羽のペンギンが保護されている自然保護エリアです。 |

ペンギン営巣地到着! |

マゼランペンギンの群れ |

こけしのようなペンギン |
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この日も待機の一日となってしまいました。ANIスタッフからの情報によると南極大陸にあるパトリオットヒルズ周辺は大雪と強風のためブルーアイスと呼ばれる滑走路に雪が積もり離発着できない状況とのこと。南極の天候は本当に変わりやすい。極地に行くということは、本当に大変なこと。こうなったら私たちは天候が快復するのを待つしかありません。明日、改めて全員が集合し説明会が開かれるとのことなので、今日一日はプンタアレナスの現地旅行会社を訪れ観光要素の相談とホテル視察に徹することにしました。そして、町の中心から一番離れたところにあるパタゴニア博物館へ。親切なタクシードライバーのラウルさんとの出会いがありました。パタゴニア博物館の周りはタクシーが少ないからと言って、自ら観光ガイドのように屋外博物館の中を案内してくれました。もちろん彼は英語は話せません。スペイン語と身振り手振りで一生懸命案内してくれました。笑顔がとてもステキなラウルさんに感謝!そしてプンタアレナスにある美しい場所と言って案内してくれたのが、なんと、お墓でした。何だかアルゼンチンのブエノスアイレスにあるレコレータ墓地のような豪華な造りが印象的な墓地でした。アルマス広場でラウルさんと別れ、ビタミン補給と思いスーパーマーケットに行きました。色とりどりのフルーツがたくさん売っています!! |

タクシードライバー |

プンタアレナスのお墓 |

スーパーマーケット |
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13時から再度説明会が開催されました。この日は、数日の気象状況に関しての説明がありました。プンタアレナスのANIで中心的な存在であるピーターによると過去5年ない大きなストームがパトリオットヒルズ基地周辺に停滞しているため今まで出発することができず、そして、これから先3日間も状況が変わらない見込みであるというインフォメーションでした。この段階で月曜まで出発延期が決定。プンタアレナスに来てから1週間の延期が決定したことになります。天候相手では仕方ありません。次のミーティングは日曜の夕方。さて、これからどうしようか。。。と南極行きメンバーと相談。で、挙がった案がパイネ国立公園まで行くことでした。プンタアレナスはパタゴニアと呼ばれる地域の一つ。このパタゴニアは南米のアルゼンチンとチリの中で有名な自然を満喫することのできるエリアの総称です。プンタアレナスから約247キロメートルに位置するプエルトナタレスが拠点となる町で、プエルトナタレスからは約120キロメートルに位置するのがパイネ国立公園です。まずは、説明会が終わってから現地旅行会社に行き、バスで行くことのできる観光ツアーに合流できないか確認したところ、やはりピークシーズン!満席でバスでの観光ツアーに合流することはできませんでした。でも、ここで諦めるわけには行きません。プンタアレナスは本当に小さな町なので、これ以上滞在しても何もすることがないのです。偶然にも南極点行きメンバーの一人、フランクが国際免許証を持っていたのでレンタカーを借り、パイネ国立公園内のホテルだけ手配してもらうことにしました。当日のホテル予約だったため、急遽空いたホテル手配となり、普段は直前ではなかなか手配することが難しいステキなホテルに予約することができました。後から聞いたところ、パイネ国立公園の中でも一番いいホテルだったとか。。。。本当にラッキーでした。この日は、途中のプエルトナタレスで夕食を取り、パイネ国立公園のホテルへと向かいました。他の南極行きメンバーも同じことを考えたのか、プエルトナタレスの町で偶然マラソン参加メンバーと会いました。気軽に声をかけることができるくらい仲良くなっているのが、本当に嬉しく感じる瞬間でした。 |

プエルトナタレスの町でマラソンメンバーと記念写真 |
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パイネ国立公園での終日観光。朝から太陽が顔をのぞかせ本当に気持ちいい天気の中の観光スタートです。レンタカーの良さは、好きなところで車を止めて写真撮影、そしてゆっくりと時間を過ごすことができること。ちなみに今回一緒に観光を楽しんだのは、南極点行きメンバーのMR.フランク、MR.シタル、MRS.パム、MRS.マリー、マラソンメンバーのMR.ソーコング、そして私の6名。パイネ国立公園は、面積1,630平方キロメートルの国立公園。トーレス・デル・パイネと呼ばれる3本の岩峰をはじめ美しい山並みと氷河を楽しむことができる国立公園です。まさにパタゴニアを代表するような自然を楽しむことができる場所です。 |

パイネ国立公園トーレス・デル・パイネ |

一緒に行ったメンバー |

グレイ湖 |
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パイネ国立公園を後にし、プンタアレナスへと戻ってきました。夕方17時からAlmagroホテルにてミーティングです。この日もANIスタッフのピーターから最新の気象状況を踏まえ説明がありました。パイネ国立公園からの移動中、私たちは明日南極へ飛び立てることを切に願いながら、それぞれの南極に対する想いを熱く語っていました。ミーティング会場に着いてからも既に見知ったメンバーで明日に期待を膨らませながら話をしていました。そしてピーターの口からでた言葉は、「今だ強風が吹いているため飛び立つことができない」というもの。もう1週間も待機していることになります。でも仕方ありません。南極行きメンバーと別れ、ホテルに戻ると大きな荷物を持ったグループがレセプション前のソファを陣取っていました。どうやら私たちの後にパトリオットヒルズへ向かう新しいグループのメンバーのよう。ここが厳しいところです。パトリオットヒルズ基地は民間のベースキャンプでテントの数にも限りがあります。そのため私たちが南極へ出発し、帰ってくるまで彼らは飛び立つことができないのです。それだけ限られた人間しか行くことが許されていない特別な場所なのです。その貴重な場所に行くんだという想いが日々募っていきます。
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もう地図なしで歩くことの出来る町、プンタアレナス。滞在中は毎日この町を歩いているので、どこに何があるのかが分かります。日課のように色々なホテルを周り、南極行きメンバーと言葉を交わし、スーパーマーケットに行きフルーツと水を購入し、アルマス広場のベンチに腰かけゆっくりと過ごしました。滞在中は、南極行きメンバーと一緒に食事をとり、たくさん会話することでスッカリ打ち解け、これからの南極での日々も楽しくなることが約束されたようなものでした。 |

ブラウン・メネンデス博物館 |

南極点行きメンバーとの夕食 |
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最後のミーティングになることを切に長いながら午後15時ミーティング会場へと足を運びました。この日もANIのピーターから説明がありました。プンタアレナスでの滞在中は、常にANIスタッフから電話連絡があったり、ミーティングが開かれたり、南極大陸の情報を共有する時間が設けられます。お互いコミュニケーションをとることで最新情報を得ることができ、信頼関係も構築されていきます。そして、この日は今までと異なり嬉しい情報が入ってきました。南極のパトリオットヒルズ周辺の天候が快復してきているため明日出発できる見込みがあるというもの。その瞬間、みんなに笑顔が戻ってきました。プンタアレナスでの滞在が長くなれば長くなるほど南極への想いは強くなり、早く行きたいという気持ちが大きくなります。その願いがやっと明日叶うということで本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。そして、最新の情報と明日のスケジュールに関して18:30過ぎに個々に連絡が入り、明日の早朝出発が決定となりました。いよいよ明日、南極大陸へ。。。
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朝5時過ぎ、ANIスタッフのマークから電話が入り今から45分後に迎えにくるとのこと!その段階で既に南極行きの準備を整えていた私は、ホテルのレセプションにあるパソコンで日本に出発決定の嬉しいメールを送信!すっかり仲良くなったホテルスタッフとかなりのハイテンションで話をしていました。あっという間に45分が過ぎ、時間通りにマークが大型バスで迎えに来てくれました。それからバスは数々のホテルを巡回し、南極行きメンバーを乗せこんで空港へと向かいます。プンタアレナスのホテルで出国審査を終え、いよいよ南極大陸へ移動するため大型ジェット機に乗り込みます。人生初となる貨客混載機の乗り心地は・・・・?面白い経験でした。座席は機体の側面に沿って(電車のように)あるし、コックピットにも自由に出入りすることができるし、航空機移動の常識を覆すような航空機!というところでしょうか。所要時間約4時間30分。大型ジェット機は着陸態勢に入り、ブルーアイスと呼ばれる氷の滑走路に到着!そして、ほとんど窓のない機内に光が差し込みます!!ドアが開き、眩しいばかりの光が一気に差し込んできてサングラスなしでは景色を見ることができないほどです。そして、一気に冷たい空気が入り込みます。そう、ここパトリオットヒルズ基地は南極大陸の内陸に位置しているため、今まで訪れたことのある南極半島より海抜も高く、寒い場所なのです。でもその寒さもマイナス5度くらい。きっとアラスカでのオーロラ観測より温かいはずです。一歩外に足を踏み出すと目の前にはエルスワース山脈の美しい山並みと見渡す限りの白い雪原、そして雲ひとつない青い空が私たちを迎えてくれました。本当に言葉で言い表すのが難しい、どんな言葉でも表現しても十分に言い表すことができないような素晴らしい景色が広がります!是非、ご自身でこの感動を感じていただきたい!と思うような景色です。ブルーアイスからは1kmほどのところに宿泊設備が整うパトリオットヒルズ基地民間ベースキャンプがあります。南極にやってきたという実感を一歩一歩踏みしめながら歩いて行きます。1週間降り積もった雪のため少々歩くのが大変。。。ということで、途中からはちょっとズルをして雪上車に乗って移動してしまいました。メインテント(ミーティング兼食事場所)にてパトリオットヒルズ基地最初の食事をいただき、そのままミーティングが始まります。これから過ごすこととなるパトリオットヒルズ基地の説明及び注意事項、そして今後のスケジュールなどに関して説明があります。それから、各自のテントへ移動し(私は同じ南極点行きメンバーの中国人マリーと一緒のテント)荷物を整理し、夕食前に南極点行きメンバーのお世話をしてくれるアダムのもとパトリオットヒルズ基地内ツアーへと出発です。パトリオットヒルズ基地は南極大陸に唯一ある民間ベースキャンプです。南極の自然環境を守るため独自のシステムを持って運営している場所なので、その特徴・注意などを聞きながら巡っていきます。私たちは短い夏を迎えている南極に訪れています。そのため気象状況としても一番安定している時期です。私が滞在している間は、日中マイナス5℃からマイナス10℃と比較的温かい気温でした。しかしながら暖房は一切ない場所なのでシッカリ着込んで毎日過ごすこととなります。そして、テントで寝るときもたくさん着込んで寝袋に入って休みます。これぞまさにアドベンチャー旅行ということで、初めての体験ながら楽しむことができました。 |

大型ジェット機機内の様子 |

コックピット内の様子 |

南極大陸ブルーアイス |

パトリオットヒルズ基地 |

太田が泊まったテント |

南極点行きメンバー |
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パトリオットヒルズ基地の一日は、朝9:30からのミーティングから始まります。その日の気象状況とスケジュールに関しての説明があるのです。この日は、あいにく南極点上空の風が強くパトリオットヒルズ基地滞在となりました。でもまだパトリオットヒルズ基地2日目。周りは見渡す限りの雪原と美しい山並み。その美しい南極の景色を見ているだけでも満喫できるのが、ここパトリオットヒルズ基地です。南極半島クルーズでは、上陸時間60分、歩く場所も決められているという非常に限られたものです。でもここは、24時間、南極大陸滞在。これ以上のものはありません。南極の景色を目で楽しみ、風の音に耳を澄ませ、南極の空気を肌で感じる、一番の南極体験です。この日は、天気も良かったことから近くのチリの基地(といっても今は使われていない)までクロスカントリースキーを楽しみながら遠出するアクティビティがありました。約2時間のクロスカントリースキー体験でしたが、専属スタッフのアダムの説明つきでとても楽しいひとときでした。そして、夕食後は、あるメンバーの応援に繰り出しました!それは、アイスマラソンに参加しているウィリアムの応援です。アイスマラソンの本番は、翌日開催されます。でも、ウィリアムだけは、その前日にあたる19日、一人ブルーアイス上で行われました。というのは、ウィリアムは車椅子ランナーなのです。一人42キロ、ブルーアイス上を往復することで走破するのです。そして、彼は42キロ完走を遂げました!!私たちも後を追いながら一緒に走りました。彼のひたむきさと頑張りにたくさんの勇気をもらった一日でした。 |

クロスカントリースキー |

車椅子ランナー ウィリアム |

ウィリアムと記念写真 |
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この日は、あいにくの雪空。。。ということで、南極点行きは見送りとなりました。この日の気温はマイナス10℃。その寒さの中、朝7時アイスマラソンのスタートとなりました!プンタアレナス滞在中も共に声をかわし、一緒にパイネ国立公園まで行く仲だったため、もちろん私たち南極点行きメンバーも早起きし、スタートに立ち会いました!この寒い中(しかも雪も降っている中)マラソンに挑む19名がスタートラインに立ちます。ここからは、寒さと自己への挑戦の42キロです。私たち南極点行きメンバーは、ランナーたちの応援と準備・設営のお手伝いをして一日を過ごしました。19名中1名(フランスからのランナー、70歳を超える人)がリタイアとなりましたが、他18名は42キロを完走!そして驚くことには、うち2名が100キロマラソンに挑戦したのです!そしてその2人のうち1人は女性ランナーのスーザン!42キロ完走するのも大変なのに彼女は100キロに挑戦したのです!朝7時にスタートし、翌朝5時過ぎにゴール!!約22時間南極という究極の地を走り続けたのだから本当に驚きです。彼女を含め、全てのランナーの精神力の強さにまたまた勇気付けられました。 |

スタートラインに立つランナーたち |

42キロ走破!! |
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この日は、きれいに晴れ渡っていたのですが南極点行きは見送りとなりました。ゆっくり南極を満喫する一日です。パトリオットヒルズ基地では、多くの研究者や様々な経験をしてきた人たちが一緒に過ごすことになるので彼らと話をすることが、本当に貴重な経験となります。セルフサービスでいただけるコーヒーや紅茶に時にはクッキーをつけて会話を楽しむのも、ここパトリオットヒルズでの過ごし方となります。そして、レクチャーもあります。今回聞いたレクチャーの中でも面白かったのは、やはり南極点を控えていたということもあり探険家スコットやシャクルトンの話、そして南極海域の海中生物の話でした。南極という場所で聞くからこそ、かつての探検家たちの苦難の日々が実感できるところもたくさんあります。 |

レクチャーの様子 |

テントの中の様子 |
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いよいよ、南緯90度南極点を目指すことになりました!!南極点まではツインオッターと呼ばれるスキー装着型の双発機に乗って約6時間、途中Theil Mountains(シールマウンテン)にて給油休憩を経て到着となります!10:20にパトリオットヒルズ基地を出発し、16:00に南極点に到着しました!!南極点にはアメリカのアムンゼン・スコット基地があり、その内部を見学することができます。早速、基地職員の方がツインオッターまで迎えに来てくれ、基地内へと案内してくれます。そして、基地の時計を見ると23日朝8時。そう、ここはニュージーランド時間を採用しているため時計の針を進めなければなりません。。。ここがちょっと複雑なところです。クリスマス休暇中ということもあり、本来は休日であるところを職員の方々は快く私たちを迎え入れてくれ、普段は中に入れないような研究ラボなどに案内してくれます。地球環境の変化が問題視されている今日、その最前線で活躍されている方々の研究施設を見学できることは、この南極点訪問の醍醐味の一つであります。そして、ここアムンゼン・スコット基地には私たちの大好きな売店もあるので、南極点グッズをお土産物に購入することができます。これも旅行の楽しみの一つですよね。そして、基地内を見学した後、いよいよ南極点を示す唯一の地点での記念撮影!ここには、南極条約に調印している12カ国の国旗、もちろん日本の国旗も翻っています。かつて南極探検の歴史が最盛期だった頃、犬ぞりと人の足だけでこの南極点を目指し、多くの探検家たちが命を落としています。今は、あっという間に移動することができますが、かつての探検家たちの苦難に思いを馳せると、とても感慨深い想いがこみ上げてきます。南極という地は、今の地球環境を考える上で欠かすことのできない地となっています。この南極という地に、ましてや南極点という地球上にある唯一の地点に私自身の足で立ってみると、これから先の未来、私に何ができるのか?何をしなければいけないのか?という大きな想いがこみ上げてきます。貴重な体験であり、とても考えさせられる一日となりました。南極点から戻り、パトリオットヒルズ基地に到着すると時間は深夜1時を回っています。そんな夜更けにもかかわらず、パトリオットヒルズ基地で働くスタッフたちは私たちのことを待っていてくれ、南極点到達をお祝いするためのスペシャルディナーがシャンパン付で用意されています。パイロットの方々やスタッフの方々と過ごす最後の晩餐です。南極点に到達したという高揚感から会話は弾み、とても楽しいひとときを過ごすことができました。 |

ツインオッター |

Thiel Mountains周辺の景色 |

アムンゼン・スコット基地 |

基地内の案内 |

南極点到達! |

南極点行きメンバーと |
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南極大陸の滞在を終え、いよいよパトリオットヒルズ基地を出発することになりました。この日は、3日前にパトリオットヒルズに来たビンソンマシフ(南極大陸最高峰の山)登頂を目指す登山家達を見送った後の出発となりました。パトリオットヒルズでの生活は、南極半島クルーズ以上に南極を体感できる場所でした。そして、一緒に過ごす人たちとの交流の日々が通常の団体行動では体験できない貴重なものとなりました。パトリオットヒルズ基地からプンタアレナスまでの機内、今まで過ごした日々を思い返し、本当に貴重な体験の連続だったと感じました。私自身の中で消化できないくらい大きな想いが生まれた場所だったので上手く言葉で言い表すことができません。きっと、これからの生活の中で徐々に言葉が見つかり、徐々に生活の中で根付いていくものなのかもしれません。そんな想いを胸にプンタアレナスへと戻ってきました。今までプンタアレナスで滞在していたホテルに戻ると同じ顔ぶれのスタッフが迎え入れてくれ、我が家に戻ってきたような懐かしい気持ちになりました。ホテルに到着し、ゆっくりシャワーを浴びてベッドに入りたいところでしたが、ここからは、帰国のためのチケット変更に奮闘することとなりました。
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| 19〜21日目 |
12月24日(月)、25日(火)、26日(水) |
お世話になったプンタアレナスのホテルを後にし、いよいよ帰国の途に。。。
サンチアゴ、アトランタと飛行機を乗り継ぎ、26日午後、成田空港に到着しました! |